2008年08月29日

世界一のっぽビル

読売夕刊の囲み記事によると、中国・上海に森ビルが建設していた101階建ての超高層ビル『上海環球金融中心』(英文名称:Shanghai World Financial Center)が完成し、28日、内外の報道陣に公開されたそうだ。。

このビル、Wikipediaによれば、2001年の完成を目指して1997年10月に着工し、完成すれば台北101が完成するまでの間世界一の高さになる予定であったが、アジア通貨危機などを機に計画が2度頓挫し世界1位の座は獲得できなかった。しかし、その後も中国経済が好調なのを受け計画を見直し、2003年にプロジェクトが再始動、2004年11月に建設を再開し、この度、完成にこぎつけた難産の超高層ビル。。

Shanghai_080830_2.jpg建設中の話題には事欠かず、06年11月には、森ビルがこのビルの総称『上海ヒルズ』(中国語名『上海秀仕』)と命名したことに対して上海市政府「地名弁公室」が「上海ヒルズ」と101階建てのメインタワー「上海秀士環球金融中心」の名称の使用を許可しない考えを明らかにした。森ビル広報室は「『上海ヒルズ』は愛称で、正式名称ではない。『金茂大廈』など通称で呼ばれるケースは他にもある。メインタワーの名称は許可を受けた正式なもので変更する考えはない」と話していたが、結果的には争わなかったようだし。。トップの空間部(正確には何と言うのか?)が円形であることに日の丸をイメージするとか難癖をつけられ四角に変更したり。。と面子重視の自己主張に翻弄されながらも忍の大人の対応で実をとり、念願の完成にこぎつけたということか?

当初の森ビルの都市づくりコンセプトは『ヒルズ』であり、知識情報化社会に相応しい舞台として、新たな知や文化、価値を生み出す場所として、国境を越え、発展著しい上海に誕生すると言っていたが、メディアの完成ニュースを見ると、『グローバルマグネット』というコンセプトに変り、強力な磁力により、世界中の情報や人々を引きつけ、流れを生み、影響を与え、従来型の国際金融センターの概念を超えて、ビジネスだけでなく文化、観光の拠点としての賑わいや魅力をも備えた、アジアを代表する新たな金融センターおよびメディアセンターの象徴となると報道されている。まーこれは似たりよったりかな。。

30日14時の公開を待つ人々
Shanghai_080830_1.jpgところで、ビルの高さだが、読売夕刊ではアンテナなどを含めない軒高は492mで、完成した建築物としては台湾の『台北101』を抜いて世界一の高さという。
過去のAFPBBNewsを見ると、よく話題に上る超高層ビルの高さの順は、上海環球金融中心(完成時)492m < 台北101(完成)508m < ブルジェ・ドバイ(141階完成時)512.2m < ブルジェ・ドバイ(最終完成時)700m超えとなるが、Skyscraperで建設中のビルをRoof Heightで見ると上海環球金融中心は5番目に表示される。トップの期間は短いが今はRoof Heightで世界一なのだろう。

どうもニュースタイトルで使われるビルの『世界一』は「建設中か完成か」あるいは「高さの頂点がビルの構造によって異なるAntenna、Spire、Roofか」などの違いによって異なるようだ。。(閑話)


■関連情報
 ▼「上海ヒルズ」の使用に待った!(My Blog)
 ▼世界一高いビルはどっち?(My Blog)
 ▼World Skyscraper Construction 2008(SkyscraperPage.com)


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達磨50% 忙中閑話。。 閑話。。。
posted by あすなろ at 07:55| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・上海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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