2007年12月22日

ドバイ・ドリームの光と影

Newsweek071219.jpgアラブ首長国連邦(UAE)を構成する七つの首長国の一つであるドバイは、中国の主要都市をしのぐ勢いで世界屈指の成長を遂げている。空前の建設ブームで、高層ビルや豪華ホテルばかりか人口島まで誕生。近い将来、高層ビルの高さは世界の一位と二位を独占する見込みだ。世界の建設用クレーンの4分の1近くがドバイで稼働中とみられ、総額500億ドルものプロジェクトが進められている。人口150万足らずの砂漠の都市国家が、インドをしのぐ観光客とヨーロッパの大半の国を上回る外国投資を引き寄せている。2015年には経済規模は3倍になり、観光客は1500万人達する見込み。04年に誕生した金融センターでは約5000人の金融マンが働く。シンガポールやニューヨーク、ロンドンを思わせる商業の中枢がドバイに誕生した。。(Newsweek12/19引用)

Al Maktoum.jpg2000年に施行した10年計画では、2010年までの1人当りのGDPを2万3000ドル(約278万5千円)に定めていたが、既に2005年時点で既にそれを越える3万1000ドル(約375万4千円)に到達。2000年を基準年とするGDPの実質成長率(年率換算)は13%と、台頭する中国やインドを越える経済成長を見せた。
新計画では次の10年間でGDPの実質成長率(年率換算)を11%に維持し、生産力を年間4%拡大、さらに新たな成長部門を創出して競争力を堅持する構えだ。

このドバイ発展の立役者はCEO型リーダーのムハンマド・ビン・ラシード・アル・マクトゥーム首長だといわれる。95年に長兄から権限を委譲され事実上のドバイの指導者になるや、ドバイは疾風怒濤の勢いで成長をはじめた。政府主導の資本主義と世界から才能を集める起業家精神の両方を活用すのがムハンマド流で、絶対君主制と高度に中央集権的な組織を持つドバイは、近代国家というより私企業とも評される。

悠久の時の流れを経てきた砂漠の小国が、1人の賢明な首長によってジェットコースターのような速度で世界からの集客国家に急激な変貌をとげようとしているが、歴史や民族文化や150万国民の意思とかけ離れたところで進む発展が大いなる砂上の楼閣でないように。。

Dubai_Project.jpgドバイの世界一プロジェクト
 ▼ザ・パーム・ジュメイラ
 ▼メディアシティー
 ▼ザ・ワールド
 ▼バージュ・ドバイ
 ▼マクトゥーム国際空港
 ▼ドバイメトロ
 ▼ドバイランド
 ▼ドバイモール

■関連情報:Dubai(Wikipedia)


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達磨50% 忙中閑話。。 閑話。。。


ドバイの世界一プロジェクト
 ▼ザ・パーム・ジュメイラ
  三つ造られる「ヤシの木」型人口島のひとつ(06年入居開始)中央の幹の部分は
  高級マンションやホテル、枝には別荘が並ぶ。
 ▼メディアシティー
  インターネットシティー、ヘルスケアシティーなど多数ある経済特区のひとつ。
  CNN,ロイター、MTVなど800社以上が進出。。
 ▼ザ・ワールド
  世界地図を模した300の人口島の分譲プロジェクト。
  今秋に売れた「上海島」は2800万ドルだった。
 ▼バージュ・ドバイ
  「ドバイの塔」という意味で高さは800m超。完成すれば世界一高いビルに。。
 ▼マクトゥーム国際空港
  経済特区ジュベル・アリ・フリー・ゾーンに近く、現空港の10倍の規模で
  年間旅客数が1億2000万人という世界最大の空港をめざす。
 ▼ドバイメトロ
  交通渋滞がひどいために計画されたドバイ初の鉄道。
  10年までに開業予定で全自動無人鉄道システムとしては世界最長になる。
 ▼ドバイランド
  競技場やタイガー・ウッズ設計のゴルフ場、ピラミッドを模した施設からな
  る世界最大のテーマパーク。2010年オープン予定。
 ▼ドバイモール
  完成時には世界最大級のモールになる予定。巨大な水族館も建設中だが工事は遅れ気味。。
posted by あすなろ at 19:05| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政経 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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