2018年06月20日

駅ナカ書店と文庫

昨晩は品川で完全リタイヤ
を迎えた仕事仲間の慰労会。  


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少し早めに品川に着いたの
駅ナカ書店で時間を調整。
まずは、最近動向としての
ベストセラー確認。駅ナカ
と駅ソトでは売筋が異なる
とも聞くがまずは確認から。

 
文庫分野で佐伯泰英「空也
十番勝負」
の新刊「四番勝
負・異郷のぞみし」
が2位  
にランクインしている。相
変わらず佐伯時代小説強し。


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しかも「文庫」の分野で取
り扱われるのだから佐伯さ  
んも苦笑しきりではないか。
佐伯氏は、いくら挑んでも
「版を重ね多数の人の厳し
い目に晒され評価されやが
て文庫本に収められる作品」
を書けなかった作家だ。
    
作家として生き残る道は官
能小説か時代小説かという  
所まで追い込まれ、最後に
選択した時代小説で日の目
を見た。その代わり、自身
を職人作家と割り切り凄ま
じい勢いで佐伯時代小説を
「文庫の 書き下ろし」な
るスタイルで書きまくった。
   
それらはバブル後の日本経
済低迷に自信をなくした企
業戦士を癒すがごとく愛さ
れ読まれ、いずれのシリー
ズも爆発的な売り上げを記
録し、いつの間にか時代小
説の大家になった作家だ。
    
口の悪い書評家は低級本の
粗製乱造大家と揶揄するが、
低調な出版業界の中にあっ
て「文庫書き下ろし」なる
販促スタイルを生み出し読
者と出版社両者に大きく寄
与したと言われる。その実、
私の通勤読書の友は佐伯泰
英の密命シリーズだった。

    
そういう佐伯氏の経歴を踏
まえれば、所謂「文庫」と
いう作家にとっての一種の
勲章を断念して書く佐伯時
代小説が「文庫」というジ
ャンルに並ぶという奇妙さ
はどうしたものだろうか。
むしろ「文芸」の方が似合
っているようにも思うが?
   
もう今は形サイズが文庫本
ならなんでも文庫というの
かもしれない。専門家であ
るはずの書店でさえ「文庫」
の定義や選定根拠があいま
いになっているのかもしれ
ない?因みにbook express
のジャンルはビジネス・新
書・文芸・文庫であった。
   

さて、私はと言えば店内を
一通りウオッチングして三
冊購入。もちろん佐伯氏の
空也十番勝負に加え、先般
アマゾンで品切れだった「
未来の年表」と「未来の中 
国年表
」を合わせて購入。

「未来年表」は第2巻が発
売されていたが原点の1巻
を購入。いずれにしても楽
しい本ではないが、やはり
この国の行く末という意味
でずっと気になっていた本
だし、今後良くも悪くも更
に相互に影響度が高まるで
あろう隣国中国の未来年表
を合わせて購入した。


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いつも本は最寄りの啓文堂
で買うので book express
の本カバーが妙に新鮮に感
じる。…(閑話)




■関連情報
 ▼佐伯泰英・密命のMyBlog総集編(MyBlog 2012/10/12)
 ▼佐伯泰英・空也十番勝負 青春篇(MyBlog 2017/1/14)
 ▼声なき蝉・空也十番勝負 読後感(MyBlog 2017/2/2)
 ▼佐伯泰英・ウェブサイト(公式サイト)
 ▼佐伯泰英・密命(公式サイト)
 ▼佐伯泰英・空也十番勝負(公式サイト)


  
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2018年02月10日

日本初の喫茶店名は可否茶館

南蛮茶館
今年初めての利用。
場所は京王線千歳烏山駅近く。
どこか名前に昭和の趣が漂う。
   

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それはさておき
   


今から130年前の1888年(明治21年)
東京下谷に開店した日本初の喫茶店
の名前は「珈琲茶館」でも「南蛮茶
館」でもなく、「可否茶館」だった
そうだ。「珈琲」でなく「可否」と
したのは、「ここで忌憚なく物事の
可否を論じ合われよ
」との意をこめ
た当て字だとされる。
   


我が国初の喫茶店は、単に珈琲を出
すだけでなく国内外の新聞や雑誌を
そろえ、知的で自由な談論風発の場
を提供する洋館だったそうだ。
たかが「珈琲」☕︎されど「可否」☕️
文明開化に目覚めた直後の日本人の
健全な意気軒昂さが見て👀とれる。
    
  

そして130年経った現在の日本人が
産み出した喫茶店はその名も世界に
轟く「メイド喫茶」である。その場
を演じる女児に眺める男児。そのお
ぞましき光景は朽ち果てようとする
日本本来の文化の表徴かもしれない。
...(閑話)



■関連情報
 ▼可否茶館とスターバックス(MyBlog 忙中閑話)
 ▼倉敷珈琲物語(公式サイト)


倉敷珈琲物語の第26話-27話に「日本で最初の喫茶店」ならびに「可否茶館-日本最初の本格的珈琲茶店」が蘊蓄深く語られています。参照させていただきました。

  
  
  
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posted by 不惑永遠 at 19:16| 東京 ☀| Comment(0) | 珈琲小話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月07日

立春大吉

立春と聞くと、昨日と変らぬ日差し
にも、かすかな春の兆しを感じるの
は、気のせいであろうか。立春過ぎ
なば春遠からじ。立春に目覚めた春
は刻一刻・日一日その兆しを増して
くることだろう。以下はネットから
選ばして頂いた著名俳人の立春の句。
    
       
雨の中に 立春大吉の 光あり  (高浜虚子)
春立つと 古き言葉の 韻よし  (後藤夜半)
春立ちて まだ九日の 野山哉  (松尾芭蕉)
春立といふより見ゆる 壁の穴  (小林一茶)
大和路や 春立つ山の 雲かすみ (飯田蛇笏)
   
注:韻は「ひびき」と読ます。
   
  
立春大吉

IMG_3525 - バージョン 2.jpg


 春立つや 表裏違わぬ 大吉哉 (へのへの
                   も
                   へ )
...(閑話)
  
  
  
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2018年01月31日

夢枕獏原作「空海」封切り間近

今また「空海」が脚光を浴びつつあるようだ。

空海_1.jpg


ほかでもない日中の合作映画「空海」である。
原作は夢枕獏「沙門空海唐の国にて鬼と宴す
監督は中国の巨匠 陳凱歌(チェンカイコー)。
正確に映画の題名を言うと中国版は「妖猫传」
日本名は「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」だ。

    

先日行われた日本プレミアで陳監督は「10年
前に初めて小説を読み、6年をかけて唐の都を
再建し、5カ月かけて撮影し1年のポストプロ
ダクションを経てやっと完成した」と述べて
いる。なんと悠久なるや。監督は原作を咀嚼
し尽くした自分の作品だという自信と原作者
への熱いオマージュを表明したのであろう。
      

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中国では既に昨年末に封切られていてタイト
ル「妖猫传」としてなかなかの人気だそうだ。
国内はまもなく2月24日封切り予定である。



空海_映画.jpg OprZ-fypyuva9063117.jpg     

   

そんなことで、
   
    

これまで夢枕獏の作品は読んだことがなかっ
たのだが、この際なので、映画の原作となる
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」4巻を徳間
文庫版でなく角川文庫版で買ってみた。


IMG_5555.JPG IMG_5556.JPG
   
  

 
空海好きの私としては映画の前に夢枕獏の描
く空海に同行して唐の時代を旅をしてみたい
のだが、この作品はそんな空海の歴史ドキュ
メント的な物語というよりは「呪術や妖怪」
の物語だということを小説の始まり第1巻の
1頁(序の巻)に宣言しているように思える。
気に入らなければここでさよならすれば良い。


GoogleEarth_空海入唐経路_5F.jpg

    
    
しかし、それが悪いということではない。1
章100頁余を読んだ感じでは、実在の天才
をとりまく史実的描写をたどりながら同時に
伝奇的アミューズメントな物語として軽く楽
しみながら読むのがいいのではないかと思う。
      
    
4巻約2,000頁、少し気の遠くなりそうな
ページ数だが、さて空海に連れられ唐の時代
を旅してみよう。(閑話)
   



■関連情報
 ▼映画「空海」(公式サイト)
 ▼著者インタビュー夢枕獏「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」(楽天ブックス)

  
  
  
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2018年01月19日

ドームに轟け新居浜太鼓台

ひと様より1週間遅れの仕事始め。
今期は1週間に3日の非常勤勤務。
結構、気楽そうに聞こえるかもし
れないが人様の前でしゃべるとい
うことに楽はない。やればやる程
準備に追われて苦しみのどつぼに
陥ってしまう?まー、そこまでは
いかないものの準備には時間を使
う。。それもまたよし!
   

閑話1 久しぶりの快挙?
         
本はそれなりに買っているのだが、
最近は一気に読み切ることが少な
くなってきていて、時間とともに
当初の意気込みが薄れ机の上や脇
に積ん読していることが多くなっ
てきたような気がしないでもない。

そんな中、昨日は久しぶりの快挙!
半日で文庫1冊300頁余を読破!

一気に物事が片付くというのは実
に爽快で気持ちが良い。気軽にし
かも物語の展開を貪るように読み
進むことができる時代小説に感謝!


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佐伯泰英・空也十番勝負(二番勝
負:恨み残さじ)次は3番勝負へ!
   
   
  
閑話2 ドームに新居浜太鼓台見参!
     
今、東京ドームで「ふるさとの祭り
東京2018
」が行われている。キャッ
チコピーは「日本の元気とうまいが
集う大祭典!」だ。残りあと3日。
正月明けに”祭り”と言われてもとい
う気がしないでもないが今年で10
回目を迎えるらしい。


ふるさと祭り_2018_1.jpg
   
    
北は青森ねぶた祭りに五所川原立佞
武多から秋田の傘燈まつり、南は高
知のよさこい祭に沖縄のエイサー祭
全国的に知名度の高い祭が20参画
しているが、この中の一つに私の故
郷・新居浜市の「太鼓台祭」が初参
加している。 


ふるさと祭り_2018_5.jpg
新居浜祭り_5.jpg
新居浜_秋祭り_1.jpg

   
かのねぶたと競うって素晴らしいで
はないか。市政80周年ということ
で市が頑張ったのか?太鼓台自体の
豪勢さに白羽の矢が立ったのか?今
ひとつ定かではないが、ドームに太
鼓台の音を轟かせて暴れて欲しいも
のだ。

今日から三日間太鼓台が出演するの
で、東京近郊にお住いの新居浜出身
の方で時間の都合のつく方は後楽園
ドームへ!一昨日FBで話題になった
”エビ天”も物産店で販売しているよう
です!詳細は以下参照してください。




■関連情報
 ▼ふるさとの祭東京2018(公式HP)
 ▼同(ステージプログラム)(公式HP)
 ▼NPO法人さしあげプロジェクト(公式HP)

  
  
  
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2017年12月10日

忖度・インスタ・官僚の一分

今朝は曇天に陽光なく冷える重苦しい
一日になりそう。
     
日々目にする甲州街道の街路樹もほぼ
葉を落とし黒い幹枝と変わり果て見る
目にも寒々とした冬の佇まいとなった。


甲州街道_春1S.jpg

甲州街道_秋1S.jpg
  
  

ところで
   
  
先週、今年の世相を表徴する 2017 年
新語・流行語年間大賞
が発表され大賞
には「インスタ映え」と「忖度」2語
が選ばれた。
   
私的には「⚪️⚪️ファースト」が面白
いと思ったが、小池さんは最後に画竜
点睛を欠いた。過信にも我流となり結
果的に「わたしファースト」と見做さ
れた。時の人も一皮むけば臥龍に非ず。
  
  
それはさておき、
   
   
実は、私の造語「官僚の一分」がグー
グル検索でトップ(1位/415,000件)
を獲得した。
   
前川前事務次官が登場しモリカケ問題
が一段とヒートアップした6月初に書
いた「武士の一分と官僚の一分」(My
Blog記事)がネット上で読まれていて
「官僚の一分」が一つの言葉として成
立(?)したかのようだ。
   
    
▼Googleキーワード検索
 ▼「官僚の一分」(1位/415,000件)
 ▼「別子太平記」(21位/244,000件)
 ▼「塩野七生 日本人へW」(19位/327,000件)
   
