2010年02月25日

開幕に向けF1書籍の発行相次ぐ

バンクーバ冬季五輪は半ばを過ぎ連日
手に汗握る熱戦が繰り広げられている。
モーグルにスケートにカーリングそし
て今日始まったフィギュアースケート
どれも女性陣の活躍が目立つ。宮里藍
の優勝といいスポーツは女高男低傾向
が進んでいると言うには性急すぎか?

それにしてもSeeSaaのメンテナンス
は長かった。。




ところで、




■閑話1 期待膨らむ小林可夢偉


真剣勝負と言えばF1の開幕が迫ってきた。現在、開幕前の合同テスト中だがBMWザウバーに所属する小林可夢偉がテストでポテンシャルの高さを発揮している。これまでの小林の成績を整理すると以下となっている。

バルセロナ@2日目: 2位(1分12秒056)1位(マッサ:1分11秒722)
ヘレス@2日目:   1位(1分19秒950)
ヘレスA3日目:   8位(1分22秒228)1位(ウエーバー:1分19秒299)
ヘレスA最終日:   3位(1分19秒188)1位(バトン:1分18秒871)
バルセロナA3日目:10位(1分26秒216)1位(ロズルベルグ:1分20秒686)
バルセロナA最終日: 8位(1分20秒911)1位(ハミルトン:1分20秒472)
小林は、雑誌F1速報のインタビューで「最近のグランプリコースはストップ&ゴーが多い。その意味で高速コーナーの多いバレンシアよりヘレスの方を重視すべきだと思っています。」と語っていた。ヘレス初日のトップ、各チーム調整を入れドライバーも本気で攻めたた最終日の3位。本人もチームも狙い通りの結果を叩き出したのではないか。何かやってくれそうな期待膨らむテスト結果に開幕が一段と楽しみになってきましたね。




■閑話2 F1テクノロジーの最前線<2010年版>(檜垣和夫 著)


着々と開幕に向けた各チームの調整が進む中、F1グランプリをもっと楽しむためにとの書籍も出てきた。2月25日付けで発行された『F1テクノロジー2010年版』(檜垣和夫著:サイエンス・アイ新書)は、初版が出た2007年11月以降のF1動向を反映し内容を刷新したた2010年版である。サイエンス・アイ新書は、情報通信と科学技術分野における革新的な発明や発見を誰にでも分かるように、基本の原理や仕組みのところから図解を交えてわかりやすく解説しているところが特徴の新書シリーズだ。内容は以下となっている。


F1_Technology_2010_1.jpgF1テクノロジーの最前線<2010年版>
(モータースポーツの頂点を彩る最新技術の秘密)
 
第1章 性能(なぜ驚異的な速さで疾走できるのか)
第2章 エンジン・駆動系(リッター当り300馬力のモンスターを解剖する)
第3章 車体構造(鋼より強くアルミより軽いカーボンファイバー)
第4章 空力(目には見えない空気の力を味方につける)
第5章 足回り(ビッグパワーを路面に伝える仕組み)
第6章 安全性(1994年以来「死亡事故0」のワケ)
第7章 マシン開発・レース戦略(日夜繰り広げられるコース外での闘い)




■閑話3 F1ビジネス(田中詔一 著)


一方、2月20日に発行されたのが『F1ビジネス』(田中詔一著:角川oneテーマ21(新書判))だ。2006年5月の初版から版を重ね8版目となっている。著者は、知る人ぞ知る初代HRD(ホンダ・レーシング・ディベロップメント)社長として1999年〜2005年に渡り第三期ホンダF1の英国前線基地を統括された方。「退任後、チームの運営や経営に携わり、政治に足をつっこんだ人間が書いたF1書が日本にはない。等身大のF1の世界を紹介することにより、F1の世界をよりよく理解してもらい、F1に対する幅広い関心を増幅できればとの思いから初版を出した。」と著書によせる思いを綴っている。


F1_Business_1.jpgF1ビジネス
(もうひとつの自動車戦争)

第1章 非常識な数字が並ぶF1ワールド
第2章 F1のステークホルダー
第3章 F1の収入
第4章 F1の支出
第5章 F1の構造改革
第6章 理想のF1に向けて
終章  より透明性を求めて




■閑話4 初心者にお薦めのF1入門書(僭越ながら)


小生のように遅れてF1に興味を持った素人には、F1を概観するうえで前の2冊は非常に役に立つ。『F1テクノロジー』は、まさにF1技術やレギュレーションの話なので素直に読んで理解を深めればよいと思う。一方、『F1ビジネス』は、現在のF1がどのような組織やダイナミックスで成り立っているのか知る上で役に立つ。バーニー&マックスなる二人の首魁によって牛耳られているF1界がよく見えてくる。著者が自動車メーカー連合の一代表として彼らに牛耳られるF1界の改革を模索し闘った経緯が生々しく書かれていて興味深い。結局、フェラーリの裏切りでメーカ連合が巧く立ち行かなくなった2005年を最後に著者はHRD統括代表を退いている。その後の世界経済不況による自動車産業界への逆風も重なり、F1界は著者の思いとは正反対の方向に加速して進んでいるのではないだろうか。
[ F1テクノロジーより引用 ]
F1_Technology_2010_3.jpg「F1改革などと偉そうなことを言うならメーカー連合はF1参加の永久コミットメント出せ。所詮、うまいところ食いだろう」と見透かされ、しかもそのことを著者が属したホンダ自身が他メーカーに先んじるF1撤退をもって実証した訳で、実に皮肉な結末である。ホンダに続いてトヨタ、BMWが撤退するに及んでは、著者が闘った「もうひとつの自動車戦争」はバーニー&マックス独裁体制の完勝。自動車メーカー連合の完敗となった。著者が託したメーカ連合のF1像やF1のガバナンスは雲散霧消し遠くになりにけりかもしれない。著者は忸怩たる思いであろう。。(閑話)




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達磨50% 忙中閑話。。 閑話。。。
posted by 不惑永遠 at 01:20| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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