2017年04月23日

春眠暁を覚えず(春暁)

早上好。
今朝はなんとも爽やかなことか。
昨日の雨があがりこれまさに春。
遅めの起床の言い訳に孟浩然の
春暁を重ねてうそぶくも又よし。
凡人春暁をしてぐうたらを嘯く。
  

春晓(孟浩然) 
 
春 眠 不 觉 晓,
处 处 闻 啼 鸟。
夜 来 风 雨 声,
花 落 知 多 少。



華三川_春暁_1.jpg
  
  
「もう朝か。春の夜はぐっすり眠れる。
 目がさめると朝日はもう登っていて
 窓外では小鳥たちの鳴き声が聞える。
 そう言えば夕べの雨音は激しかった。
 花は一体どれほど散ったことだろう。」
    
意味はこんな感じか?よく知られる処。
春の朝寝坊の心地よさを読んだ閑適詩。
   
前半は一見のんびり春を楽しんでいる
詩だが、後半の「風雨」は逆境の例え
で、作者の人生を集約させていると考
えられる。孟浩然は「私の人生は今ま
で雨風続きで暗かった」と告白し失望
悲しみの象徴「花落つる」で詩を括る。
今でも大学不合格に「桜散る」が残る。
  
即ち、この詩は表向きは春のまったり
とした時間を詠んだ閑適詩だが、裏は
自らの不運な境涯を詠んだ嘆きの詩だ。
      
その意で訳せば、
      
「私は役人になれず、のんびり朝寝坊
 をして過ごしている。何もすること
 がない。思い出してみると、私の人
 生はずっと暗い一方で、たくさんの
 夢が散らされてしまった。」となる。
    
日本で定着している「春眠暁を覚えず」
などと格好よく言っている様ではない。
孟浩然は何度も科挙試験を繰り返した
が結局、合格できなかったと言われる。
同じく科挙に合格しないながらも一時
宮廷に滑り込んだ李白などに比べて世
渡り人付き合いが苦手であったらしい。
   
昔、藤圭子が歌ったヒット演歌に「夢
は夜ひらく」があったが、まさに「私
の人生暗かった」に通じる詩だそうな。
…(駄話・閑話・駄話)
    
  
PS.[漢詩を読むA(宇野直人・江原正士著)平凡社]を参照。
  
  
  
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達磨50% 忙中閑話。。 閑話。。。
posted by 不惑永遠 at 22:46| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

年度別新入社員タイプ一覧

 ご存知のように公益財団法人 日本生産性本部は毎年の新入社員の特徴とタイプを発表をしています。今年の新入社員には「キャラクター捕獲ゲーム型」というタイプが冠されました。

バブル崩壊.jpg ここで、少し暇というか好きというかネットから歴代(昭和48年(1973年)〜平成29年(2017年))の新入社員タイプを集めてみました。昭和48年にスタートして実に44年が経過しています。昭和48年は高度経済成期から安定成長期に移行し始めた頃であり、その後のオイルショック、日米貿易摩擦、円高不況、バブル景気、日米構造協議などを経て、失われた10年・20年、平成不況(バブル崩壊)、アジア通貨危機、、、最近ではリーマンショックなどと日本経済の苦難が続いています。

 しかし、どんなタイプ名を冠されようが歴代の新入社員は中堅となりリーダーとなってこの国を支え牽引してきたんですよね。優秀で勤勉な日本人に敬意を捧げたいものです。


▪️高度経済成長から安定成長期へ(1971年〜1991年)


▼昭和48年度( 1973年)【パンダ型】
 おとなしく可愛いが、人になつかず世話が大変。

▼ 昭和49年度(1974年)【ムーミン型】
 人畜無害でおとなしいが、大人か子供か得体が知れない。

▼ 昭和50年度( 1975年)【カモメのジョナサン型】
 群から外れやすく、上空からしらけた眼で見ている。一方でめざとい。

▼ 昭和51年度(1976年【たいやきクン型】
 頭から尾まで過保護のあんこがギッシリ。

▼ 昭和52年度( 1977年)【人工芝型】
 見た目はきれいで根が生えず、夜のネオンでよみがえる。


戦後の高度成長を支えた諸先輩方からすると、新入社員は従順だけど頼りないと感じていたことがうかがえるのではないでしょうか。ちなみに、1973年に20歳で入社した新入社員は現在64歳で定年退職を迎える年代です。その彼らが入社した当時、上から「何を考えているか分からない」「近ごろの若者はしらけている」と思われていたとは意外ですね。


▼ 昭和53年度(1978年) 【カラオケ型】
 伴奏ばかりで他と音程合わず。不景気な歌に素直。

▼ 昭和54年度(1979年) 【お子様ランチ型】
 何でも揃って綺麗だが、幼さ抜けず歯ごたえなし。

▼ 昭和55年度(1980年) 【コインロッカー型】
 小じんまりと画一的で、外見も反応もすべて同じ。

▼ 昭和56年度(1981年) 【漢方薬型】
 煎じ方悪ければ、効き目なく副作用生じる。

▼ 昭和57年度(1982年) 【瞬間湯沸かし器型】
 新式と旧式の二種類存在し、反応・熱意が正反対。

▼ 昭和58年度(1983年) 【麻雀牌型】
 大きさと形同じで並べやすいが、中身はわからず。

▼ 昭和59年度(1984年) 【コピー食品型】
 外見のみ本物風で手間いらずだが、歯ごたえなく栄養も心配。


日本中がポジティブな雰囲気に包まれていたバブル真っ盛り80年代後半はどうだったのでしょう。


▼ 昭和60年度(1985年) 【使い捨てカイロ型】
 もまないと熱くならず、扱い方もむずかしい。

▼ 昭和61年度(1986年) 【日替わり定食型】
 期待したわりには変わり映えせず、同じ材料の繰り返し。

▼ 昭和62年度(1987年) 【テレフォンカード型】
 一定方向に入れないと作動しないし、仕事が終わるとうるさい。

▼ 昭和63年度(1988年)【養殖ハマチ型】
 過保護で栄養分高いが、魚らしくピチピチしてない。


元号が平成に変わりました。


▼ 平成元年度(1989年)【液晶テレビ型】
 反応早いが、値段高く色不鮮明。改良次第で可能性大。

▼平成2年度(1990年)【タイヤチェーン型】
 装着大変だが、装着の具合次第で安全・駆動力OK。

▼ 平成3年度(1991年)【お仕立て券付ワイシャツ型】
 価格高く仕立てに時間かかり、生地によっては困難。


当時の就職状況は、完全なる売り手市場。企業側が学生を獲得するために、説明会に来てくれた学生にお車代を弾むのは当たり前で、中には内定を決めた学生にポルシェを貸し出したり、入社式をハワイで行うような会社までありました。新入社員は入社してやったという気分になりがちな風潮が漂っていたのでしょう。入社後に改良する、しっかりと装着する、会社の社風に合うよう仕立てる、といったニュアンスの命名が続いていたのです。


▪️冷戦後・バブル経済崩壊後の変革期(失われた10年、20年、30年)


▼平成4年度(1992年)【バーコード型】
 読み取り機(上司)次第で、迅速・正確・詳細な処理可能。

▼平成5年度(1993年)【もつ鍋型】
 一見得体知れずで厄介だが、煮ても焼いても食えそう。

▼平成6年度(1994年)【浄水器型】
 取り付け不十分だと臭くてまずいが、うまくいけば必需品。

▼平成7年度(1995年)【四コママンガ型】
 理解に時間がかからず傑作もある一方で市場にあふれているので安く調達できる。

▼平成8年度(1996年)【床暖房型】
 断熱材(評価)いれないと熱(やる気)が床下(社外)に逃げる。

▼平成9年度(1997年)【ボディシャンプー型】
 泡立ち(適応性)よく、香り(個性)楽しめるが、肌(会社体質)に会わないこともある。石鹸(従来社員)以外に肌を慣らすことも必要。

▼平成10年度(1998年) 【再生紙型】
 無理な漂白(社風押し付け)はダイオキシン出るが、脱墨技術(育成法)の向上次第で新タイプの紙(新入社員)として大いに市場価値あり。

▼平成11年度(1999年) 【形態安定シャツ型】
 防縮性、耐摩耗性の生地(新人)多く、ソフト仕上げで、丸洗い(厳しい研修・指導)OK。但し型崩れ防止アイロン(注意・指示)必要。

▼平成12年度(2000年) 【栄養補給食品型】
 ビタミンやミネラル(語学力やパソコン活用能力)を豊富に含み、企業の体力増強に役立ちそうだが、直射日光(叱責)に弱く、賞味期限(試用期間)内に効果(ヤル気)薄れることあり。

▼平成13年度(2001年) 【キシリトールガム型】
 種類は豊富、価格も手ごろ。清潔イメージで虫歯(不祥事)予防に効果ありそうで、味は大差ない。

▼平成14年度(2002年) 【ボディピロー型(抱きまくら)】
 クッション性あり、等身大に近いので気分はいいが、上司・先輩が気ままに扱いすぎると、床に落ちたり(早期退職)、変形しやすいので、素材(新人の質)によっては、いろいろなメンテナンスが必要となる。

▼平成15年度(2003年) 【カメラ付き携帯型】
 その場で瞬時に情報を取り込み発信するセンスや処理能力を持ち、機能も豊富だが、経験や知識がなかなか蓄積されない。また、中高年者にとって使いこなしきれない側面もある。

▼平成16年度(2004年) 【ネットオークション型】
 ネット上で取引が始まり、良いものには人気が殺到しさっさと売れる一方で、PR不足による売れ残りも多数。一方で、ブランド名やアピールに釣られて高値で落札したものの、入手後にアテが外れることもある。

▼平成17年度(2005年) 【発光ダイオード型】
 電流を通す(=ちゃんと指導する)と、きれいに光る(=いい仕事をする)が、決して熱くはならない(=冷めている)。

▼平成18年度(2006年) 【ブログ型】
 表面は従順だが、様々な思いを内に秘め、時にインターネット上の日記を通じ大胆に自己主張する。繊細な感受性と ブログ的なネットワーク力に優れるが、パソコンに語るだけに止まる傾向もある。

▼平成19年度(2007年)【デイトレーダー型】
 景気の回復で久々の大量採用だったが、氷河期前とは異なり、細かい損得勘定で銘柄(会社)の物色を継続し、安定株主になりにくい。売り手市場だっただけに、早期転職が予想される。ネットを駆使した横のつながりで情報交換が活発だが、情報に踊らされない慎重さも必要。

▼平成20年度(2008年) 【カーリング型】
 売り手市場入社組だけに会社への帰属意識は低めで、磨きすぎると目標地点を越えてしまったり、はみだしてしまったりということもあるだろう。自分の将来は自分の努力で切り開いていくという、本人の意志(石)が大事になろう。

▼平成21年度(2009年)【エコバッグ型】
 環境問題(エコ)に関心が強く、節約志向(エコ)で無駄を嫌う傾向があり、折り目正しい。小さくたためて便利だが、使うときには大きく広げる(育成する)必要がある。酷使すると長持ちしない(早期離職)が、意外に耐久性に優れた面もあり、活用次第で有用となるだろう。

▼平成22年度(2010年)【ETC型】
 性急に関係を築こうとすると直前まで心の「バー」が開かないので、スピードの出し過ぎにご用心。IT活用には長けているが、人との直接的な対話がなくなるのが心配。理解していけば、スマートさなど良い点も段々見えてくるだろう。“ゆとり”ある心を持って、上手に接したいもの。

▼平成23年度(2011年)【はやぶさ型】
 最初は音信不通になったり、制御不能になったりでハラハラさせられるが、長い目で見れば期待した成果をあげることができるだろう。あきらめずに根気よくシグナルを送り続けることが肝心だ。

▼ 平成24年度(2012年)【奇跡の一本松型】
 東日本大震災にも耐えて生き残った「奇跡の一本松」が、復興に向けて多くの人に勇気を与えてくれたように、前例のない厳しい就職戦線を潜って残った頑張りを称えるもの。これからの人生においても想定外の事態に直面することもあろうが、その困難を乗り超えていくことが期待される。

▼平成25年度( 2013年)【ロボット掃除機型】
 段差(プレッシャー)に弱く、たまに行方不明になったり、裏返しになってもがき続けたりすることもある。能力を発揮させるには環境整備(職場のフォローや丁寧な育成)が必要。

▼平成26年度( 2014年)【自動ブレーキ型】
 知識豊富で敏感で、何事も安全運転の傾向がある。人を傷つけない安心感はあるが、どこか馬力不足との声も。どんな環境でも自在に運転できるようになるには、高感度センサーを活用した開発(指導、育成)が必要。

▼ 平成27年度(2015年)【消せるボールペン型】
 見かけからは分からない、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を持っているため活用しなければもったいない。ただ不用意に熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎると、インクが切れてしまう(離職してしまう)ことも。

▼平成28年度( 2016年)【ドローン型】
 めまぐるしい変化にあおられながら、目的地(希望の会社)に着地できた人が多かったこと、夜間飛行は禁止(=ワークライフバランス厳守)など操縦者(上司)のルール厳守が求められることなどが、命名理由として挙げられました。

▼平成29年度( 2017年)【キャラクター捕獲ゲーム型】
 売り手市場にある今、就職先(キャラクター)が多いことからも内定獲得(捕獲)は難しくないが、その中にあるレアキャラ(優良企業)を探すためには熾烈な情報戦(SNS活用など)を勝ち抜かなければならないと、スマートフォン主流の時代を上手く表現しています。熱しやすくさめやすいため早期離職の懸念もあり、モチベーション維持のためにはやりがいの発見や目標設定が必要だそう。




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posted by 不惑永遠 at 23:03| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政経 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする