と書き始めた が昨日は中断
日曜朝花曇り 仕切り直して 再スタート
■善良な笑い
今朝の読売新聞を見ていて『編集手帳』の『笑い』の部分が目に留まった。
スローライフ、シンプルライフ、清貧などの言葉がある。百年余り前、フランスの宗教家シャルル・ヴァグネルは「簡素な生活」を著した。この邦訳本の中で監修者の粗田さんが「私たちは土から離れ、土の素朴な温もりや、匂いを忘れた」と書いている。そして、昔に返ることはできないから、自覚的に土と接する「着土」が大切だと説く。それは、ヴァグネルの思想でもあるという。同時に、人との関係において『善良な笑い』を取り戻すことを、ヴァグネルとともに願わずにはいられない、とも書いている。若者の健全な笑いは、未来に期待を抱かせてくれるとも。(読売新聞3/30編集手帳より引用)
なぜ、目に留まったかというと、今週こんなことがあった。
■チベット騒乱
スロベニアの首都リュブリャナで開かれていたEUの非公式外相理事会は、29日、中国チベットの自治区の暴動鎮圧問題で、中国政府とダライ・ラマ14世に「実質的かつ建設的な対話」を呼びかける声明を採択し、閉幕した。声明は、北京五輪開会式のボイコット問題には言及しない一方、中国政府に対し、チベット自治区への報道関係者の自由な通行を認めるよう注文を付けた。EU議長国スロベニアのルペル外相は、協議後の会見で「人権問題に関する対話は、五輪参加の問題とは切り離して進める」と述べた。
一方、これを受けた形で中国新華社通信は、「中国はチベット問題で一切の妥協はしない」との評論記事を配信した。(読売新聞より引用)
五輪開会式出席か否か、人権のEUの成り行きが注目された非公式外相理事会だったが、各国の足並みの乱れから全面的な欠席には至らずも、実質的且つ建設的対話を呼びかける声明を採択したことは、それなりの成果ではないかと思う。
EU諸国の対応を見ていると、メルケル独首相やチェコのバツラフ大統領、ポーランド、エストニア首脳など、1989年以前の東欧での共産党独裁体制下での全体主義と民主化を経験した首脳に確固たる人権問題への姿勢が見受けられる。「善良な笑い」すら押し殺された社会がいかなるものか身を以て経験してきた政治家の良識と信念に基づく行動であり、国の不幸と苦悩を経て蓄積してきた英知であろう。26日、EU議会のハンスゲルト議長は「全ての責任ある政治家は、五輪開会式への出席の是非を自問すべきだ」と呼びかけている。
■図解チベット騒乱
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