 
0 FB_官僚の一分.jpg




まー、手慰みのようなことを書いても
詮無い話なのだが、その実、駄話閑話
の類とは言えネットに書き記した文章
がGoogleやYahooの検索によって多く
の人の目に晒され、結果として上位に
ランクされることは悪い気がしない。
それこそGoogle検索の「忖度」に感謝
しなければならないのかもしれない。(´Д` )
...(閑話)



■関連情報
 ▼武士の一分と官僚の一分(My Blog)
 ▼井川香四郎・別子太平記 読後感(My Blog)
 ▼塩野七生・日本人へW(My Blog)

  
  
  
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posted by 不惑永遠 at 22:31| 東京 ☀| Comment(0) | 社会・政経 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月19日

文藝春秋 2018年の論点100

年の瀬と言うには早すぎるのだが、
決まってこの時期になると年の瀬
を認識する一種のルーティンの様
に繰り返す癖がある。
   



たわいのないものばかしだがスタ

バのクリスマスブレンド購入が始
まりで、次に文藝春秋の「日本の

論点
」→現在は改題され長くなっ
た「文藝春秋オピニオン 201X年

の論点100
」が続く。。
 


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この本、文藝春秋から11月に発売
される年刊誌。1994年から継続購
入していたのだが、2010年中国に
転じて購入が途絶えた。販売時期
の年末年始に国内に居なかったの
がその理由だ。


日本の論点_22.jpg
日本の論点_11.jpg



帰国した一昨年末には本屋を当た
ってみると、大前研一の日本の論
点とか日本経済新聞社の日本の論
点が見つかったが、本家本元の文
藝春秋版は見つからなかった。だ
から、てっきり20年近く続いた文
藝春秋版は廃刊になり、有名ブラ
ンド”日本の論点”を他社が引き取
り、新たな2世代目日本の論点が
始まったものと勘違いしていた。


しかし、ある時ひょんなことで文
藝春秋版に再会した。この本を特
徴づけていた分厚さと赤と黒の背
表紙が青地表紙のスリム版に姿を
変え、タイトルも「日本の論点」
から「文藝春秋オピニオン 201x
年の論点」に変わっていた。何か
あったのだろうか?2013年版から
変わったようだ。タイトルや装丁
が以前に比べてどこか遠慮気味に
感じる。


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そんなことで、毎年立冬を過ぎた
頃に本屋に並ぶ「日本の論点:文
藝春秋オピニオンの201X年の論点
100」の購入&積読 を続けている。



IMG_2571.JPG    




昨晩、最寄の本屋で買った「2018
年の論点100
」版は、表紙の色が
水色からピンクに変わっているが、
なぜピンクなのかその理由が分か
らない。ピンク色は進出色・温暖
色・柔軟色・軽量色といったイメ
ージ効果を持ち、柔らかい優しい
印象は、心や体に満ち足りた気分
をもたらしてくれる色とされる。
 
    


来る年がそんな年であれば良いが。

...(閑話)




■関連情報
 ▼日本の論点(Wikipedia)
 ▼文藝春秋オピニオン 2018年の論点100(文藝春秋公式サイト)
 ▼出てきた『日本の論点』(My Blog)


  
  
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2017年11月16日

安倍仲麻呂・渡唐1300年記念

先日、
「歴史の駅シンポジウム」
安倍仲麻呂・遣唐使
〜日本と中国のかけはし〜
を聞きに行ってきました。
   

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今年は、日中国交正常化45周年、
安倍仲麻呂・渡唐1300年記念。
日常ではあまり目に付きませんが
民間レベルでは地道な両国友好促
進が続いているようにも思います。
    
 
天の原ふりさけ見れば春日なる 
    三笠の山に出でし月かも

      
結局、帰国することができず中国
に骨を埋めた仲麻呂ですが玄宗や
楊貴妃、さらに李白、王維らとも
交わった中国での生活を日中両国
の学者2名の基調講演と作家・夢
枕獏氏を交えた鼎談を通じて興味
深く聞かせていただきました。


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後半は、文化とスポーツの交流と
して、日中の古琵琶、石笛、古筝、
二胡、武術太極拳などの演舞をと
てもめずらしく鑑賞しました。


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そういえば、  


二年前に冬の角館に行った折、雪
をかき分けた道脇のお菓子屋さん
の店名が『唐土庵(もろこし)』
と書かれているのを見て、雪深い
東北の一隅にまで『唐土』が根付
いていることに驚いたものでした。


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そんな『唐土』の話をしていると
北京大学の院で日本語を勉強して
いる学生から「源氏物語を中心と
した平安時代の物語の中に如何に
唐土文化が根付いているか」を逆
分析して書いた書籍「唐土」が送
られてきた。その書籍「唐土」が
つい先月、今年度の孙平化日本学
学术奖励基金の金賞を受賞したよ
うです。


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昨日の私にとっての最大の成果は、
同じ遣唐使でも最も興味がある「
空海」が『さらば、我が愛/覇王別
姫』などで知られる中国の有名監
督・陳凱歌メガホンで映画化され、
来年2月末にロードショウ公開さ
れるということでした。


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空海が現在の中国において映画テ
ーマとして成立するのだろうか?
知っている人などいないのでは?
あるいは情報規制の犠牲になるの
では?などなどと興味深い。映画
「空海」については公式サイトを
リンクするので参照してください。
…(閑話)




■関連情報
 ▼映画「空海-KU KAI-」(公式サイト)
 ▼NPO法人 歴史の駅(公式サイト)


  
  
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2017年10月29日

塩野七生・日本人へ W

台風による雨は非情にも二度まで
も多摩川の花火大会を中止にした。
台風が直撃した夏の大会を二ヶ月
も順延し心待ちした調布市初めと
する関係者の気持ちは如何許りか。



それはさておき、



IMG_2113.JPG 昨夕は雨の中を最寄りの本屋まで足を運んだ甲斐があった。塩野七生の「日本人へ W」と佐伯泰英の「空也十番勝負:恨み残さじ」を見て即購入。素晴らしい贈物を得た。この二人の作家には現役時代の通勤読書でことのほかお世話になった。塩野氏の「ローマ人の物語」と佐伯氏の時代小説「密命」は発売が待ち遠しく感じられたものだった。そんな両作家も年齢は80前後にさしかかっているのではないかと思うが、従来通りの執筆を続けられているのが慶ばしい。



 ところで、昨晩買ったばかしでまだ読み終えていないのだが、ここでは塩野七生の「日本人へ W:逆襲される文明」について少し触れてみる。この「日本人へ」はこれまで4巻発行されている。また、これらのシリーズの始まる前の2008年10月に「ローマから日本が見える」が発行されている。


【日本人へ】
(1)国家と歴史:2010年5月
(2)リーダー篇:2010年6月
(3)危機からの脱出篇:2013年10月
(4)逆襲される文明:2017年10月


ローマから日本が見えるB1 日本人へ_2 日本人へ_1.jpg IMG_20171029_0004.jpg



 塩野氏がライフワークの「ローマ人の物語」を執筆する中で、遠くイタリアから日本を望み、氏の探求テーマであるローマに照らした日本社会への演繹的な叱咤激励は、2008年頃から始まったものと思われる。とは言え、さすがの塩野氏をしても最初は「ローマから日本が見える」と控えめであったのが、どうにもならぬ日本政情の体たらくぶりを見て「日本人へ」に変わって行ったのではないだろうか。


 発刊時期については、おそらく出版社と頃合いを見計らっているのだろうが、日本の政情が混迷すると発行をぶつけてくるように思われる。「ローマから日本が見える」が発刊された2008年は、福田首相が内閣を総辞職した年であり、2010年の「日本へ T」は、自民党から民主党に政権が移行した頃である。更に2013年は、再び政権が自民党に戻った頃だ。そして今回である。



 まだ一部拾い読みした程度なので、感想的なものを書く前に内容の構成をということで、目次を引用させていただく。


目次

-T-
・国産できた半世紀
・イタリアの悲劇
・帰国してみて
・なぜ、ドイツはイタリアに勝てないのか
・ユーモアの効用
・三十代首相はイタリアを救えるか
・プーチンXオバマ
・政治とおカネの不思議な関係
・ヨーロッパ人のホンネ
・ある出版人の死
・女たちへ
・この夏を忘れさせてくれた一冊の本
・朝日新聞叩きを超えて
・日本人の意外なユーモア
・中国に行ってきた
・脱・樹を見て森を見ず、の勧め

-U-
・一神教と多神教
・ローマに向けて進軍中
・テロという戦争への対策
・地中海が大変なことになっている
・イイ子主義と一般人の想い
・悲喜劇のEU
・なぜ、ドイツ人は嫌われるのか
・イタリアの若き首相
・残暑の憂鬱
・今必要とされるのは、英語力より柔軟力
・イスラム世界との対話は可能か
・一多神教徒のつぶやき
・消費税も頭の使いよう
・誰にでもできる「おもてなし」
・考え方しだいで容易にできる「おもてなし」
・四国を日本のフロリダに

-V-
・「保育園落ちた日本死ね」を知って
・EU政治指導者たちの能力を問う
・ローマ帝国も絶望した「難問」
・両陛下のために、皇族と国民ができること
・「会社人間」から「コンビニ人間」へ?
・著者のこだわり
・帰国中に考えたことのいくつか
・若き改革者の挫折
・トランプを聞きながら
・負けないための「知恵」
・背景、橋田壽賀子様
・がんばり過ぎる女たちへ
・見ているだけで美しい
・ドイツ統一の真の功労者
・政治の仕事は危機の克服



PS.塩野氏のエッセイの醍醐味は、相手が誰であれ全く物怖じしない語り口ではないかと思う。ローマを極める過程で、人間が執り行う政治(広く営み全般)はローマに全てあると悟ったのではないだろうか。だから、ローマから現代に演繹した確信に満ちた格調高い説法は、独特なローマ色をして読者に心地よく響くのではなかろうか。読者は塩野教の信者かもしれない。(閑話)




■関連情報
 ▼塩野七生・ローマから日本が見える(My Blog 2008/10/13)
 ▼塩野七生・日本人へ リーダー篇(My Blog 2010/6/5)
 ▼佐伯泰英・空也十番勝負 読後感(My Blog 2017/2/2)
 ▼佐伯泰英・空也十番勝負 青春編(My Blog 2017/1/14)


  
  
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2017年10月26日

井川香四郎・別子太平記 読後感

今晩は!
騒いだ割にはあっけなく駆け抜けた台風。
この台風の長雨を利用して読みかけてい
た故郷の物語「別子太平記」を読終えた。


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ついでのことに、柄でもなく感想文を書
こうと思ったが、ネットで見つけた雨宮
由希夫氏の書評が素晴らしいので軟弱に
も早々と諦め引用することに切り替えた。
雨宮氏は歴史時代作家クラブ賞の選考委
員なども務められている書評家のようだ。




 (序)物語を始めるにあたり、新居(新居浜)は秀吉の長曽我部討伐の最前線として登場する。秀吉側大軍に対し金子城を拠点に新居を守るは秀吉が最も恐れた武将・金子肥後守元宅。しかし、多勢に無勢。落城滅亡は時間の問題。討ち死に覚悟の総攻撃を前に肥後守は3人の若武者に滅びゆく家門と故郷の再興を託して生き延びさせる。この際、兜の家紋・三蜻蛉紋を三つに割り各自に持たせる。少し里見八犬伝を連想するが、この三人(or後裔)が物語の進展と共に「家門と新居の再興」に関わり登場してくるのであろう。これが一章である。



別子銅山_2.jpg いうまでもなく、別子銅山は愛媛県宇摩郡別子山村から新居浜市にかけて存在した日本の代表的銅山である。本作は3部10章の構成で、戦国末期、元禄、そして幕末明治の3時代をクローズアップして別子銅山の「通史」を描いた歴史小説である。




IMG_9799.JPG 物語の舞台は故郷。まさにそこに生まれ育った訳だが、体系的に銅山の歴史文化を学ぶことなどなくて、その知識は見事なまでの点・点・点。この連続性のない点群を紡いだ歴史小説として別子銅山の通史を誕生させたことに意義があると思う。誰にも増して市政80周年を迎えた新居浜市の人々への贈り物だと思う。...(閑話)




関連情報
 ▼書評『別子太平記 愛媛新居浜 別子銅山物語』(歴史時代作家クラブ公式ブログ)
 ▼新居浜市の概要(Weblio辞書)
 ▼マイントピア別子(Wikipedia)
 ▼別子銅山記念館公式サイト
 ▼あかがねミュージアム公式サイト
 


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達磨50% 忙中閑話。。 閑話。。。
posted by 不惑永遠 at 00:06| 東京 ☁| Comment(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする