2007年09月15日

中国食品・商品安全問題

ze.jpgToothBrush_2.jpg安倍首相の突如の辞任に驚いた今週は、火曜から仕事で上海にいた。定宿のようになったいつものホテルに泊まっていたが、中国の食品安全問題が頭の片隅にあって、部屋で直接口の中に入れる【歯ブラシと練り歯磨きセット、ミネラルウォーター】を注視してみると、前回7月の利用時は中国製だったものが、それぞれColgateCocacollaの製品(写真)に置き換わっていた。ということは、問題製品をおいていたか?あるいは外人の利用が多いので無用な不安を抑えるためにホテルが自主的に交換したということか??

ところで、咳止め薬やペットフードで中毒死、練り歯磨きや玩具からも有毒物質。。と、一向に後を絶つ気配がない危険な中国製品に対する怒りの声が世界中で噴出し、中国製品に対する世界の不信感は、今や臨界点に達している。

引き金になったのは、3月に起きたペットフードによる中毒事件。5月、有毒物質ジエチレングリコールが入った咳止めシロップを飲んだ100人以上がパナマで死亡した報道で中国製品に対する疑念は一気に高まった。6月にはアメリカ食品医薬品局(FDA)が中国製の練り歯磨きを使わず捨てるよう警告した。更には玩具の鉛汚染問題など中国製品の安全問題は後を絶つことがなく、米国では政治問題に発展し中国への外交的圧力を強めるとともに国内の検査体制が整うまでは全ての中国食品とペットフードを輸入停止にすべきだといった主張まででてきた。

一方、批判を浴びた中国は反撃を開始するとともに、国内的には初の食品安全白書を発表したり、違法製品業者の取締りを強化したり、北京五輪をまじかに控え世界からの非難をなんとか抑えようと躍起になっている。中国製品が物議をかもすのは今に始まったことではないが、経済発展とともに世界の供給庫としての比重が飛躍的に増えるに伴いグローバルレベルでの製品の品質・信頼性が求められているのである。

しかし、問題発生の要因として『悪意を持って作っているというより、善悪を区別する知識が普及してない』=『遵法精神の不足、倫理観の欠如』ということが国全体を覆っていて、その上での経済発展による貧富格差の拡大や権力を持つ官僚の汚職や不正行為は、根本的な解決を遠ざける方向に後押しするだろう。

今、中国の文化界では孔子や荘子の新解釈が熱狂的な人気を博しているそうだが、倫理観や遵法精神を国中に至らしめ、自立的な自己規制ができる国になるのにいったいこの国はどのくらい期間を要するのだろうか?中国悠久の歴史を紐解くとそれは永久かもしれない。。



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達磨50% 忙中閑話。。 閑話。。。

posted by あすなろ at 20:47| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国・上海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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