2017年06月12日

深大寺と芭蕉と西施

一段と緑が増した深大寺


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一昨日は金曜日だったが深大寺一帯を散策する人
で溢れていた。突然聞こえる大声がどうにも理解
できない外国語であったりして、静寂の森ににも
多様化の波が押し寄せているようだ。


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ところで、

     
深大寺の境内には15余りの句碑が立っているそ
うだが、その所在はほとんど知られていなようだ。
私も本堂脇の高浜虚子の句碑はよく知っているが
その実、それ以外の存在は知らない。
   

一昨日は、普段通らない裏道沿いで、そんな句碑
の一つと思わしき「西施を詠んだ芭蕉の句碑」に
出会わした。
   

通りすがりに何気なく見た限りでは何物か分から
ない。足を止めて注視すると芭蕉の「」の字と
西施」だけが何とか読み取れる。しかし、特に
人目を惹くものでもなく「芭蕉と西施がなぜ深大
寺に?
」と一瞬の疑問が湧かなければ、それでお
終いだったろう。
  
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句碑:『象潟や阿免尓西施が合歓能花』(芭蕉)
『象潟や雨に西施がねむの花』
  
  
調布図書館によれば、その由来はかくの如し。。
近年、秋田県象潟港で,延命地蔵の線刻された大
石が,発見されました。慈恵大師と判明し,大師
ゆかりの寺ということで,この深大寺に贈られて
きました。寺ではすぐに小祠を建てお祀しました。
発見された場所が象潟でしたので,象潟といえば
すぐ思い起こされるこの句が,小祠への誘い役と
して小祠への入口に建てられたものです。
  

注@象潟:芭蕉が訪れた頃はまだ地震による隆起
がなく「江の縦横、一里ばかり、おもかげ松島に
かよひて、また異なり。松島は、わらふがごとく、
象潟はうらむがごとし。さびしさに、かなしびを
くわえて、地勢、魂をなやますに似たり。」と奥
の細道に記している。
A芭蕉象潟と言えば『象潟や雨に西施がねむの花』
B慈恵大師:天台宗中興の祖。慈恵大師を祀る全
国の主な寺院11寺に深大寺が含まれる。
C深大寺:天台宗別格本山。天平5年(733年)〜現在
(2,017年)、深大寺だるま市は日本三大だるま市の
一つ。隣接する植物園は元寺領地。
  

[深大寺と芭蕉と西施]
西施(中国4大美人・傾城・沈魚美人:BC5C末)
中国古代四大美女_西施_1.jpg

芭蕉(寛永21年(1644年)〜元禄7年(1694年)

芭蕉奥の細道・象潟の句(元禄2年6月(1689年)
『象潟や 雨に西施が ねむの花』
『象潟や阿免尓西施が合歓能花』←(句碑)

新潟県象潟港で延命地蔵発見(近年)
その地蔵が慈恵大師由来と判明

新潟県より深大寺へ寄進

深大寺では小祠を建てお祀り

芭蕉象潟の句碑
その際、小祠への誘い役として、小祠への入口に
象潟に因んだ芭蕉の句を句碑として建てた。
(結びつけは象潟・慈恵大師で芭蕉句は後付け)

芭蕉句碑を発見(2017年6月9日)



西施の深大寺伝来を遡れば、悠久2,500年の歳月
が流れている。芭蕉が雨に濡れた象潟の合歓の花
に西施の憂い顔を偲ぶもまたおもしろい。。。
(閑話)
   
  
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春惜しむ 深大寺そば 一すすり(皆吉爽雨)




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達磨50% 忙中閑話。。 閑話。。。
posted by 不惑永遠 at 22:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする