2009年04月26日

佐伯泰英 『難航』読んで

雨上がりの日曜早朝
愛犬とともに早朝散歩へ
甲州街道の街路樹の緑が朝日に透けて清々しい
ミニダックスロングの愛犬は胸下当りの毛をま
だ水溜りが残る路面に濡らしながらついてくる
ドッグイヤー77歳確かに先へ先へは減ってきた
触れる光空気景色を感じるゆとりをようやく持
ち直したが4月は先週末まで寝るのも忘れ打ち
込んだ。良くも悪くも職人的かもしれないがや
ることはやった。気分は雨上がりの青空かな?



四葉のクローバー_1.jpg




そんな中、


唯一、頭の思考を異次元に導いてくれた楽しみは。。。

そう、我らがサラリーマン通勤読書の神様(ということにする)佐伯泰英の『難航』だった。まさに難航する小生のお仕事を見透かしたかのように、そこに交代寄合伊那衆異聞シリーズ10巻『難航』をぶつけてきた(主客転倒許されたく)。小生は『密命』一筋のファンなのだが、半年に1冊は待ちくたびれて、最近は伊那衆異聞シリーズに浮気をして同時並行的に読むことになってしまった。


10巻『難航』は、主人公座光寺藤之助為清、玲奈、文乃、光忠など藤之助に近い人物にはじまり、巻毎に登場する個性的な刺客、亜米利加総領事のハリス、バッテン卿などの異人、更には江戸幕府側の堀田正睦、井伊直弼まで登場する幕末の日米通商条約交渉下の下田を舞台としている。

交代寄合_難航_1.jpg通勤読書用に買った本は何冊も机の右に積み上がっていて、朝の瞬間の気分でとっかえてみることもあるのだが、この四月はどれも受けつけず、途中で嫌気がさして中断になる中、唯一前へ前へと時間を忘れ読み進むことができたのが佐伯氏の時代小説『難航』だ。こむづかしい理屈や作法や論理や事実データなど理解しながら読むに耐えない小生の心理状況に最大限マッチしていたのが『難航』である。ひょっとすると難航する小生のお仕事のゴールに向けた苦闘をいつの間にか同じ『難航』の藤之助の戦いに置き換えて無意識のうちに気を休めていたのかもしれない。


ところで、電車の中で読んでいてオヤッ!と思ったところを後で分かるようにページの端っこを折り返しているが、少し挙げて見ると。。

239頁:《「いかにもさようだ。ために百枚の一ドル銀貨は三百枚の一分銀と交換される。小判なれば七十五両と洋銀百ドルが等価だ」「はい」「じゃが、香港では七十五枚の小判を持ち込めば、未だ三百ドルの銀貨と替えられる。それを長崎に持ち帰れば、二百二十五両と交換される仕組みじゃな」「長崎商人は。。略。。相場差益で儲けておられるので」。。》

249頁:《「ともあれ素人外交官のタウンゼント・ハリスと阿蘭陀生まれの青年ヒュースケンの二人が江戸幕府に突き付けた要求は、幕府をきりきり舞にさせていた。それだけに孤軍奮闘するハリスの神経の遣い方は尋常ではあるまいと推測した。「外交とは国の威信をかけた戦」》

300頁:《藤之助の体が虚空に飛んだ。レイナ号上から一隻の小舟に飛び移るや、同情していた斬込隊の面々を、あっという間もなく小舟から海面へと叩き落とした。さらに二隻目、三隻目に飛び移り、躍りかかった藤之助の早業に太刀打ちできた者は一人としていなかった》。。。。

334頁」《「無」の境地に没入して、陽炎源水の動きに合わせていた。。。》以下決闘の情景。。。

など。。ほかにも一杯面白いところがあるのだが、前二つは現下の経済不況に見事に焦点を当てているところが素晴らしい。偶然なのか書下ろしという速さをして筆者が狙い定めているのか定かではないが、商いの原点、為替差損に泣き笑い、生き死にするかの日本企業、ハリスの下田奉行との交渉に「外交とは国の威信をかけた戦」と目覚める藤之助。ジャストインなタイムリーヒット。いいですね。。

昨日の読売新聞一面トップ記事には『中国のITセキュリティ強制認証制度の強硬施行』が報じられていた。また別の紙面には『米国グーグルの書籍DB化問題』が載っていたが、これらは時代の経過とともに形を替えた現代の国際間での知的利益争奪戦と言えなくもない。まさに今後を暗示するかの二つの大国の理不尽な行為を見るにつけ、小さなコップの中の馬鹿さ比べのような党首などに取って代わる藤之助のような明日の日本を担う優秀な若き外交官・政治家よ出てこいである。


後二つの藤之助の闘いの場面は、あれっ!これって、壇ノ浦の戦の八双飛びじゃん?あれっ?これ武蔵VS小次郎の巌流島の戦いとチャウ?と思ったまでだが、10巻における戦いの場面は既に半分以上が飛び道具に移っているのだ。そうそう、素人が生意気に苦情を一点挙げさせていただけるなら、文乃の玲奈の受け入れ方だ。ここは藤之助を慕う文乃の女心というものをもう少し丁寧に描いてほしいと思うのは小生だけだろうか?『難航』にもっと味が出てくると思うのだが。。


いずれにしても『難航』最後の解説にある氏の言葉《それでも、ぼくが書き続ける意味があるとすると、今の社会状況の中で苦しんでいる人たち。ぼくと同世代のサラリーマン諸子、あるいはキャリアともてはやされながら、ものすごいプレッシャーに押しつぶされそうになっている女性の人たちだとか、出張帰りの新幹線の中で読んでくれるとき、その間だけでもいやなことを忘れて楽しんでほしいという気持ちが強くありますね。だからぼくの小説は、現代から書いている時代小説と思っています。史実に基づいて大人物を書いていくのは、あまり興味ないです。》。。その言葉そのままに見事にのせられ楽しませていただいた。特に今回は。。
氏のますますの書下ろし健筆を祈念し感謝としよう。


次は『密命21巻』だ。連休前だと良いのだが、5月末or6月初めかな?
心ときめき期待ふくらむ『密命』心まち一ファンの。。(閑話)



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2009年04月18日

2009年 新書大賞・本屋大賞

先週日曜
遠くより友きたりて
つむじ風の如く帰る
同郷同窓の旧友で学生時代は
いつも行動をともにした間柄
卒業後実家の商を継ぎ郷里に
所用上京の合間を縫い初来訪
束の間二時間余の四方山話は
咲いてささと散る桜のごとし



ところで


その旧友を迎えに最寄り駅に行った際、
早めに行って少し本屋をぶらぶらした。

何冊か買って、レジでのこと、、


「エッツ!間違ってない?1500円くらい高いよ??」
「?、いいえ、まちがっていませんよ」
「ウーン? おかしいな??」

「これパンフじゃないの?」
「いえ、これは有料です」
「エッツ!ソー!!」


「どうされますか?」


店員さんにそう言われて、すごすご戻しにいくのも癪なので、
それはそれで価値があるやと瞬時の理屈付け(見栄じゃないよ)をして、、


「いいです、入れてください」


と言って、買ったのが、、

新書大賞2009』『本屋大賞2009』『時代小説がすごい』の3冊


手前勝手な小生なんぞは
自らのボケをさしおいて、、

「これって出版社の販促パンフじゃないの?無料じゃないの??」

なんて。。

あつかましいことを言い出しかねない(心の中でつぶやいている)のだが、若い店員さんに、そこまではみっともないことは言わなかった。。


今朝の読売新聞にも一面(半面?)使った『本屋さんのオススメ Book Review』なる書店員さんによる書評が載っていた。様々なジャンルの次々と出版される書籍の山から、いろいろな切り口で書評をつけて紹介・ナビゲートしてくれるってことはありがたいことですよね。『xx大賞』なんて煽りの側面なきにしもあらずも私は対価価値を認めます。。


ということで、各大賞はというと。。

■新書大賞2009
 最強の新書はこれだ!
 新書のプロ60人が厳選した珠玉の46冊を発表!

Book_新書大賞_1.jpg1位:ルポ貧困大国アメリカ   堤未果   岩波書店
2位:強欲資本主義 ウオール街の自爆 神谷秀樹  文集新書
2位:できそこないの男たち   福岡伸一  光文社新書
2位:電車の運転        宇田賢吉  中公新書
5位:白川静          松岡正剛  平凡社新書
6位:アダム・スミス      堂目卓生  中公新書
7位:4-2-3-1          杉山茂樹  光文社新書
8位:悩む力          姜尚中   集英社新車
8位:不機嫌な職場       高橋克徳、他 講談社現代新書
8位:閉塞経済         金子勝   ちくま新書


■本屋大賞2009
 全国書店員が選んだいちばん売りたい本!

Book_本屋大賞_1.jpg1位:告白         湊かなえ  双葉社
2位:のぼうの城      和田竜   小学館
3位:ジョーカー・ゲーム  柳広司   角川書店
4位:テンペスト      池上永一  角川書店
5位:ボックス!      百田尚樹  太田出版
6位:新世界より      貴志祐介  講談社
7位:出星前夜       飯島和一  小学館
8位:悼む人        天童荒太  文芸春秋
9位:流星の絆       東野圭吾  講談社
10位:モダンタイムス   伊坂幸太郎 講談社


■文庫書下ろし時代小説ベストシリーズ20
 この文庫書下ろし時代小説がすごい!時代小説愛好会が選ぶベストシリーズ20

Book_歴史小説がすごい_1.jpg1位:奥右筆秘帳      上田秀人  講談社文庫
2位:任侠銀蔵江戸噺    稲葉稔   ハルキ・時代小説文庫
3位:戻り舟同心      長谷川卓  学研M新書
4位:般若同心と変化小僧  小杉健治  ベスト時代文庫
5位:甲子夜話秘録     楠木誠一郎 だいわ文庫
6位:京奉行・長谷川平蔵  秋月達郎  ベスト時代文庫
7位:素浪人稼業      藤井邦夫  祥伝社文庫
8位:御赦し同心      木村友馨  祥伝社文庫  
9位:深川鞘番所      吉田雄克  祥伝社文庫 
10位:影聞き浮世雲    坂岡真   徳間文庫
以下20位迄略

小生の愛読する佐伯泰英は、ベストセラー作家という事で順位選定の枠外という取扱いらしく以下の6人が含まれている。
井川香四郎/風野真知雄/佐伯泰英/鈴木英治/鳥羽亮/藤原緋沙子



後記 アマゾンで初オーダー

Book_amazon_3.jpg私の本選びは本屋さんの平積みやら書棚の各コーナーなどを一通り自分の目で眺めながら選ぶのが定番。これには定点観測の意味があって、同じ事を繰返しているとその場を入れ替わる書籍の動きが見えてきたりする?良さがあることと、型に入りがちな仕事生活間のちょっとしたブレークにもなるし、あれこれ見て何より手に取って確かめるのっていいですよね。。従って、ネットオーダーってのは極力使わない主義ではありますが、なんとかの手習いで、先日、初めて3冊まとめてamazonでオーダーしてみた。

困ったのは書籍の配送(到着)予定日が1ヶ月近く先になってしまうこと。。欲しい時に読めないなんて意味なし。キャンセルして再度、入力し直しても変化なし。やめるかと腹立たしくも即配オプションないかと調べて、それらしきオーダーをやりなおしても同じ小一ヶ月先。やめたやめた。でもここまでやったら1回は買ってみようとほっておいて翌日、状況を見てもやはり変化なし。キャンセルする前に問い合わせで、どうすりゃいいか聞こうとメール問い合わせ。翌日、回答が来て一括オーダーになっているからどうのこうの。。めんどくさいのでほっておいてたら、翌朝、立派な梱包で書籍が届た。Thanks amazonさん。なれどもよくわからない?

iTunesのGeniusのように同一作家の他の書籍や同じテイストの書籍のおすすめは本屋で自分の目で探すのとはまた別の良さがあるので、もう少ししっかり使えるようにしようとは思う、そんなおやじの初オーダー記。。(閑話・閑話)



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2009年04月11日

新版 悪魔のサイクル 内橋克人著

週末土曜
初夏を思わせる陽気
東京の桜も今日が最後か


桜_2009_5.jpg


ところで、

消費も金融も貿易も総崩れのアメリカ経済。
国民は借金で分不相応な消費生活を謳歌し、金融業界は砂の上に楼閣を築いてきた。
今受けている苦境は、その報いだ。AFPBBNewsによると調査会社ラスムッセンが実施した世論調査によると、20%の人たちが社会主義のほうが好ましい経済システムだと回答しているという。
エッ?と驚くこの結果は、最後の超大国、自由の国の盟主アメリカの威信が地に落ち、過去数十年間で最悪とされる不景気で苦境を強いられる米国民の資本主義への不満の高まりと自信喪失を示唆している。。


悪夢のサイクル_4.jpgこの苦境を克服すべく多くの期待を背負って誕生したオバマ政権の経済再建でも『欧州型の大きな政府』『社会主義化するアメリカ資本主義』といった記事のキャプションが目立つ。また、一方で資本主義とは異なる『中国の統制型資本主義』なども目につく昨今だが、肝心の日本はどうなのか?


悪夢のサイクル_3.jpgバブル崩壊。。失われた10年、血のにじむ国民苦難の上に経済回復したかの日本は、その過程で世界経済同時不況の危機の外に身をおく教訓を学習し得なかったのか?
米国のリーマンブラザース破綻に、のんきな某経済閣僚は「日本経済にはハチがさした程度の影響だ」と語ったが、直後には未曾有の経済不況に陥る始末。。

働けど働けど豊かになったと感じがたい経済大国?日本。親世代の苦労が自身の老後や子供の世代を支える豊かな社会資本の蓄積につながっているならまだしも、豊かさが国民から逃げていくかの日本。今更だが、何かおかしいと感じるのは私だけではないのでは??


悪夢のサイクル_1.jpgそんな折、最寄りの書店で目に留まったのが内橋克人著悪魔のサイクル』(文春文庫)。本の帯には『なぜ、日本は危機の外にいることができなかったのか?これはただの景気循環ではない。ネオリベラリズム30年の帰結なのだ。しかし道はある。規制緩和万能論と戦いつづけてきた著者が説く、唯一無二の処方箋』とある。

米国の経済学者フリードマンに端を発する『市場原理主義』=『ネオリベラリズム=市場にまかせればすべてうまくいく』を源流に遡り分かりよく説明し、その原理主義をかつぐ多数のシカゴボーイズが各国の主要な経済指導者の地位を占め、内から米国経済覇権戦略に呼応し国の枠組みを変えてきた状況を素人に分かりよく解きほぐし説明している。

読んで感じることは、一票を持つ人々が賢くならなければいけないなということ。
これほど高度・複雑になってくると難しくて分からないのが当たり前だと思うが、それでも無自覚または無参加のうちに、ほぼ全ての国の枠組みの変更(構造改革)を許してきたことになり、その結果は多数の一般国民に振り返ってきているわけである。

内橋氏によれば「規制緩和」「税制のフラット化」「資本行動の自由化」みずからの首をしめるような政策変更をなぜ国民は受け入れてきたのか、その主だった要因として@規制緩和を官僚支配打破と錯覚したこと、A学者メンバーを入れた一見中立に見える政府審議会、諮問委員会の口当たりのよいキャッチフレーズに惑わされたこと、B審議会意見を大きくアナウンスした大マスコミの存在、C小選挙区制制度の導入を挙げている。

マスコミが時の政権に迎合的で提灯持ちや視聴率稼ぎに傾けば、一般庶民はどうしようもないだろう。。家族を守ること=仕事に打ち込むこと=仕事人間を演じてきたノンポリティカルなぼんくらおやじですらも、30年余の結果は単に家族を守るということ以外に、豊かな老後や明るい子供達の将来を担保できる社会につながっていることを願うものだが、先行きを示せない疲弊し低迷する政情に暗澹とならざるを得ない。


バブル崩壊から今日までの「失われた15年」は、裏を返せば、今更だが多くの人が無関心で失った15年であり、日本らしい豊かな未来かもしれない。そうさせたのも、いい加減な自分達の一票であったとするなら、せめて国の行く末に目を開き関心をもって、できうる限りの有意な意図をこめた一票をもって変えてしていくしかすべがないのかな。。

何か柄違いな苦しいエントリーになってしまった。笑ってくださるな。おそらく初夏を思わす陽気のなせるわざだろう??(閑話・閑話)


■関連情報
 ▼参議院予算委員会公聴会 2009年3月17日(YamaguchiJiro.com)
 ▼同予算委員会公聴会ビデオライブラリ(参議委インターネット審議中継)



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2009年04月07日

春先の花





菜の花_09_1.jpg




庭先の花


春_庭先の花々_1.jpg春_庭先の花々_2.jpg春_庭先の花々_3.jpg
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春_庭先の花々_13.jpg春_庭先の花々_14.jpg春_庭先の花々_15.jpg





先々週、田舎の実家に帰った折にデジカメで撮った庭先の花々
春きぬと目にはさやかに見えねども庭の花にぞおどろかれぬる
秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
もじり改ざん許されよ藤原殿??

去年
惜別の呼べど応えず春は行く
花咲けど愛でる主なき庭寂し

今年
季節は巡り春が来てふたたび庭先に花々が咲いているけど
老いても優しく迎えてくれたあなたはもういないのですね
一回忌親なき家ぞさみしけれ
親孝行したい頃には親はなし
これ正ですね


ながきは人の願にて短きものは命なり
昨日ありしは今日は夢うつつに見ゆるみ姿は
心の中の影にして合せる掌こそ真なる
合掌


花をして少し湿っぽくなった。悪しからず。。(閑話)



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2009年04月04日

世界一美しい女性政治家は?

終末土曜、外は花曇り?
体調はグレー午後は近場の桜を見に行くか?


iQ_2_4.jpgところで、先週末は田舎の実家に用があって
買替えた iQ で高速を1700km余り走ってきた。
1000ccコンパクトカーの高速でのドライブ感
はどんなものか?もたもたよろよろでは困る!
試乗で確認しきれずに唯一残された不安は案
ずるに非ずで見事に払拭された。。



さて、時間は11時を過ぎたが北朝鮮のロケットは発射されたのか?
ブログを書いている間に緊急ニュースが出るのか、人騒がせなならずもの国家の振る舞いに一喜一憂させられるのも迷惑な話だが、非常識な暴挙に対して徹底して毅然とした対応をとってもらいたいものだ。

その北朝鮮について、今朝の読売新聞のコラム編集手帳に味わいのある一文が載っていたので、そっくり引用させていただく。

《歌人の河野裕子さんに、子をもつ親ならば誰しもうなずくだろう珠玉の一首がある。<しっかりと 飯を食わせて 陽にあてし ふとんにくるみて 寝かす仕合せ> 
◆「仕合せ」に感じているのは誰かーーという問いには十人が十人、「親」と答えるだろう。それが正答には違いないが、「為政者」もあながち誤答とは言えまい。自国の民の胃袋を満たし、すこやかな眠りを与えることは国政を預かる者の使命である 
◆人工衛星だか弾道ミサイルだか、飛ぶのが何かは知らないが、国民を飢えさせ、医薬品を行き渡らせることもできない国家指導者がかりそめにも夢見ることではない。北朝鮮の予告した「発射期間」(4日〜8日)を迎えた 
◆頭上を脅かされる日本人とっては憤って憤りすぎることのない暴挙だが、それが”成功”すれば腹をすかせた身で、あるいは満足な医療も受けられない病床で、独裁者を賞賛しなくてはならない人たちも哀れである 
◆発射には天候も影響する。しっかりと飯を食うことも、陽にあてし布団にくるまることも許されない人々の悲しみよ。その日、その時刻、その場所で涙雨となって降れ。》

以前アップした『北朝鮮・平壌の柳京ホテル』に書いた「既に16年に渡り放置されたビルは、この国の実情を映すバベルの塔であり、虐げられた国民の声に出せない虚しい怨嗟の山なのかもしれない。」に通じるものを感じる。

ところで、重い話から転じて、

今、ネットでは「世界で最も美しい女性政治家」が賑わっている。。

美人政治家ネット投票_2.jpgスペイン紙「20ミヌートス」のホームページ上で行われている「世界で最も美しい女性政治家」を選ぶネット投票で、青森県八戸市の藤川優里市議(29)が3日(日本時間)、前日夜の4位から1位になったそうだ。

投票は、同紙が独断と偏見で選んだ世界30カ国計65人の「美人政治家」が対象。HP(→ここ)で各議員の写真を閲覧でき、クリックすれば誰でも投票できる。現在、藤川市議の得票数は 103,774 票で2位の92,114票に1万票余りの差をつけている。

美人政治家と言えばオレンジ革命のジャンヌダルクかガス財閥のお姫様かと言われたウクライナのティモシェンコを思い浮かべる。首相復帰後、共に革命を戦った大統領を追い落とそうと政争に明け暮れる美貌の老獪な政治家に進化したようだが、彼女の得票は現在、53,043票で8位。
そのほかにMy Blogに登場したことのある女性政治家としては、先ほどの米国大統領選を争った共和党の副大統領候補サラ・ペイリンは22,014票(34位)、民主党代表をかけオバマと争ったヒラリー・クリントンは 17,833票 (44位)。また、アルゼンチンのクリスティナ・フェルナンデス・デ・キルチネルは22,204票(33位)、仏のセゴレーヌ・ロワイヤルが15,708票(56位)となっている。

フォーブスの「100人の世界の強い女たち」で既に過去3年連続トップを維持するドイツのメルケル首相や、同じく一桁位置を維持してきた米国のライス前国務長官などは候補にも挙がってない。政治家としての実績などは考慮されない男目線の遊びにすぎないが、ネットの力はこんなことも可能にしてしまう。そのうち、どこかからクレームがでるかもしれませんね。

同じくmsnニュースに載っていた「日本を代表するハリウッド女優になった田村英里子」と藤川市議の顔立ち、雰囲気がなんとなく似ているような感じがする。ミスユニバースに出場する日本代表の最近の顔つき(メイキングの問題か)にくらべると、日本人らしく自然でいいんじゃないかと思うが。。(閑話・閑話)


■関連情報
 ▼65人の美人政治家リスト:顔写真(20minutos.es)
 ▼みのもんたのアサズバでの藤川ニュースが20minutos.esに(20minutos.es)
 ▼20 minutos.es
 ▼美人八戸市議ついにトップに 世界ネット投票(msnニュース)
 ▼日本を代表するハリウッド女優になった田村英里子の今後は?(msnニュース)



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2009年04月01日

タタのナノ VS トヨタのiQ

今、自動車産業界のご本家・米国のGMやクライスラーが厳しい経営危機に直面し存続すら危ぶまれている。代わって世界トップに座ったかにみえたトヨタも50%以上の新車販売減に創業以来の大赤字を記録する世界経済同時不況下において、BRICsの新々メーカー・インドのタタと王者?トヨタがそれぞれ世界から注目されるコンパクトカー『ナノ』と『 iQ 』を同時期に発売したことになる。。


ナノのキャッチコピーは『The People's Car

全長3.1m x 全幅1.5m x 全高1.6m の4ドア・ハッチバックで最高時速105Km、2気筒623ccリアエンジン後輪駆動、4速マニュアル・トランスミッションで、エアコンやパワーウインドウ、パワーステアリングは標準装備なし。最低店頭価格は約21.67万円。エアコンやパワステ装備のデラックスモデルは約35.6万円という衝撃的な超低価格が注目されている。

一方、昨年末にトヨタから発売されたiQ
キャッチコピーは『世界最小スモールカー

iQ_2.jpg全長2.985m x 全幅1.68m x 全高1.5m、直列3気筒DOHC996ccフロントエンジン前輪駆動、Super CVT-i(自動無段変速機)、エアコンやパワー・ウインドウ、パワステ、オーディオ6スピーカーに9つのエアバック、ナビこそオプションだが足りないものがないほど標準装備が豊富。価格はベイシックモデル100X(140万)、皮巻きステアリングやオートエアコン、スマートキーなど加えた100G(150万)、アルミホイールと本革シートが標準となる100G + Leather Package(160万)の3グレード。

iQは、全長が3mを切るというので、てっきり軽かと思ったが、全幅1.68m、996ccの普通小型車なのだ。メーカー的に言えば『常識を疑うことで進化していくテクノロジー 誰も踏み入れなかった新しい領域。 大胆な発想と、繊細な技術が、ひとつになった超高効率パッケージ』ということらしい。


ところで、

タタは『ナノ』をして『ピープルズカー』と呼んでいる。国民大衆車ということか。
今から50年前、戦後の傷が癒えて高度経済成長に向かい始めた日本でも、まだクルマといえば商用車がほとんどであり、一般家庭にとって乗用車を持つことは夢のような時代だった。そこで国産乗用車の開発・普及を進め、日本の自動車産業を育成していこうとする乗用車の普及促進政策が通産省によって打ち出され、それに呼応するように、『てんとう虫』の愛称で親しまれた『スバル360』や『パブリカ』が開発された。年代にすると昭和33年(1958年)頃になる。時代こそ違え、トヨタの『パブリカ』もまた Public = 国民一般の、大衆の車として開発されたのだろう。

50年=半世紀の月日を経て、トヨタは世界一の自動車メーカーとなり、経済発展著しいインドにも自動車メーカ・タタが出現し、両社期せずしてコンパクトカーを発売したわけだ。


今、車を取り巻く世界情勢は、原油高騰によるガソリン代値上げや地球温暖化や石油枯渇危惧、同時に中国やブラジルなど新興国におけるモータリゼーションの発達の一方で、先進国では一通り車が行き渡る中、車にかかる負担を軽減するため燃費がよく、環境に優しい車が求められている。このような背景から世界は小型車ブームとも言われ06年〜11年の自動車需要増加の約半分は、小型で安い車に対する需要が強いブラジル、ロシア、インド、中国など所謂BRICsからくると予測されている。
従って、世界の主要な自動車メーカーは、現在、こぞって安くて燃費のよい小型車の開発に力を入れている。新興市場で売れて先進国にも輸出できる車だ。

その意味でiQとナノはそれぞれの異なるフィールドからの小型車の世界戦略カーなのかもしれない。自転車やバイクを卒業しようとする新興国では庶民にも手が届く車が欲しいと思っている。しかし、高速道路などインフラが未発達な状況では移動距離や速度もあがらないため、まずはナノのような仕様でもよく、何より低価格車がフィットしている。

一方、ヨーロッパなどの先進国の小型車需要は、車の格や品質、経済性、先進的なテクノロジーなどが求められるのだろう。安いだけでは売れないのかもしれない。トヨタのiQはまずはヨーロッパ市場にターゲットを当てているようだが、肝心の新興市場への逆展開はどうするのだろうか?富裕層狙い、別車を当てる?小生にはよくわからないが、トヨタほどの企業に戦略がないはずがないだろう。。

さて、最後に個人にとってのコンパクトカーだが、、

めっきり車の利用頻度が少なくなり、子供達といっしょに乗る機会も年に指折り数えれるくらいに減り、小さな自宅の車庫に収まらない現在の車に毎月2万円なりの駐車料は女房殿ならずとも無駄だと感じ始めていた。

iQ_2_2.jpgさりとて30年以上に渡り所持してきたマイカーを失いたくもなく、そこで時折、頭をもたげるのが若い頃からの一つの願望でもあった小さな車(最初はホンダのたしかNxxとか言った小さな車?、先代のミニ、スマート、三菱のアイなど)だったが、試乗などもして思い切ってiQに置き換えることにした。普通車から1000ccに落とすにはかなり抵抗があったが、小生のような環境と乗り方にはちょうど会っているのではないかと思う。。(閑話)


■関連情報
 ▼世界一安い車インドのタタ発表(My Blog)
 ▼Toyota.iQ.jp(Toyota)
 ▼トヨタIQから見える自動車産業とニッポンの行く末(tady website)
 ▼【図解】タタの超低価格小型車「タタナノ」(AFPBBNews)



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