2018年06月20日

駅ナカ書店と文庫

昨晩は品川で完全リタイヤ
を迎えた仕事仲間の慰労会。  


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少し早めに品川に着いたの
駅ナカ書店で時間を調整。
まずは、最近動向としての
ベストセラー確認。駅ナカ
と駅ソトでは売筋が異なる
とも聞くがまずは確認から。

 
文庫分野で佐伯泰英「空也
十番勝負」
の新刊「四番勝
負・異郷のぞみし」
が2位  
にランクインしている。相
変わらず佐伯時代小説強し。


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しかも「文庫」の分野で取
り扱われるのだから佐伯さ  
んも苦笑しきりではないか。
佐伯氏は、いくら挑んでも
「版を重ね多数の人の厳し
い目に晒され評価されやが
て文庫本に収められる作品」
を書けなかった作家だ。
    
作家として生き残る道は官
能小説か時代小説かという  
所まで追い込まれ、最後に
選択した時代小説で日の目
を見た。その代わり、自身
を職人作家と割り切り凄ま
じい勢いで佐伯時代小説を
「文庫の 書き下ろし」な
るスタイルで書きまくった。
   
それらはバブル後の日本経
済低迷に自信をなくした企
業戦士を癒すがごとく愛さ
れ読まれ、いずれのシリー
ズも爆発的な売り上げを記
録し、いつの間にか時代小
説の大家になった作家だ。
    
口の悪い書評家は低級本の
粗製乱造大家と揶揄するが、
低調な出版業界の中にあっ
て「文庫書き下ろし」なる
販促スタイルを生み出し読
者と出版社両者に大きく寄
与したと言われる。その実、
私の通勤読書の友は佐伯泰
英の密命シリーズだった。

    
そういう佐伯氏の経歴を踏
まえれば、所謂「文庫」と
いう作家にとっての一種の
勲章を断念して書く佐伯時
代小説が「文庫」というジ
ャンルに並ぶという奇妙さ
はどうしたものだろうか。
むしろ「文芸」の方が似合
っているようにも思うが?
   
もう今は形サイズが文庫本
ならなんでも文庫というの
かもしれない。専門家であ
るはずの書店でさえ「文庫」
の定義や選定根拠があいま
いになっているのかもしれ
ない?因みにbook express
のジャンルはビジネス・新
書・文芸・文庫であった。
   

さて、私はと言えば店内を
一通りウオッチングして三
冊購入。もちろん佐伯氏の
空也十番勝負に加え、先般
アマゾンで品切れだった「
未来の年表」と「未来の中 
国年表
」を合わせて購入。

「未来年表」は第2巻が発
売されていたが原点の1巻
を購入。いずれにしても楽
しい本ではないが、やはり
この国の行く末という意味
でずっと気になっていた本
だし、今後良くも悪くも更
に相互に影響度が高まるで
あろう隣国中国の未来年表
を合わせて購入した。


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いつも本は最寄りの啓文堂
で買うので book express
の本カバーが妙に新鮮に感
じる。…(閑話)




■関連情報
 ▼佐伯泰英・密命のMyBlog総集編(MyBlog 2012/10/12)
 ▼佐伯泰英・空也十番勝負 青春篇(MyBlog 2017/1/14)
 ▼声なき蝉・空也十番勝負 読後感(MyBlog 2017/2/2)
 ▼佐伯泰英・ウェブサイト(公式サイト)
 ▼佐伯泰英・密命(公式サイト)
 ▼佐伯泰英・空也十番勝負(公式サイト)


  
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達磨50% 忙中閑話。。 閑話。。。
posted by 不惑永遠 at 23:32| 東京 ☔| Comment(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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