2007年01月15日

古代ローマ盗掘品を返して!

ローマと言えば作家の塩野七生さん。
40年の歳月をかけた”ローマ人の物語”全15巻が、昨年暮に執筆完結
したそうだ。

これは偉業ですよね。


物語は新潮文庫版の方を読んでいますが、こちらは現在28巻まで出版
されている。ローマがキリスト教に制覇され、その後滅びるまでの間5冊
位が29巻以降に出版予定されるので、今年も通勤読書が楽しめそうだ。

そんなわけで、ちょうど昨年末に文庫版28巻”すべての道はローマに通
ず(下)”を読み終えたところだったので、正月明け11日の読売新聞朝刊
の一面に載った”古代ローマ盗品返して”という記事が一段と目についた。



イタリア政府は、近く発掘盗品の目録をまとめ日本の文化庁に早期返還
の要請をする。その返還対象品は100点にも達するそうだ。

美術品の返還要求が日本に対してこれだけの規模で行われるのは前例
がないそうで、イタリア検察当局は邦人古美術商が国際盗品市場に関与
していたことをつきとめており、この古美術商が盗掘品の多くを日本に仲
介したと見て捜査している。。。とのこと。

とりわけ、イタリア検察当局が関心を持っているのは、滋賀県甲賀市にあ
る美術館”MIHO MUSEUM” が所有する古代ローマの彫像やフレスコ画
約50点でスイスを拠点に盗掘品の密輸に携わっていた国際シンジケート
から同美術館が購入した可能性が高いという。


返還要請は、1970年締結の「文化財不法輸出等禁止条約」(日本は20
02年批准)を根拠としているらしく、イタリア国内法でも、”政府の許可無く
古美術品を国外に持ち出すことは禁じている”ため、累犯防止の観点から
も厳正にのぞむ方針だと伝えられている。


一方、MIHO MUSEUM側は正規のルートで購入したもので盗掘品とは
考えていない。と新聞社の問いに答えている。

寝耳に水の美術館側には、とんだお年玉になったが、
さて、文化庁をはじめMUSEUM側が今後どう対処していくのか、
事のなり行きが注目される。



■参考
 ▼ ニュース詳細 YOMIURI ONLINE
 ▼ MIHOMUSEUM
 美術館のHPに載っていたローマ時代の所蔵品には以下のものがあった。
 ▼ MIHO MUSEUM Collection ローマ時代のフレスコ画(庭園図)
 
 その他
 ▼ イタリアのフレスコ画(AFP BB Newsから抽出)
 ▼ フレスコ(Wikipedia)
 ▼ フレスコ画の歴史と技法



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達磨50% 忙中閑話。 。 閑話。。。

posted by あすなろ at 06:51| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 芸術・文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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