日曜早朝マニラに発ったため残念ながら見ることができなかった。
ナダル、フェデラー両選手が持てる力を全て出し尽くした4時間48分におよぶ戦いは、1982年にジミー・コナーズがジョン・マッケンローを下して優勝を収めた4時間16分の試合を上回るウインブルドン史上最長の決勝戦となった。
1年前、同じナダルとフェデラーによって争われた決勝戦は、1日の長かフェデラーの勝利に終わったが、この試合を見た感想としてこんなことを書いている。
昨晩のウインブルドン選手権男子単決勝は、観る側も苦しくなるぐらい緊迫した素晴らしいゲームだった。芝のフェデラー、全仏3連覇中のナダル、全仏に続く両者の決戦はフルセットの末、フェデラーが勝利し芝54連勝・ウインブルドン5連覇を達成した。76年〜80年のボルグに並ぶ偉業だそうだ。一方、負けたナダルは21歳という年齢から、やがて不敗の王者になる日も近いと思わされた。余りに素晴らしいゲームについつい朝の4:00過ぎまでTV観戦した人も多かったのではないか。。
守る王者に挑む挑戦者。。
破竹の勢いで成長を続ける若い挑戦者は、はやくも1年後に王者を手にした。
しかし、ナダルは勝利インタビューで『ロジャーは今でもナンバーワンであり、ベストプレーヤーだ。彼は5度も優勝を経験しているが、僕はたったの1度だけだ』と語り、これに対し歴史的な6連覇の夢を打ち砕かれたフェデラーは『全てを試みた。ラファはチャンピオンに値する。彼は素晴らしいプレーをした。勝てなかったことは残念だが、来年また戻ってくる』と語り勝者を讃えている。
全ての技を尽くした本人達のみが知る相手を讃えるインタビューの言葉は素晴らしい。負けたフェデラーの『来年また戻ってくる』を期待して、また1年待つことにしよう。。(閑話)
■09年ウインブルドン男子優勝はフェデラー 09/7/6 追加
去年、ナダルに破れ連続優勝の記録を阻止されたフェデラーが敗戦の弁の最後に語った『来年また戻ってくる』を最高の形で実証したのが、昨晩の対アンディ・ロディック決勝戦だった。ファイナルセットだけで30ゲーム、フルセットで77ゲーム。いずれが勝っても負けてもおかしくない、それほど力が拮抗した素晴らしい決勝戦だった。均等な条件のコート上で鍛え抜いた実力を自らの精神力でささえ4時間近くも競い合う過酷さは様々なスポーツの中でも群を抜いているのではないだろうか。それだけにその戦いは観る者を魅了しその勝利に真の賞賛を贈ることができる。同時にそれは紙一重の敗者に対しても同じである。すばらしい戦いだった。
■関連情報
▼ウインブルドン選手権大会2008男子シングルス特集(AFPBBNews)
▼ウインブルドン選手権大会2009男子シングルス特集(AFPBBNews)
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