2017年11月19日

文藝春秋 2018年の論点100

年の瀬と言うには早すぎるのだが、
決まってこの時期になると年の瀬
を認識する一種のルーティンの様
に繰り返す癖がある。
   



たわいのないものばかしだがスタ

バのクリスマスブレンド購入が始
まりで、次に文藝春秋の「日本の

論点
」→現在は改題され長くなっ
た「文藝春秋オピニオン 201X年

の論点100
」が続く。。
 


IMG_2576.JPG
   


この本、文藝春秋から11月に発売
される年刊誌。1994年から継続購
入していたのだが、2010年中国に
転じて購入が途絶えた。販売時期
の年末年始に国内に居なかったの
がその理由だ。


日本の論点_22.jpg
日本の論点_11.jpg



帰国した一昨年末には本屋を当た
ってみると、大前研一の日本の論
点とか日本経済新聞社の日本の論
点が見つかったが、本家本元の文
藝春秋版は見つからなかった。だ
から、てっきり20年近く続いた文
藝春秋版は廃刊になり、有名ブラ
ンド”日本の論点”を他社が引き取
り、新たな2世代目日本の論点が
始まったものと勘違いしていた。


しかし、ある時ひょんなことで文
藝春秋版に再会した。この本を特
徴づけていた分厚さと赤と黒の背
表紙が青地表紙のスリム版に姿を
変え、タイトルも「日本の論点」
から「文藝春秋オピニオン 201x
年の論点」に変わっていた。何か
あったのだろうか?2013年版から
変わったようだ。タイトルや装丁
が以前に比べてどこか遠慮気味に
感じる。


IMG_2585.jpg

IMG_2581.JPG




そんなことで、毎年立冬を過ぎた
頃に本屋に並ぶ「日本の論点:文
藝春秋オピニオンの201X年の論点
100」の購入&積読 を続けている。



IMG_2571.JPG    




昨晩、最寄の本屋で買った「2018
年の論点100
」版は、表紙の色が
水色からピンクに変わっているが、
なぜピンクなのかその理由が分か
らない。ピンク色は進出色・温暖
色・柔軟色・軽量色といったイメ
ージ効果を持ち、柔らかい優しい
印象は、心や体に満ち足りた気分
をもたらしてくれる色とされる。
 
    


来る年がそんな年であれば良いが。

...(閑話)




■関連情報
 ▼日本の論点(Wikipedia)
 ▼文藝春秋オピニオン 2018年の論点100(文藝春秋公式サイト)
 ▼出てきた『日本の論点』(My Blog)


  
  
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2017年10月29日

塩野七生・日本人へ W

台風による雨は非情にも二度まで
も多摩川の花火大会を中止にした。
台風が直撃した夏の大会を二ヶ月
も順延し心待ちした調布市初めと
する関係者の気持ちは如何許りか。



それはさておき、



IMG_2113.JPG 昨夕は雨の中を最寄りの本屋まで足を運んだ甲斐があった。塩野七生の「日本人へ W」と佐伯泰英の「空也十番勝負:恨み残さじ」を見て即購入。素晴らしい贈物を得た。この二人の作家には現役時代の通勤読書でことのほかお世話になった。塩野氏の「ローマ人の物語」と佐伯氏の時代小説「密命」は発売が待ち遠しく感じられたものだった。そんな両作家も年齢は80前後にさしかかっているのではないかと思うが、従来通りの執筆を続けられているのが慶ばしい。



 ところで、昨晩買ったばかしでまだ読み終えていないのだが、ここでは塩野七生の「日本人へ W:逆襲される文明」について少し触れてみる。この「日本人へ」はこれまで4巻発行されている。また、これらのシリーズの始まる前の2008年10月に「ローマから日本が見える」が発行されている。


【日本人へ】
(1)国家と歴史:2010年5月
(2)リーダー篇:2010年6月
(3)危機からの脱出篇:2013年10月
(4)逆襲される文明:2017年10月


ローマから日本が見えるB1 日本人へ_2 日本人へ_1.jpg IMG_20171029_0004.jpg



 塩野氏がライフワークの「ローマ人の物語」を執筆する中で、遠くイタリアから日本を望み、氏の探求テーマであるローマに照らした日本社会への演繹的な叱咤激励は、2008年頃から始まったものと思われる。とは言え、さすがの塩野氏をしても最初は「ローマから日本が見える」と控えめであったのが、どうにもならぬ日本政情の体たらくぶりを見て「日本人へ」に変わって行ったのではないだろうか。


 発刊時期については、おそらく出版社と頃合いを見計らっているのだろうが、日本の政情が混迷すると発行をぶつけてくるように思われる。「ローマから日本が見える」が発刊された2008年は、福田首相が内閣を総辞職した年であり、2010年の「日本へ T」は、自民党から民主党に政権が移行した頃である。更に2013年は、再び政権が自民党に戻った頃だ。そして今回である。



 まだ一部拾い読みした程度なので、感想的なものを書く前に内容の構成をということで、目次を引用させていただく。


目次

-T-
・国産できた半世紀
・イタリアの悲劇
・帰国してみて
・なぜ、ドイツはイタリアに勝てないのか
・ユーモアの効用
・三十代首相はイタリアを救えるか
・プーチンXオバマ
・政治とおカネの不思議な関係
・ヨーロッパ人のホンネ
・ある出版人の死
・女たちへ
・この夏を忘れさせてくれた一冊の本
・朝日新聞叩きを超えて
・日本人の意外なユーモア
・中国に行ってきた
・脱・樹を見て森を見ず、の勧め

-U-
・一神教と多神教
・ローマに向けて進軍中
・テロという戦争への対策
・地中海が大変なことになっている
・イイ子主義と一般人の想い
・悲喜劇のEU
・なぜ、ドイツ人は嫌われるのか
・イタリアの若き首相
・残暑の憂鬱
・今必要とされるのは、英語力より柔軟力
・イスラム世界との対話は可能か
・一多神教徒のつぶやき
・消費税も頭の使いよう
・誰にでもできる「おもてなし」
・考え方しだいで容易にできる「おもてなし」
・四国を日本のフロリダに

-V-
・「保育園落ちた日本死ね」を知って
・EU政治指導者たちの能力を問う
・ローマ帝国も絶望した「難問」
・両陛下のために、皇族と国民ができること
・「会社人間」から「コンビニ人間」へ?
・著者のこだわり
・帰国中に考えたことのいくつか
・若き改革者の挫折
・トランプを聞きながら
・負けないための「知恵」
・背景、橋田壽賀子様
・がんばり過ぎる女たちへ
・見ているだけで美しい
・ドイツ統一の真の功労者
・政治の仕事は危機の克服



PS.塩野氏のエッセイの醍醐味は、相手が誰であれ全く物怖じしない語り口ではないかと思う。ローマを極める過程で、人間が執り行う政治(広く営み全般)はローマに全てあると悟ったのではないだろうか。だから、ローマから現代に演繹した確信に満ちた格調高い説法は、独特なローマ色をして読者に心地よく響くのではなかろうか。読者は塩野教の信者かもしれない。(閑話)




■関連情報
 ▼塩野七生・ローマから日本が見える(My Blog 2008/10/13)
 ▼塩野七生・日本人へ リーダー篇(My Blog 2010/6/5)
 ▼佐伯泰英・空也十番勝負 読後感(My Blog 2017/2/2)
 ▼佐伯泰英・空也十番勝負 青春編(My Blog 2017/1/14)


  
  
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2017年10月26日

井川香四郎・別子太平記 読後感

今晩は!
騒いだ割にはあっけなく駆け抜けた台風。
この台風の長雨を利用して読みかけてい
た故郷の物語「別子太平記」を読終えた。


IMG_1373.jpg


    
ついでのことに、柄でもなく感想文を書
こうと思ったが、ネットで見つけた雨宮
由希夫氏の書評が素晴らしいので軟弱に
も早々と諦め引用することに切り替えた。
雨宮氏は歴史時代作家クラブ賞の選考委
員なども務められている書評家のようだ。




 (序)物語を始めるにあたり、新居(新居浜)は秀吉の長曽我部討伐の最前線として登場する。秀吉側大軍に対し金子城を拠点に新居を守るは秀吉が最も恐れた武将・金子肥後守元宅。しかし、多勢に無勢。落城滅亡は時間の問題。討ち死に覚悟の総攻撃を前に肥後守は3人の若武者に滅びゆく家門と故郷の再興を託して生き延びさせる。この際、兜の家紋・三蜻蛉紋を三つに割り各自に持たせる。少し里見八犬伝を連想するが、この三人(or後裔)が物語の進展と共に「家門と新居の再興」に関わり登場してくるのであろう。これが一章である。



別子銅山_2.jpg いうまでもなく、別子銅山は愛媛県宇摩郡別子山村から新居浜市にかけて存在した日本の代表的銅山である。本作は3部10章の構成で、戦国末期、元禄、そして幕末明治の3時代をクローズアップして別子銅山の「通史」を描いた歴史小説である。




IMG_9799.JPG 物語の舞台は故郷。まさにそこに生まれ育った訳だが、体系的に銅山の歴史文化を学ぶことなどなくて、その知識は見事なまでの点・点・点。この連続性のない点群を紡いだ歴史小説として別子銅山の通史を誕生させたことに意義があると思う。誰にも増して市政80周年を迎えた新居浜市の人々への贈り物だと思う。...(閑話)




関連情報
 ▼書評『別子太平記 愛媛新居浜 別子銅山物語』(歴史時代作家クラブ公式ブログ)
 ▼新居浜市の概要(Weblio辞書)
 ▼マイントピア別子(Wikipedia)
 ▼別子銅山記念館公式サイト
 ▼あかがねミュージアム公式サイト
 


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2017年02月02日

声なき蝉・空也十番勝負 読後感

 久しぶりに佐伯時代小説を読んだ。忘れかけていた通勤読書の味を少し思い出した。佐伯時代小説はサラリーマン時代の通勤読書の友だった。私は密命シリーズ全26巻と交代寄合伊那衆異聞シリーズ全23巻を周囲を忘れて読み耽ったものだった。
 
 当時、「月刊佐伯泰英」の異名をとった佐伯氏は、書き下ろしスタイルを文庫本の世界に持ち込み、上梓数も発行数も圧倒的な金字塔を打ち立てた時代小説のレジェンドだ。そして、売り上げ漸減に苦しむ業界に時代小説ブームをもたらしたのも氏だ。そんな佐伯氏も現在70代半ばにさしかかっている。幾つものシリーズを並行的に書き下ろしていた十数年前のような体力はなくなってきたのかもしれない。同時に佐伯時代小説が夢と温もりで包もうとした読者としての企業戦士の多くは既に退職している。本懐を遂げた佐伯氏が引退するとしても不思議ではない。最近は完結したシリーズを見直した完本が販売されている。その兆しと見えなくもないのだが。
 
 
IMG_3850.jpg  そんな中で生まれた空也十番勝負 青春篇は代表作「居眠り磐音」の主人公坂崎磐音の嫡子空也を主人公とする氏にとって14番目のシリーズである。氏は「居眠り磐音」の後編と受け取るか、新作と受け取るかは読者の自由だと言っているが、これは明らかに新作だと思う。読者の期待に応えたい作家本能と活字離れや出版不況にあえぐ業界への今一度の恩返しの気持ちがなせる技ではないだろうか。氏をここまで育ててくれた読者と業界への恩返し、それがこの空也十番勝負にちがいない。
 
 
IMG_3856.JPG さて、その新作「声なき蝉」であるが、上巻を読み始めて気付いたことがある。「佐伯節変調なり」である。次頁をめくるのがまどろこしく感じるほどに先の展開を追った佐伯時代小説のテーストが感じられないのである。だらだらと盛り上がりのない展開が最後まで続く。どうした佐伯?上巻は1章で済むのではないか?佐伯時代小説や何処に?功名なって老たりか(失礼!)?しかし、そんな危惧は下巻に入ると徐々に取れてきた。今に思えば上巻のだら長さは「蝉の土中は長い」を、そして無言の行(示現流奥義習得)を成就し薩摩出国の際に叫んだ「蝉は鳴き申すぞ、眉姫様!」は主人公空也(=蝉)の羽化を暗示しているのであろう。異国の血が流れる眉姫と空也の淡くせつない恋も佐伯流だ。ただ気がかりは羽化後の蝉は短命なことだが、時代小説の神様は凡人の想像をはるかに超えて物語を紡いでいくのだろう。
  
  
IMG_3842.JPG 氏は”声なき蝉”下巻のあとがきにこんなことを書いている。『どうか本屋を訪ねた折にふらりと本屋の書棚を覗いてください。そして、だれの本でもいい、手にとって紙の本の感触を改めて確かめてください。電子書籍などの出版物が生き残る道は残されているのだろう。だが、その前に書店さんで、「ああ、今の本の傾向はこんなふうか」と自分の目で確かめていただきたい。それが書店さんを元気づけ。小説家を生き残らせる道なのです。そして、「空也十番勝負 青春篇」の物語が一巻また一巻とできる唯一の道なのです。』と。バブルに沈む企業戦士の挫折感を夢と温もりで存分に包んできた氏が、業界の先行きを危惧し再び筆をとることに敬意を表し次巻を心待ちにしよう。(閑話)
  
  
  
■関連情報
 ▼佐伯泰英・密命のMyBlog総集編(MyBlog 2012年10月12日)
 ▼佐伯泰英・空也十番勝負 青春篇(MyBlog 2017年1月14日)
 ▼佐伯泰英・ウェブサイト(公式サイト)
 ▼佐伯泰英・密命(公式サイト)
 ▼佐伯泰英・空也十番勝負(公式サイト)

 
  
  
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2017年01月14日

佐伯泰英・空也十番勝負 青春篇

 今日、本屋の売れ筋ランキングを見ていると、1位2位と7位に佐伯泰英の時代小説がランクインしていた。年末にランクインがなかったのが不思議だったが、年が明ければしっかりリカバリー。ベストセラー作家の面目躍如。これが常態なのだ。
    
  
 さて、佐伯泰英氏だが、言わずと知れた時代小説の大家にしてベストセラー作家。99年に時代小説に転じて以降、作品は既に10数シリーズに及び、多くの人気シリーズを要している。NHKの木曜時代劇『陽炎の辻』をはじめとしてTVドラマ化も多い。作品は文庫版の書き下ろしを最大の特徴とする。文庫に書き下ろしを導入した立役者である。巷では、藤沢周平に並ぶ時代小説の大家と称える評価もあれば、一方には粗製濫造の大家との辛辣な批判もある。当のご本人は世間の風は風として自らを職人作家と称して慎ましい。
  
   
密命_晩節.jpg 私はサラリーマン時代の通勤読書で氏の処女作”密命”シリーズ全26巻を読んだ。いくつかの人気シリーズが同時並行的に刊行されているのだが、私は密命一筋。浮気をしないことにしていた。しかし半年1冊の発刊ペースが遅くて待ちきれずついに浮気。合間で”交代寄合伊那衆異聞”全23巻を読んだ。そしてサラリーマン生活を終えるのと前後して”密命シリーズ”も完結した。サラリーマンの時代小説の神様・佐伯泰英氏はどこまでも働き疲れた企業戦士に優しかったようだ。    

  
  
 そんなことで、”密命”、”交代寄合伊那衆異聞”両シリーズが完結してから(=リタイヤーしてから)というもの、文庫売れ筋ランキングでの活躍に誘惑されながらも佐伯作品は読んでいなかったのだが、今日、手にした新シリーズ”空也十番勝負”に誘われて新境地なった佐伯ワールドに再び引き込まれそうだ。   

  
  
IMG_3856.JPG 空也とは氏の代表作”居眠り磐音江戸双紙”の主人公”岩崎磐音”の嫡子に当たる。”密命”ファンの私としては”密命”の主人公”金杉惣三郎”の嫡子”清之助”の物語の方が興味深いのだが、”密命”の終盤は息子”清之助”の物語になったきらいがあり、初期”密命”の味が曖昧になったと言えなくもない。佐伯氏としては、ここの問題をシリーズを分けることで対処したのではないだろうか。いずれにしても、佐伯氏の新境地やいかに。このうえなく今後が楽しみだ。またしばらくおつきあいさせていただくことにしよう。期待。...(閑話)
  
  
  
■関連情報
 ▼佐伯泰英・密命のMyBlog総集編(MyBlog 2012年10月12日)
 ▼佐伯泰英・密命(公式サイト)
 ▼佐伯泰英・空也十番勝負(公式サイト)
  
  
  
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2012年10月12日

佐伯泰英・密命のMyBlog総集編

金杉惣三郎をご存知だろうか。

享保時代を舞台とする作家佐伯泰英氏の「密命」シリーズの主人公である。

ほとんど時代小説は読んだことがなかったのだが、
昨年(2005年)暮れ、父親の葬儀に帰省した折に駅の売店で買った「追善」が面白く、
以来、密命シリーズ全13巻と補助本「密命読本」を一気に読み上げた。

密命_晩節.jpg これがMy Blogで佐伯泰英の『密命』について書いた最初の一文である。時期は2006年。24巻「晩節」でシリーズが完結した今、振返ってみると、この年はシリーズのちょうど中間点であったことが分かる。それ以降は半年に一冊ペースの発刊を今か今かと待ちわび、通勤読書でむさぼるように読んだものだった。

 佐伯氏が初めての時代小説『密命』に込めたものは、バブルが弾けて仕事で自信を喪失し、家庭に居場所を失った企業戦士(=武士)への優しい労りの気持ちではなかったか。「今の日本で夢を語るのは難しくても、時代小説なら、夢や人のぬくもりを存分に描ける。文庫なら値段も安く、読者に届きやすい」。これが1998年に出版された「密命」シリーズ第1作だったと氏自身が語っている。
 
 同時に、このことはご自身の人生にも当てはまる。写真家を経てノンフィクション作家となり18年。この間に30冊に余る本を書いているが、どれも初版止まり。98年には出版社から絶縁されかけ、編集者が漏らした言葉が「佐伯さんに残されたのは、時代小説か官能小説だな。」であったそうだ。本を書く以上、版を重ね多数の人の厳しい目に晒され評価され、やがて文庫本に収められる作品を目指したそうだが、ここを契機にして「書下しの佐伯・職人小説家佐伯」が誕生して行くのである。氏の小説家としての挫折感は、バブルに沈む企業戦士の挫折感に重なったのであろう。

職人作家_佐伯泰英.jpg 58歳で時代小説の書下ろしに転じ、8年間で80冊以上、2006年に累計部数が1000万部を超えた。業界の偉業だそうだ。途中で高血圧を患ったりしたが、多くの人気シリーズを並行的に書き下ろし、今や押しも押されぬ大作家。しかし、ご本人は自身を「職人小説家」と称してつつましい。

 そこそこ通勤読書はしたが、周囲を忘れて読みふけった本は『密命』しかなかった。頭が痛くなりそうな小難しい本もあれば、途中で嫌気が指して読むのを止める本もあり、いろいろだが、『密命』だけは一気に集中して読め切ったものだった。知らず知らずのうちに佐伯氏の意図した「夢やぬくもりを存分に」に包まれて楽しませてもらったのだと思う。

 そして、私のサラリーマン生活引退と前後して『密命』シリーズも幕を閉じた。通勤読書の神様は、どこまでも優しくつき合ってくれたように思える。『密命』シリーズを与えてくれた氏に感謝し、今後の益々の活躍を祈念してMy Blogの『密命』シリーズ総集編としよう。(閑話)


■ My Blogの『密命』読後感想文

『密命』はどこへ行くのだろうか。その先は著者のみぞ知るところ。否、今はまだないのかも知れない。《外は霜夜。森閑として音もない。女の手から針が落ちて糸がしゅるしゅると穴を滑り、筵に落ちた音さえ聞き分けられる静寂を感じ》つつ未明に著者が打つキーボードから宇宙を両断するが如くに凡人には予期できない展開を生み出してくれるのであろう。

2006年03月29日 密命 金杉惣三郎と歩く江戸の町(その1)
2006年04月16日 密命 金杉惣三郎と歩く江戸の町(その2)
2006年04月29日 密命14版(遠謀 密命・血の絆)発売された
2006年06月06日 古地図から浮かび上がる江戸・東京400年の歩み
2006年09月02日 密命 金杉惣三郎と歩く江戸の町(その4)『密命15巻 無刀』
2006年09月09日 時代小説1千万部超えた佐伯泰英
2006年11月11日 密命 金杉惣三郎と歩く江戸の町(その5)
2007年06月17日 密命 金杉惣三郎と行く米国『密命16巻 烏鷺 17巻 初心』
2007年06月25日 週末つれづれ 佐伯泰英・密命他
2007年12月20日 佐伯泰英 『蜜命18巻・遺髪』
2008年04月27日 私のいちばん 講談社文庫100冊
2008年04月28日 佐伯時代小説に登場した上海
2008年05月27日 コカコーラが日本完全制覇?
2008年07月20日 佐伯泰英 『密命19巻・意地』
2008年12月23日 佐伯泰英『密命20巻 雪中行』
2009年04月18日 2009年 新書大賞・本屋大賞
2009年04月26日 佐伯泰英 『難航』読んで
2009年06月14日 密命21巻・相剋と山寺の謎
2009年07月05日 佐伯泰英『密命21巻 相剋』
2009年10月18日 読書の秋 新書文庫の様々フェア
2009年11月01日 佐伯泰英 『海戦』読んで
2009年12月16日 佐伯泰英『密命22巻 再生』
2010年06月12日 佐伯泰英『密命23巻 仇敵』
2011年01月12日 佐伯泰英『蜜命24巻 切羽』


■ 佐伯泰英『密命』シリーズ

読書の順  シリーズの順&タイトル  背景の年代    刺客
------+-------------------------------------------+--------------------+-------------------

H  @密命 見参! 寒月霞斬り 宝永六年(1709年4月) 日下左近 
I  A密命 弦月三十二人斬り   享保元年(1716年7月) 岩殿禅鬼 

G  B密命 残月無想斬り 享保二年(1717年節分) 石動奇獄 

A  C刺客 密命・斬月剣 享保三年(1718年5月) 四辻卿ら7刺客

M  D火頭 密命・紅蓮剣 享保四年(1719年師走) 野津虎之助

B  E兇刃 密命・一期一殺 享保六年(1721年新春) 九重馬之助

C  F初陣 密命・霜夜炎返し   享保六年(1721年夏) 菊小童
E  G悲恋 密命・ 尾張柳生剣 享保六年(1721年師走) 軽部駿次郎

F  H極意 密命・御庭番斬殺   享保七年(1722年仲秋) 尾張柳生7刺客

D  I遺恨 密命・影の剣 享保八年(1723年正月) 鷲村次郎太兵衛

J  J残夢 密命・熊野秘法剣   享保八年(1723年4月) 石突不動

K  K乱雲 密命・傀儡剣合わせ鏡 享保八年(1723年)   一膳坊

@  L追善 密命・ 死の舞 享保八年(1723年師走) 柳生一太郎
L  ◎「密命」 読本  元禄三年(1690年)
N  M遠謀 密命・血の絆
O  N無刀 密命・親子鷹
P  O烏鷺 密命・飛鳥山黒白
Q  P初心 密命・闇参籠
R  Q遺髪 密命・加賀の変
S  R意地 密命・具足武者の怪
21  S宣告 密命・雪中行
22  21相剋 密命・陸奥巴波
23  22再生 密命・恐山地吹雪
24  23仇敵 密命・決戦前夜 享保十一年
25  24切羽 密命・潰し合い中山道 享保十一年
26  25覇者 密命・上覧剣術大試合 享保十一年(1726年霜月)
27  26晩節 密命・終の一刀 享保十六年(1731年) 安濃万蔵


■関連情報
 ▼佐伯泰英・密命(公式サイト)
 ▼佐伯泰英(Wikipedia)



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達磨50% 忙中閑話。。 閑話。。。密命登場者はここから参照
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2012年09月30日

夏の文庫フェアー(-2012年)


夏の文庫フェアーが始まりましたね

いつも控えめに整然と並ぶ文庫本の棚が、この時期になるとにわかに色づき賑わう。
緑や黄色の帯をまいた文庫本の一群は、どこか本屋さんを彩る花畑のようでもある。


...などと書いたのは2010年。
その夏、中国に転じてからすっかりブログの更新が滞っている。

それでもサイバーの広大な空間に消滅することなくかすかな光を放っているのは、
YahooやGoogleの検索と何よりも今だに”お気に入り”登録からのアクセスによる。
顔見えず、名知らぬご訪問者に深く感謝申し上げます。

キーワード検索で生き残るブログが私の目指すところだが、
そんな強がりめいた言葉もかなり危うくなって来た。
先々週のアクセスログを分析してみると、
1日当りの平均アクセスが、
訪問者数:137人、頁ビュー:314頁
に落ちて来た。

Wao! なんとかしなくっちゃ。。
しかし、一度狂った歯車を元に戻すのはなかなか難しい。
何か書こうと想っても集中も根気も続かない。
さりとてブログを捨てることもできず、
100万アクセスは達成したい。

ということで、
化石化脱皮の養成講座を終えた気楽さもあって、
徒然なるままに、日暮らしPCに向かいて、
窮余の繋ぎ駄文をひとつしたためん。

いえいえ、その実なにも書いておりません。
夏の文庫本フェアーの小冊子の表紙を追加して、
2007年からの表紙の変遷を見るだけのもの。
どうかあしからず。
でも何とかした〜い。
(閑話)



2012年版

Bunko_2012_Shinchou.jpgBunko_2012_Kadokawa.jpgBunko_2012_Syuueisha.jpg



2011年版

Bunko_2011_Shinchou.jpgBunko_2011_Kadokawa.jpgBunko_2011_Syuueisha.jpg



2010年版

2010_新潮社_1.jpg2010_角川文庫_1.jpg2010_集英社_1.jpg


2009年版

2009_新潮文庫の100冊_3.jpg2009_角川文庫夏の100冊.jpg2009_夏の一冊集英社文庫_2.jpg


2008年版

2008新潮社夏の100冊.jpg2008角川文庫夏の100冊.jpg2008集英社夏の100冊.jpg


2007年版

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■関連情報
 ▼2010年夏の文庫キャンペーン(My Blog 忙中閑話)
 ▼新潮文庫の100冊1012年(新潮文庫)
 ▼発見!角川文庫 祭2012年(角川文庫)
 ▼集英社 ナツイチ WONDER LAND 2012年(集英社文庫)

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  ▼新潮文庫の変遷(1961-2012)(海鹹河淡)
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2011年01月12日

佐伯泰英『蜜命24巻 切羽』

あと少し。
期末試験の採点を終え結果を
インプット。後は講評を書けば
1学期は完了。18日の格安フ
ライトを予約。これ本当ってな
ほど安い。早いもので5ヶ月振
りの帰国。奥歯の治療に温泉・
田舎へも。愛車IQも走らして
やらないと。春節見聞の絶好
機だが、先を見ればここは体
の手入れが先かな。。




■閑話1 佐伯泰英『蜜命 切羽 第24巻』


蜜命_23巻_切羽_1S.jpg半年に1冊。ファンにとっては待ち遠しい佐伯泰英の蜜命シリーズ。渡航直前に23巻『決戦前夜』を読んで半年。見聞きすること全て始めてのばたばた済南暮らしにおいて、それでも蜜命の発売日は片時も忘れてはおりませんぞ。その24巻『切羽』が12月に発刊されたのだが、問題はどうやって手に入れるか?

アマゾンJapanに問い合わせすると海外からのオーダーも配送も可能と言う。さすがだねと感心したが、まとめ買いの送料など追加質問すると関税分はご自分で云々とかと返事が返ってきたので、ものぐさな小生は即GiveUp。それではと、自宅に居てはなかなか言うことの聞かない怖い?女房殿?に買ってもらい他品と一緒に郵便小包で送ってもらうことに。なんと快諾旨。てなことで年末に蜜命・第24巻『切羽』と交代寄合伊那衆異聞・第13巻『易』を入手した。待ち遠しいファンの気持ちを「来た見た勝った」をもじって「出た見た買った」とたとえたが、ここ中国・済南で手にした蜜命は「来た来た読んだ」かな?

伊那衆異聞_13巻_交易_1S.jpgさて、その蜜命だが、ひたすら上覧剣術大試合に向けてストーリーが収斂していく中で、23巻のタイトルが『仇敵(決戦前夜)』今巻が『切羽』。試合とその先を推敲するに要する時間を稼いでいるのかと邪推しそうな繋ぎ作(ごめんなさい)といえなくもない。全巻読んできていると蔵の中勝負も内山峠の決闘も小粒な感が否めない。おおよそ推定範囲内なので平板化して感じる。

唯一理解できないのは、成長著しい実子・清之助を急造弟子をして何故倒そうとするのかということ?書中に惣三郎が「武家の世界では下克上は常のこと。親子とて刃を合わせて、命を奪い合います。それが武術家の性にござる」とある。その性をしての話の作りがいまや主題の感があるが、その性をして大試合は、我らが金杉惣三郎は、更には惣三郎家族は、どこへ行くのだろうか?次作が出る頃には済南暮らしも1年近くなっている。楽しみに待つことにしよう。。(蜜命ファンの閑話)



■閑話2 心想事成


心想事成_2SF.jpg


民芸店通いしていて朋友になった
書家で民芸店を営む郭さんに
「心想事成」を書いてもらった。

この歳ではいささかどうかとも想うが
心にないものは何事も実現しませんから
それくらいの意味で書いてもらった。

若者は時間がありますから
夢忘れずまい進されよかな
おやじに言えることは。




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2010年08月26日

成長力&幸福度世界ランキング100

猛暑に足の痛み
とんでも二重苦からやっと
一方が開放され普通に暑い
暑いと歩けるようになった
のだから良しとしなくては
そんなことで早速最寄りの
本屋さんに立ち寄ると。。




閑話1 詩集『くじけないで』 


くじけないで.jpg多くの平積みの書籍の中に柔らかで暖かな色合いの装丁にとても高齢の品の良いおばあちゃんが映った本が目に入ったので、「ウン?」と手にとって頁をめくると、そこには思わず心が和み心が洗われるなんとも素敵なみずみずしい詩が並んでいました。帰宅してググるとそうなんだ知らぬは私だけかも?今年の春頃から新聞等で紹介され大反響をよんだ99歳の詩人・柴田トヨさんの初詩集『くじけないで』なんですね。同書は詩集としては数千部も売れれば上出来という中、既に40万部を超える大ベストセラーになっているそうです。このお歳にして乙女のような初々しい感性はただただ頭が下がります。素晴らしい詩集だと思います。読んでない方がいれば、是非読まれることをお奨めします。




閑話2 『最高の国』ランキング


8月の初めにニューズウィーク誌の売却が報じられた。もっぱら駅売店で表紙を見ては面白そうと不定期購入を続けているが「消えるにはおしいな」と思わせるいい情報誌でお気に入り。少しせっかちな危惧で済みそうで安心した。


Newsweek_20100901_1.jpgそのNewsweekだが9/1号で『成長力&幸福度世界国別ランキング100』なるいきな特集をやっていたので即購入してきた。勿論、頁をめくり日本が上位にランクされていることを確認してだが。
逆に言えば、それほど最近の日本を扱ったニュースは重苦しく・陰鬱で・自信喪失で・自己卑下型で・他人のあら探し責任追及足引っ張り型で・母数の少ない調査結果をして政権不審誘導型で・・もういいかげんにしろとどなりたくなるようなニュース記事ばかりの感がしないでもない。例えばGDPが世界3位になろうが全世界の堂々たる3位だろう。2位と比べてもまだまだ中身の違いはこんなに大きいと誇ってくれよ、そういう積み上げはないのかね。と言いたくなるというものだ。

中国人の対日観_1.jpgこの間、週刊現代で上海万博に携わる堺屋太一の「全日本人必読中国から見たニッポン」という記事では「日本では100mを超える高層建物が480棟位だが中国では上海だけで800棟もある。羽田空港に降り立った中国人は10人が10人とも「今夜は東京は停電ですか?どうしてこんなに暗いんですかと聞く」てなことを書いて中国の成長を例えようとするものだから、この親父も耄碌した。上海でさぞかし毒饅頭食らって目がうつろになっているんじゃないか?」と腹立たしくも感じたが、、まー識者の警鐘という意味では耳を傾ける必要もあろうが、日本を軽少に侮蔑的に例える話はむなくそが悪くなるというものだ。それくらい全てが自己卑下・自信喪失的であるように感じる。40年近く企業戦士として働き詰めた団塊おやじには、あげくがこれかと思うと情けなくなるというものだ。Follow meと叫ぶジャンヌダルクは日本にいないものか?

もっとも同じNewwsweekでも数年前に「幹朽ち枝栄える日本」と称して様々な分野で世界に活躍する日本人を特集していたが、失われた10年に20年に落ちいった日本を「幹朽ち」と言ったのだろう。最近の若手ゴルファーの遼君や藍ちゃん、スケートの真央ちゃんなどなどの世代が世界トップに活躍する様は豊かさのなした技なんだろうと思えることもあるが、さてさてNewsweekでは「日本の成長力&幸福度」をどのように評価しているのだろうか?

最近、人々の生活で重要なのはなにも経済的要素だけではないと考え、国の豊かさを示す指標をGDP一辺倒から見直そうという動きが経済学者の間で盛んになっているらしい。フランスでは「経済状況と社会真保の計測に関する委員会」を立ち上げ「経済成長の算定システムの重点を、経済生産から人々の幸福度の測定に移す時期にきている」と結論したそうで、他にもいろいろ指標があるらしい。そんな中、Newsweekのランキングは国民の幸福に関る5つの側面教育・健康・生活の質・経済活力・政治的環境)に着目した評価を独自に作成したらしい。Newsweek曰く「私たちがランキングの作成を楽しんだように、皆さんも楽しんでほしい」に従い、「おおー日本もやるじゃないか、まだまだ見捨てたもんじゃない」と。。ばかおやじは溜飲を下げてみようと以下にランキングを引用させていただいた。。(閑話)


総合ランキング 
 (総合)       (人口の多い国編)   
1 フィンランド     日本   
2 スイス        アメリカ      
3 スエーデン      ドイツ      
4 オーストラリア    イギリス    
5 ルクセンブルク    フランス
6 ノルウエー      イタリア
7 カナダ        メキシコ
8 オランダ       ブラジル
9 日本         ロシア
10 デンマーク     トルコ

11 アメリカ      21 スペイン
12 ドイツ       23 イタリア
13 ニュージーランド  45 メキシコ
14 イギリス      48 ブラジル
15 韓国        51 ロシア
16 フランス      59 中国
17 アイルランド    73 インドネシア
18 オーストラリア   78 インド
19 ベルギー      81 ベトナム
20 シンガポール    100 ブルキナファソ


経済活力
 (総合)      (人口の多い国)  (低所得の国編)
1 シンガポール    アメリカ      中国     
2 アメリカ      イギリス      アゼルバイジャン
3 韓国        日本        インド
4 イギリス      中国        タイ
5 スエーデン     ドイツ       ヨルダン
6 オーストラリア   フランス      モロッコ
7 スイス       ロシア       チュニジア
8 フィンランド    インド       エジプト
9 ルクセンブルク   タイ        パキスタン
10 日本       イタリア      アルバニア


教育 
 (総合)      (中所得の国編)
1 フィンランド    カザフスタン
2 韓国        ポーランド
3 カナダ       キューバ
4 シンガポール    ラトビア
5 日本        リトアニア
6 スイス       ロシア
7 エストニア     ベタルーシ
8 イギリス      マレーシア
9 アイルランド    ペルー
10 オランダ     ブルガリア


医療            ■生活の質
 (総合)         (人口の多い国編)
1 日本           1 ドイツ
2 スイス          2 アメリカ
3 スエーデン        3 フランス
4 スペイン         4 日本
5 イタリア         5 イギリス
6 オーストラリア      6 イタリア
7 シンガポール       7 ロシア
8 ノルウエー        8 メキシコ
9 ニュージーランド     9 タイ
10 オランダ        10 トルコ



■関連情報
 ▼99歳の詩人柴田トヨさんの詩集『くじけないで』(みどりの一期一会)
 ▼国別指数やランキング(世界の人口)
 ▼幸福度の国際比較(2000年度)(社会実情データ図録)
 ▼地球幸福度指数(Happy Planet Index)を知っていますか?(伝右の日記)
 ▼ブータン王国の幸福度指数(Webと人のアマモ場)
 ▼幸福度指標開発に向けた期待 (NLI Research InstituteREPORT)
 ▼ニューズウイーク日本版(Official Site)




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2010年07月13日

2010年夏の文庫キャンペーン

夏の文庫キャンペーンが始まりましたね

いつも控えめに整然と並ぶ文庫本の棚がこの時期になるとにわかに色づき賑わう
緑や黄色の帯をまいた文庫の一群は、どこか本屋さんを彩る花畑のようでもある



2010年夏の文庫キャンペーン・パンフ
(新潮文庫・角川文庫・集英社文庫)


2010_新潮社_1.jpg2010_角川文庫_1.jpg2010_集英社_1.jpg


09年版

2009_新潮文庫の100冊_3.jpg2009_角川文庫夏の100冊.jpg2009_夏の一冊集英社文庫_2.jpg


08年版

2008新潮社夏の100冊.jpg2008角川文庫夏の100冊.jpg2008集英社夏の100冊.jpg


07年版

V100_1.jpgp?100_1.jpgWp??_1.jpg



2010年の各社のキャンペーン用パンフを駆け足で見てみよう。。


22010_夏の文庫キャンペーン_1.jpg010年版では、角川文庫の装丁が、2年続いた松山ケンイチから犬のキャラクター(発見→発犬→)ハッケンくんに変ったようですね。ソフトバンクモバイルのお父さん犬に続けかな??集英社のイメージキャラクターは9月25日公開の映画『君に届け』で主演を務める多部未華子さんとか。

新潮文庫のイメージキャラクターはYonda?のパンダで不変。カテゴリーは名作(33)/現代文学(44)/海外文学(16)/エッセイ・ノンフィクション(13)の四つ。選定の傾向は、どの分野も定番的(3年連続同一作品・作者)な作品が占める割合が大きいこと。名作には最近亡くなったいのうえひさしや藤沢周平など5人が新たに加わっているが、限られた中では森鴎外や井上靖が抜け、夏目漱石、芥川竜之介も1冊に減っている。現代文学は枠を44冊に広げ10人の新たな作家が加わっているが、東野圭吾、金城一紀、浅田次郎などの定番売れっ子が抜けている。いずれにしても新潮文庫はオーソドックスで本家本元(格式?)を誇っているようにもみえる??

2010_夏の文庫キャンペーン_3.jpg一方、角川文庫、集英社文庫は、カテゴリーは昨年とほぼ同じだが、選定された作品は結構、ダイナミックに入れ替わっている。角川で3年連続して選ばれた作品は10作品。集英社では5作品くらい。同一作家でみると数はもう少し多くなるが毎年、作品が入れ替わる傾向が強い。

なお、3社ともに選定された作家は以外と少なく、赤川次郎、伊坂幸太郎、石田衣良、恩田陸、角田光代、太宰治、夏目漱石、宮沢賢治、宮部みゆき、柳田邦男の10人となる。

2010_夏の文庫キャンペーン_4.jpgまー、暇つぶしのようなことを書いても詮無い話だが、各社のパンフを見比べていて一つだけ疑問に想ったことは、ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎の作品がなぜ定番的に選定されないのだろうか?ということ。川端康成はまんべんなく選定されている。集英社文庫08年に「話して考えると書いて考える」が唯一選定(08年以降で)されているが、それ以外は皆無??(閑話)



■関連情報
 ▼新潮文庫の100冊(新潮文庫)
 ▼発見!角川文庫(角川文庫)
 ▼世界をめくろう。ナツイチ2010(集英社文庫)



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2010年06月12日

佐伯泰英『密命23巻 仇敵』

12日週末土曜
暦の上で11日は「入梅」だったが
日本南岸に停滞した梅雨前線は北上
せず例年より梅雨入りが遅れている。
おかげさまでじめじめした雨もなく
窓から入る爽やかな風にワーキング
・フリーになった身の開放感を感じ
つつ、さてさてどうしたものかと、
つれづれなるままに日くらしPCに
むかひて心に移りゆくよしなし事を
そこはかとなく書きつくれば、ただ
ただあやしうこそものぐるほしけれ?




閑話1 佐伯泰英 仇敵 密命・決戦前夜(第23巻)


密命第23巻_1.jpg待つこと半年。密命23巻・仇敵が11日に発売された。前回、密命ファンにとっての待ち遠しさを「来た、見た、勝った」がカエサルなら、さしずめ今日の小生は「出た、見た、買った」と例えた。待つ身の半年は長いが、それだけに楽しみも大きい。

この間に、同氏の数ある時代小説シリーズは次々と出版されていて読むにことかかないのだが、小生は密命一筋(最近は待つ間が長過ぎ途中で交替寄合伊那衆異聞を読んでいるが)なのだ。そんなことで、この半年は合間に伊那衆異聞『謁見』を読み、NHKの正月番組で放送された『“職人小説家 〜「陽炎の辻」・佐伯泰英〜』をNHKオンデマンドで再観し、密命23巻の刊行を待ち焦がれていた。

交代寄伊那衆異聞_謁見_1.jpgさて、その密命だが、まだ20頁くらいしか読んでないのだが、さーと見るに、陸奥での修行を終えた清之助と惣三郎+神保桂治郎は、帯の如く迫り来る剣術大試合を前にして「一路、江戸へ」が23巻・仇敵の舞台のようだ。清之助の帰路は優等生らしく武者修行の終わりを報告するのが礼儀と剣の師・米津勘兵衛が眠る鹿島へ。一方、惣三郎と桂次郎は江戸を飛び越し尾張の柳生道場に現れる。

過去の怨念に燃える仇敵を前に惣三郎曰く「虚心坦懐に申す。上覧大試合で再び覇者たらんと考える尾張柳生とこの金杉惣三郎が互いに手助けし合えば、必ずや上様の剣者金杉清之助を倒せると確信致す。怨念を超えてこの一条でわれらが手を結び合えるかどうか、お考え頂きたい」と。

密命も諸国武者修行を通じて成長著しい圧倒的優等生・清之助を前に、父親でもある惣三郎が実息を凌駕し打ち負かす剣士を育てんと神保桂次郎の育成に取り組み始めた頃から少し趣きを異にしてきているが、当代随一の剣客惣三郎をして武士の魂を忘我したような振る舞いをとらせてまでして、はてさて密命はどこへ向うのだろうか。(面白くなってきた)

その先は著者のみぞ知るところ。否、今はまだないのかも知れない。《外は霜夜。森閑として音もない。女の手から針が落ちて糸がしゅるしゅると穴を滑り、筵に落ちた音さえ聞き分けられる静寂を感じ》つつ未明に著者が打つキーボードから宇宙を両断する如くに凡人には予期できない展開を生み出してくれるのであろう。。既に23巻を通り越してその先が心待ちとなる密命ファンの閑話・閑話。




閑話2 スターバックス2話


4月13日の「喫茶店の日」に因んで『高速の店舗拡大進むスタバ』なるエントリーをアップした。ちょうど、3月末に東名ー名神ー淡路高速ー四国自動車道を走った際に立ち寄った高速スタバ店をネタに使用したものだ。それから2ヶ月後の先週末、久しぶりに箱根へ行ってきた。

AsigaraSA_Old_Starbucks_2.jpg日曜夕方の東名帰路は事故も重なりひどい渋滞。御殿場でのって直ぐだが早めのトイレ休憩とばかしに、足柄SAに入るとサービスエリアのリニューアル工事が目に入る。1/3くらいが工事中。ふと気付くと、エコハウス型のスタバがない。ない。高速スタバ1号店として06年10月6日開店以来、東名を走る際は、なにかと利用している小生には少しがっかり。どうもリニューアル工事に関連して撤去されたもよう。

AsigaraSA_New_Starbucks.jpg折角なので既にリニューアルオープンされている向って左端側(4月28日オープン第一期工事分)に入ってみると店内は間取りも広く明るい感じ。そんな店内の端っこにスタバが移転オープンしているのに気がついた。東名の大きなSAではリニューアル工事が目につくがエコ型の個別店舗型は、今後、サービスエリアのリニューアルに伴い一体型に変わって行くことを予兆しているのでしょうか?そんなスタバ新店舗を携帯でスナップ。

Starbucks_Discoveries_1.jpg今年の4月初旬から発売されたスターバックス・ディスカバリーズ。スタバのお店が近くに無い方や仕事が忙しくて出かけられない方にも、本当に美味しいコーヒーを飲んでもらいたい。そんな思いから生まれたのがディスカバリーズとか。そう聞きゃ一通り味合わってみようというもの。好奇心よろしく一通り「出た、見た、買った、飲んでみた」缶コーヒーを買うということはまずないが、これならコンビニで手にとりそうですね。


■関連情報
 ▼足柄SA上り線リニューアル情報(NEXCO中日本)
 ▼スターバックス・ディスカバリーズ(スタバHP)



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2010年05月23日

電子出版元年と丸善新宿店閉店

梅雨??
うってかわり
日曜は早朝から雨模様
たぶん梅雨のはしりなんでしょうね


ところで、一昨日久しぶりに新宿へ行った


所用を済ませた足でメガネドラッグで検眼
瞬間接着剤で固定した壊れたメガネを買替
え喫煙に階段を上がりかけるとなんと書店
丸善新宿エステック店が本日で閉店とある


エッツ?丸善でも閉店?場所的に客足が伸
びないのかな?書店が厳しいことは聞いて
いるがなんで?と一瞬、驚きと疑問が湧く。




■閑話1 丸善新宿店が閉店


丸善新宿店閉店_1.jpgこのお店、よく利用する訳ではないが西口の地下道を歩く時には、かならず立寄ることにしている。いわば、丸善とその前の喫茶ルノアールとメガネドラッグの3点セット利用。買った本をルノアールでさっそく読み込むこともでき、既に10数年、そんなセット利用を続けているのだが、その一角が書店から崩れた。私的には、落ちこぼれるならメガネか喫茶からと思っていたが、大手書店の丸善が一抜けとは。。少し驚きでしたね。


最終閉店日に出くわしたのも何かのご縁?と店内に入り、書棚を奥から一通り眺めながらエントリーでよく取上げる超高層ビルに関した新刊『みんなが知りたい超高層ビルの秘密(SBサイエンス・アイ新書)』をピックアップ。全品50%引きの文房具コーナも見てみたが、既にこれといったものは残ってないので、切れていた消しゴムを補充し、長年利用したお店を後に。。




■閑話2 電子出版元年?


講談社の電子書籍発表と丸善新宿店の閉店
たまたま同一日に重なった二つの出来事は
書店を含む出版文化を根底から覆す新たな
動きの始まりなんでしょうか?


iPad元年_1.jpg一昨日の新聞に「講談社が作家・京極夏彦氏の新刊『死ねばいいのに』をiPadへ配信すると発表した」ニュースが出ていた。書店など死ねばいいのにと言った訳ではなかろうが、偶然にも同日、丸善新宿店が不採算店整理の一環として閉店された。
iPadに続き、グーグルも電子出版システムを発表し、アマゾンも秋には「キンドル日本語版」を発売するもよう。こんな状況をして、今年を「電子出版元年」と言うらしい。


すこし、新聞を追ってみよう

【電子書籍による流通の変化】
 現状:著者→出版社→書店→購読者
  ↓
 極端:著者→出版社→販売サイト(AppStore,Amazon,等)→書店→情報端末→購読者

【書店を含めた出版文化が壊れる】
 出版社:電子書籍の主導権確保(価格決定の主導権)
     著者ーオンライン販売サイトの直接契約を阻止したい(一本釣り警戒)
     自社出版作品の電子図書化の許諾権取得
 書店:衰退の危機感、日本書店商業組合連合会(日書連:5187書店加盟)
    書店の存在を守る商品展開を出版社に望みたい
 著者:電子書籍は取り分が紙(10%)より大きい

【電子書籍市場】
 出版物市場:2兆円
 電子書籍市場:5年後1割の2,000億
        2008年(464億)5倍伸び
        2005年(94億)
        2009年(米国:290億)
 日本市場:86%が携帯向け、330億は漫画


どうなるんでしょね?
身の回りを振返ってみると市民13万位の実家がある田舎には、その昔、商店街が繁栄(繁華街などとも言った)していた。やがて、自動車が圧倒的に普及した時、充分な駐車を確保できない通りの両サイドに並んだ小さな店舗並びの商店街は、外から入ってきたいくつかの大店舗店に完全に取って代わられ、今や往時の面影なく寂れている。

メディアで言えば、音楽・映画・書籍なんだろうが、もともとメディアを再生する装置が必要だった音楽は、レコードがCDに置き換わっただけだが、それでも最近はiTuneで昔の曲を安く購入したりもしてネットのご利益に少し預かり始めた。映画は圧倒的にDVDレンタル鑑賞。観るための2時間が制約拘束されず、気が向いた時に自分で選んで自由に観るのが一番。さて書籍だが、iPadがいいと言っても文庫や新書のような様々な条件下での持運び性は今一。何冊も入っても電池の寿命が釣り合わない。最近は目が疲れる。一方、書店に並ぶ書籍を見ることは一つの楽しみでもあり、それなりの味があり、定点観測していると移ろいなども見えてくる。従って、Amazonも積極利用はしてないし、ましてや電子書籍を今すぐ読みたいとも思わない。

もっとも書籍の提供メディアや流通経路の多様化は、End側の購読者にとっては何の問題もないし、総じて「世は歌につれ歌は世につれ」なんだろうなと思う。問題は著者と読者の間に位置する出版社や書店が、新興のグーグルやアマゾン、アップルなどのネットビジネスモデルを相手にしながら、どう生き残り発展をかけた将来のビジネスモデルを描くかということ。

黒船来襲に出版業界騒然なんて言っているけど、龍馬の時代と違って情報はいやと言うほど入っているのだし、出版全体に占める電子書籍の比率は、当面大きな値を占めるとも思えない。大手アパレルのレナウンが、たかが数十億程度の資金がなくて中国企業傘下に陥ったニュースが今朝の新聞に出ていたが、出版業界には音楽産業の二の舞を演じないよう、日本の活字文化の担い手として官民含めたさすが日本てな取組みを期待したいものだ。まー柄でもない話はこれくらいにするとして、それでも、ひたすら企業戦士を務めてきた団塊おやじとしては、日本の凋落・没落ニュースは聞きたくないのだ。。が。(閑話)



■関連情報
 ▼本と本屋がなくなる日そんなバカな!? (現代ビジネス)
 ▼待つのは音楽産業以上の悲惨な未来か?(DIAMOND online)
 ▼電子書籍は日本で普及するか?(DIAMOND online)
 ▼JB PRESSより3件



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2010年05月15日

大手新聞は週刊誌に学んでは?

週末土曜快晴
窓越しに空を見上げると日に殊更
白く輝く雲がゆるやか流れている

ところで今を時めく話題の主3傑
はというと鳩山首相・沢尻エリカ
・石川遼かもしれない



そんな、おもしろ情報を雑誌から拾い集めてみた




■閑話1 日本三大名所さまざま


家楽手帳_1.jpgこの雑誌『家楽手帳』は、用あって三井住友銀行に出向いた際、待ち合いの机の上に数冊重ねて置いてあったもの。特集記事「日本三大名所散策」から6つの三大名所を拝借。。
日本三景 松島(宮城)天橋立(京都)宮島(広島)
三大桜  三春滝桜(福島)神代桜(山梨)淡墨桜(岐阜)
三名城  名古屋城(愛知)姫路城(兵庫)熊本城(熊本)
三名園  偕楽園(茨城)兼六園(富山)後楽園(東京)
三名瀑  華厳の滝(栃木)袋田の滝(茨城)那智の滝(和歌山)
三古湯  有馬温泉(兵庫)白浜温泉(和歌山)道後温泉(愛媛)

東京を中心に地域別に配置してみると以下となる。
日本各地に点在しているので、全て見ようとすると地域別に複数名所を計画的に組み合わせてアタックしないと日本国内といえど、一生のうちに全て見るのは難しそうですね。

    (宮城県 1 福島県 1 栃木県 1)
            ↑
(山梨県 1) ← (東京都 1) → (茨城県 2)
            ↓
          (愛知県 1) → (岐阜県 1)
            ↓
(富山県 1) ← (京都府 1 兵庫県 2) → (和歌山県 2)
                  ↓
                (広島県 1)__
                  ↓      ↓
                (愛媛県 1)(熊本県 1)



閑話2 iPad旋風


世はiPadに湧いている。

2003年には富士通がiPadなる商標を米国で登録取得し、2004年にSonyは「LIBRIe」を発売し、国内携帯は百花繚乱の様相を呈しているにも係らず、Appleにごっそり情報端末の話題も人気も実用性もシェアーももっていかれそう。LIBRIeがアマゾンの「Kindle」になれなかった理由は、@電子書籍端末より携帯電話文化、A出版業界の違い(新刊が電子書籍化しづらい)とか。。


iPad_3_1.jpg   iPad_2_1.jpg   iPad_1_1.jpg


そのKindleすら呑込みそうなiPadにガラパゴス化と揶揄される日本製品の局所的・高度化の問題を垣間見るよな??




■閑話3 週刊誌が面白い


今週、ひょんなことから週刊誌を3冊(週刊朝日・週刊現代・週間ポスト)手に入れた。昔は国内出張で新幹線に乗ると必ず週間文春を買っていたが、最近は、とんとご無沙汰している。画一的な鳩山・小沢たたきに終始する大手新聞やTV番組の報道に半ば辟易する昨今、さまざまな視点で書かれた週刊誌記事が新鮮で面白かった。


Weekly_Asahi_0521_1.jpg   Weekly_Post_0521_1.jpg   Weekly_Gendai_0522_1.jpg


3誌に登場する今を時めく話題の主3傑は、鳩山首相沢尻エリカ石川遼サマだ。
週刊ポストのエリカ美脚ビジョンはいやいやおやじもウットリでやんす。
続いて2誌に登場する売れっ子は、田原総一郎福田和也

田原氏は、週刊朝日に「ギロン堂」なる小さなコラム欄をもっているが、今週の「気になるマスメディアの談合報道」では、5月4日の鳩山首相沖縄訪問報道をとらえ、どの新聞もなぜこの時期、沖縄訪問かという基本的な問を発せずして、ひたすら鳩山首相をたたく報道姿勢に疑問を呈している。自身の取材をベースにして返す刀で、鳩山首相は「揺れ」てないと断言し、従来の自民党流の交渉に慣れすぎた記者たちが、鳩山流(根回し無しの愚直オープン)を理解できず、たたくことにのみ専念するのはいかがなものか」と苦言を呈している。この人つかみ所がないのだが、いいこと言うね!

人間の器量_1.jpg文芸評論家の福田和也氏は、週刊現代で今回が第94回になるエッセイ「平成フラッシュバック」に登場。一人で連載中かは知らず。一方、週刊朝日では、「こんな時だからこそ耳をかたむけたい言葉がある。日本をあきらめないために読みたい話題の新書の著者が「知の力」について語った(=ニッポンの新正論)」に『人間の器量』をして登場。現代は大人物がいないのではなく、人が人を許容できなくなっている。。と

時節柄、上海万博も2誌が取上げている。週刊朝日の「ドン小西のイケてるファッションチェック」では万博開幕式のジャッキー・チェンのファッションを切って「センスは一夜にしてならず。あか抜けなさがハンパじゃない。悠久の国の急激な変化に、人の内面がついていってない感じだよな。こりゃ経済面でも、この先、まだまだ波乱がありそうで」と毒舌バッサリ! 一方、ポストは「上海万博「日本館」某重大事件」と仰々しいが、読むとさほどでもないような?

久しぶりの週刊誌だが、週刊朝日がなかなかの論調を展開していて面白かった。「暴走検察が残した汚点:小沢一郎「起訴相当」は失敗捜査のとばっちり」「被害者たちが激怒:許されざる検察の怠慢」をして堂々と最高権力の検察を糾すれば、もう一方の権力・鳩山政権に対しても「鳩山官邸はあらかじめ崩壊していた」と切り捨てている。他2誌に比べエンタメ系も少なく昔の朝日ジャーナルのテイストをいくばくか残しているのだろうか?

最後に、週刊ポストの独占スクープなる「大新聞・テレビは大誤報を繰返した:鳩山が握りしめる「普天間県外移設ウルトラC」(秘)計画書を全文公開」」は、事実なのか判断しようがないが、やがて総理試案として「新田原案」や「鹿屋案」が表に出てきた際には、まっこと希代の策士、蔑み誹謗中傷を剛胆に受け流した新宇宙人政治家・鳩山として喝采しようではないか。でてくればだが。




■閑話4 本屋大賞2010 天地明察(冲方丁)


2010年の本屋大賞が決定した。本屋大賞は全国の書店員が「いちばん売りたい本」を投票で選ぶ賞であり、書店員の投票でのみ大賞が決定する開かれた形の新しい文学賞として2004年に誕生し、今年で7回目を迎える。

本屋大賞2010_1.jpg全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本
【 年度 】 【 本屋大賞受賞作品 】
2004年 博士の愛した数式(小川洋子)
2005年 夜のピクニック(恩田陸)
2006年 東京タワー(リリー・フランキー)
2007年 一瞬の風になれ(佐藤多佳子)
2008年 ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)
2009年 告白(港かなえ)
2010年 天地明察(冲方丁)

この本によると、この10年の間、全国で6,403店の書店が閉店したとのこと。出版市場が2兆円割れし、縮小が続く中、書店をとりまく環境は悪化の一途をたどっており、現場の書店員たちの労働条件も良好とは決していえないと。書店の店頭活性化を目指して創設された本屋大賞にエール!! (閑話)



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2009年12月16日

佐伯泰英『密命22巻 再生』

重苦しい雨雲がどこかに消え去り
快晴になった週末土曜の昼下がり
気分すっきりと窓を開け放っても
寒さは感じず逆にぽかぽか暖かい
などと土曜に書き始めたがその後
が続かずアップならずの再トライ




ところで、




■閑話1 出た、見た、買った!! 佐伯泰英『密命22巻 再生』


今週月曜、待ちに待った佐伯泰英氏の時代小説『密命22巻 再生』が発売された。待つこと半年、密命ファンにはたまらない。「来た、見た、勝った」がカエサルなら、さしずめ今週の小生は「出た、見た、買った」かな??

密命22巻_再生_1.jpg私は、ほとんど時代小説を読んでないのですが、何時だったか、新幹線で東京に帰ってくる際、たまたまキオスクで買った『密命13巻 追善』を読んで金杉惣三郎のファンとなり、既刊を一気に遡って読み上げ、密命読本も読み、次の巻が出るのが待ち遠しくなり、指折り数えていると半年ピッチの発刊であることに気付き、そうすると待つ間が長く長く感じられ、それを耐えて読むのがまた楽しくもあり、しかし、長く待つ身に浮気心も出ようもので、『密命、命と密かに誓った』はずが、ついつい同氏の『交代寄合伊那衆異聞』シリーズも平行して読むようになったが、それ以外のシリーズは敢えて読まないことにして、通勤読書で楽しませてもらっている。

それは、周りが消えて、乗り過ごしそうになるほど単純明快に読みふけることができる楽しみである。そんな我等がサラリーマン通勤読書の神様・仏様・佐伯様の時代小説の原点とも言える『密命』シリーズは、1999年に第1巻『密命 見参!寒月霞斬り』が発刊されて今年で10年目になる。売上げはシリーズ累計500万部を突破した。

今年のベストセラー村上春樹氏の「1Q84」2冊の200万部越えは別格としても単行本(フィクション)部門の2位が70万部、『密命』は10年で22巻だから平均2冊/年で50万部の売上げとみれば、毎年ベスト10に入っていてもよい売上数で、しかも全て『書下ろし』というスタイルでの連続10年は、やはり突筆すべき業績ではないかと思う。Wikipediaで『密命」というと佐伯泰英氏の『密命』シリーズを指すようですね。今年1年、大いに楽しませて頂いたことに星屑ブログより感謝申し上げよう。




■閑話2 スタバ Coffee Passport 制覇 !!


先週金曜、久しぶりにスタバで Christmas Blend を100g挽いてもらった。

何時の頃からか、オフィスでのむコーヒーを自販機からスタバで挽いてもらったコーヒーに変えた。そろそろ終わりかなという頃合いになると次の豆を100g 買ってくる。そんなことをしていた頃にスタバの Coffee Journey のお誘いにのってコーヒー豆巡りの旅に出ることにした。

/media/img_20060401T230322093.jpgこの旅に必要な Passport はスタバが出してくれる。通常の出入国と同じようにコーヒー豆を買うといただけるスタンプシールを税関のスタンプ代りにパスポートに貼付けていく。見方によれば、大の大人が子供もすなるスタンプラリーよろしくではある。

スタバHPにはCoffee Journeyについて『地域によって異なる風味をもっと楽しんでいただくため、コーヒー豆ご購入時に、コーヒーで世界を旅する小冊子「コーヒーパスポート」をお渡ししています。産地とコーヒーの特徴が分かりやすく書かれたこの「コーヒーパスポート」にスタンプシールを貼っていきます。お気に入りのコーヒーを見つけたり、探したり。楽しみながらコーヒーの世界を旅してみませんか。』と書いている。


Coffee_Passport_1.jpgCoffee_Passport_5.jpgCoffee_Passport_3.jpgCoffee_Passport_6.jpg


最初は順調に進んでいたが途中で道に迷い、脱線し、ずいぶん寄り道をして、もとにもどるかどうかも怪しくなっていた。そんな足掛け2年近いブランクを経て、ようやくスタバ Coffee Journey のゴールにたどり着いたことになる。。昔、石原慎太郎が「海図よ汝に記せし、わが情熱の航路、悩みの海溝」となにかに書いていたが、そっくり借用して「パスポートよ汝に記せし、わが情熱の航路、悩みの海溝」とでも記しておこうか??

まー、なにはともあれ『スタバ・コーヒー豆 制覇!!』。いきつけO店のバリスタさん Thanks! (閑話)



■関連情報
 ▼スターバックス(公式HP)
 ▼スターバックス・コーヒー豆(同上)
 ▼スターバックス・コーヒーパスポート(同上)
 ▼密命(Wikipedia)



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2009年11月01日

佐伯泰英 『海戦』読んで

今朝のポスト
朝刊を取りに出ると
年賀印刷のしっかりした冊子が
郵便物等に混じって入っていた
秋の紅葉本番を感じる間もなく
正月がスタンバイし始めたよう
で、今更ながら時間の流れの早
さを感じさせられる。。





■閑話1 20年ぶりに娘とゴルフ


実は今日は体のあちこちが少し痛い。

昨日の夕方、ゴルフを始めたいという末娘をともなって近くの打ちっぱなし場へ行った。筆ならぬクラブを置いて20年余りになる。その間、玉を打ったことがなかった。邪魔と判断された物はいつの間にか処分されている習いのわが家であるが、ゴルフ道具も同様にバックや小物は処分され、今はクラブと靴だけが残っている。久しぶりにクラブを取出し短いアイアン2本持っていこうかと思ったが、数本のクラブを入れる細長い袋(何て言ったか?)もなくなっているので、結局、なにも持たず体一つで行ってみた。

比較的空いていて、左右が空いているケージで打ち始めたが、娘の筋は初めてにしてはまーまーではないかと思う(親ばか?)。あれこれ講釈を交えておもしろおかしく楽しい時間を過ごした。最初は、後ろで見ていたが娘も打ち疲れた頃、やはりむずむずするものがあり、やにわに打ってみると結構いい当りがして、一度、体に焼き付けたスイングは以外と忘れていない感じがした。ついつい、頑張って4篭も打ったものだから、今日はあちこち体が悲鳴をあげているしまつ。

これくらいでと思うが、体は正直で齢とともになまって弱くなってきていることが分かる。何を思い立ってゴルフなのかよく聞いてはいないが、かなりその気で始めてみようと考えている娘のお供くらいに、再度、初めてみようかなどと考え始めたところである。




■閑話2 佐伯泰英『交代寄合伊那衆異聞 海戦』を読んで


なぜだろうか、佐伯泰英小説の舞台が重なってくる。

重なるとは自らが何らか主体的に係った場所が小説に登場するという意味だ。
その程度の重なりは珍しくもなく一人勝手に思い込んでいるだけかもしれないが、
しかし、何か見えない不思議な糸で繋がっているかのように舞台が重なってくる。

密命21巻_相克_1.jpg例えば、今年5月の連休に車で山形の山寺を初めて訪ねたが、その直後に刊行された『密命21巻 相剋』では、なんと惣三郎がその山寺に現れた。清之助が初めて姿を現す笹目峠は、村田JCTで分岐し山形北ICで降りる山形自動車道の途中にある長いトンネル当りだろう。当初、みちのく行きの目的地とした山寺と仙台&松島は、渋滞で失った時間により山寺だけになったが、『密命 相剋』では、その二つが惣三郎、清之助が目指した修行の地であり小説の舞台であった。

そして、先頃、読んだ『交代寄合伊那衆異聞 海戦』では浦賀が登場してくる。浦賀は、もうかなり前になるが少し滞在していた場所だ。週末、浦賀泊まりの折は、灯明台近くの海辺を散策し、岩場の上から狭い浦賀水道を行き交う船を眺めたりした記憶がある。黒船ペリー来航の浜や記念館、浦賀奉行所跡などなど久里浜、西浦賀、東浦賀の史跡散策をしながら黒船来航から幕末・開国にいたる疾風怒濤の往事を忍び、夏早朝の久里浜で『開国の 怒濤砕けし 浜静か』などとその気になってもどきをつくってみたりもしたものだった。


佐伯泰英_海戦_1.jpg海戦』は、藤之助、文乃を乗せ下田から江戸に帰還する幕府御用船が浦賀水道に現れ、急遽、浦賀奉行所にたちよる所から話が始まる。この間、長崎海軍伝習所付教授方から講武所軍艦操練所付教授方兼異人応接掛を命じられた藤之助の「江戸を上海のようにしたくない」との想いと交錯しながら、ペリー来航時の浦賀を舞台とした騒ぎが実に巧く書かれている。

その中でも、サスケハナ号に出向き交渉した中島三郎助が印象深い。俳人でもあった三郎助の墓が、確か東浦賀の東福寺(東林寺?)にあったように記憶する。幕府に殉じ五稜郭で親子共々戦死したが、明治に入り招魂碑をもって地元に帰還し、三郎助の専門でもある造船がその地に起きる基礎をなしたことなど、その頃、すこしだけ読んだことがあるような?

ところで、藤之助の先ほどの任務肩書きや長崎での役割には中島三郎助のそれを参考にしたのではないかと思えるところがあるのだが、どうだろうか? 史実をしらべ小説に生かしていく中で、アメリカとの長い外交交渉の始まりを担った中島三郎助を交代寄合衆伊那異聞シリーズの主人公・座光寺藤之助にいくらか投影しているようにも思える。


まー、正しいかどうかよく分からないが、そんなことこんなことを感じ書かせていただけるのも、我等がサラリーマンの神様・書下ろし時代小説の達人・佐伯泰英氏のなせるわざであって、氏の時代小説に楽しく踊っている読者の一人であろう。舞台が重なるなどというのは、好きになった彼女の一挙手一投足が全て愛しくみえてしまうといった昔懐かしい頃の感情と同じようなことかもしれない。佐伯さ〜ん。『密命22巻』待ってますよ!!(佐伯ファンの閑話・閑話)



■関連情報
 ▼浦賀滞在記(1)黒船来航と浦賀(My Blog)
 ▼浦賀滞在記(2)浦賀の歴史(My Blog)
 ▼浦賀滞在記(3)東浦賀史跡散策(My Blog)



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2009年10月18日

読書の秋 新書文庫の様々フェア

今日は最高の秋日和

なんとも気持ちのよい一日だった

くしくも郷里では秋祭りが最終日

数十年を経ても体が覚えた勇壮な太鼓台の音は

秋祭りの頃になると時空を超えて聞こえてくる

最近、俄に元気になってきた同窓会が

秋祭りに合わせて開催されたが行けなかった

学び舎に眉若き頃を共にした同窓の集まりが

懐かしく思える歳になってきたか




ところで、秋と言えば、読書の秋


書店にゆくと、あれこれ工夫をこらした出版社のフェアが目につく

その折に携帯で撮った各社のフェアを女子フィギュア決勝を見ながら整理してみた




■文春文庫創刊35周年 秋の100冊フェア 


文春文庫_秋の100冊フェア_1.jpg

〜 もうひとつの世界へ 秋の100冊特設サイト 〜



■知的生き方文庫25周年フェア 三笠書房


知的生き方文庫25周年フェア_1.jpg

週に一度、本屋さんに行く人は、必ず何かできる人
さ〜て?何ができるかな?

〜 見つけてくださいページがひらく明日の自分 三笠書房 〜



■知的にエロスを愉しむフェア 集英社新書


知的にエロスを愉しむフェア_1.jpg

〜 集英社新書 〜



■光文社新書8周年フェア


光文社新書8周年フェア_1.jpg

〜 知は、現場にある。 光文社新書 〜



■大「佐伯泰英」フェア 光文社文庫


大「佐伯泰英」フェア_1.jpg

〜 光文社 文庫 〜



■時代を創る佐伯泰英の新しい世界 読売新聞(09/10/16)


大「佐伯泰英」フェア_3.jpg大「佐伯泰英」フェア_2.jpg

〜 江戸のヒーロー「今」を斬る 〜



■爽やかに時代を斬る 対談(佐伯泰英VS長井好弘)


上記事と同じ佐伯氏と読売新聞の長井編集委員の対談集(07/2/10)
なぜ文庫書き下ろしの時代小説なのか、なぜ電車で読む小説なのか
佐伯時代小説の真骨頂がよく分かる記事です
↓           
〜 第9回「爽やかに時代を斬る」(21世紀活字文化プロジェクト) 〜



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2009年08月01日

雑誌愛読月間ってなに?

混合う週末帰宅途上の電車内
ふと左上を見上げると可愛い
モデルさんに雑食と書かれた
中吊り広告が目に入ってきた。



2009_雑誌愛読月間_1.jpg




目を引く中吊りだが、一見、何の広告だか分からない。


まず、可愛いモデルさん、次に雑食という文字に目が行く。

雑食』って何のことかな?

モデルさんが手に持つ雑誌の表紙は『ZASSHI』

。。??



   <この間・なぞ解き・頭の体操>



そうか!『雑誌を食べるがごとく、雑誌を読もう』と言いたいのか?


。。と、解釈するには、結局、広告の小さな文字を凝視し『雑誌愛読月間』と
書かれた小さな文字を読み取ることが必要だった。


勿論、小生の一般知識(常識)不足のなせるわざかもしれないが、

さりとて、雑誌となれば、多種多様な人に訴えなければいけないのだろう。


モデルの可愛さをしてまず目を引く広告だが、

訴求したいことについて、少し説明不足だし、飛びすぎているのではないかな??

それとも、これも広告テクニックの一つなのだろうか?



まー、なにはともあれ、



雑誌愛読月間』なるものを認識させていただいた。

昨日のエントリー『Newsweek 映画ザ・ベスト300』なんぞも、これ雑誌ネタの
オンパレード。

日頃、何かと、お世話になっている雑誌さまさま。

この際なので、心ばかしの感謝を込めて、少し整理して紹介させていただこう。。(閑話)


■そもそも雑誌の定義とは?

 ⇒書籍ではありません。
  発売期日が定められていて、号を追って定期的に発行される出版物。
  著作権法上は「編集著作物」として、雑誌の著者は雑誌を発行した出版社
  となる。(はてなキーワード参照)


■雑誌愛読月間とは?

 ⇒「雑誌愛読月間」は、社団法人日本雑誌協会が主催し、毎年、オリジナル
   ポスターの制作・オリジナル図書カードプレゼント等で、雑誌の面白さ
   ・大切さをアピールする「愛読キャンペーン」、期間内に対象雑誌の定
   期購読を申し込むと購読料を1ヶ月分割り引く「定期購読キャンペーン」
   などを実施しているそうだ。
  (雑誌愛読月間ってなに? 雑誌のオンライン書店Fujisan.co.jp参照)


■期間は何時から何時まで?

 ⇒2009年は7月21日から8月20日まで


■ところで広告のモデルさんは誰?

 ⇒今年のイメージキャラクターは佐々木 希(ささき のぞみ)さん。
  (佐々木 希に決定!Fujisan.co.jp 参照)


■歴代のイメージキャラクター

  1999年 優香        2004年 井上和香
  2000年 本上まなみ     2005年 岩佐真悠子
  2001年 釈由美子      2006年 ほしのあき
  2002年 井川遥       2007年 安田美沙子
  2003年 吉岡美穂      2008年 南 明奈


■関連サイト
 ▼社団法人日本雑誌協会
 ▼雑誌のオンライン書店Fujisan.co.jp



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2009年07月25日

一生ぶんの涙がつまった白い本

46年ぶりに巡り来た皆既日食
黒い太陽に沸いた翌日の昼休み
ビル地下の本屋さんで白い本
買った。黄色い帯を巻いた新潮
文庫の並びから飛び出した白地
のポップに書かれた「この白い
本には一生ぶんの涙がつまって
います」に誘われ、手にしたそ
の本は金城一紀の対話編だった。



 金城一紀_対話編_2.jpg




■閑話1 一生ぶんの涙がつまった白い本


一瞬、『白い本』の意味は、貴方の悲しみをこの真っ白な頁に綴れとでも言っているのかと思ったが、そんなはずがありませんよね。気を引く実にうまいキャッチコピーだと感心しつつ、文庫の帯をとってみると、なるほど、白地に作品、作家、出版社の三つが黒字で印刷された何ともシンプルな純白のカバーが現れた。

金城一紀_対話編.jpg対比するものでもないが、昨日が黒で、今日は白。偶然の黒白対比がおもしろおかしく、表紙をめくると、白地に草花が左下に描かれただけの頁が現れた。ウーン、感じのいい装丁だな!と思いつつ、更に次の次の頁の目次を見ると、恋愛小説永遠の円環の3編で構成されていることが分かる。

金城一紀の作品は読んだことがない。金城と聞くと最近だと映画レッドクリフに出演している金城武を思い浮かべる唐変木で、当然、作風も知らない。それでも、この白い本を買う気にした二つ目の偶然は目次の頁数。前二編のスタート頁が7と77、三編目が151。3と7は小生のこだわり数字。ラッキーセブン(7)が三つ(3)も重なっていいー(151)と読める訳ですね。

そして、最後の決め手はカバー裏解説に書かれた一節『本当に愛する人ができたら、絶対にその人の手を離してはいけない。なぜなら、離したとたんに誰よりも遠くへといってしまうからーー。』もう今は昔、そんなこともあったよなと。。

この間、2〜3分。438円を払って即購入。
同じビルのファミマのカフェラテが190円、エクセルシオールがミディアムで360円。一生ぶんの涙がつまった白い本が438円。ずいぶんお得な買い物かな?


そんなことで今週後半は、歳ので固く閉ざし化石化させつつある、そんな世界を味わってみることに。。




閑話2 早朝の九十九里へ


愛犬_3.jpg明け方の海を見たくて3連休最後の日、早朝4時半頃に家を出て九十九里を目指した。子供達が小さい頃は毎年のように行ったものだが、最近はとんとご無沙汰気味。もう10年以上も前になるが、わが家にやってきたミニチュアダックスの愛犬も2、3回一緒に連れて行った折には、波打ち際を嬉々として走り回ったものだった。今回は「いくぞ」と声をかけて助手席にまねくも気怠そうな眠気眼で体をおこそうともしない。(00)

車は、連休・高速割引の影響はなく、中央高速から首都高⇒湾岸⇒京葉道路⇒千葉東金道路と順調に突っ走る。東金ICを降り、少し一般道路を走ると東金九十九里有料道路に入る。この当りの景色は九十九里の海辺に至る広大な水田が広がっていて、根付いたばかしの稲の若々しい緑が一面に広がっていて、昔よく見た懐かしさと目に安らぎを与えてくれる。


千鳥と遊ぶ_1.jpgしばらく走ったPAでトイレ休憩。および高速に出る手前に夫婦と思しき彫塑が建っているので歩み寄ってみると、『讃・千鳥と遊ぶ』と題した高村光太郎と智恵子夫妻の彫塑だった。昭和九年(1934年)の初夏から七ヶ月ほど病む智恵子が療養で過ごした真亀は、この有料道路がちょうどT字に九十九里浜有料道路に交わる辺りか。智恵子を見守る光太郎の思いは『千鳥と遊ぶ智恵子』に語り尽くされているとか。。折角なので何枚かデジカメに彫塑を収め、海辺を目指す。


九十九里浜_1.jpg九十九里浜有料道路にぶつかる手前の九十九里ICを下りずに、そのまま九十九里浜有料道路へ入る。右でも左でもどちらでもよかったが、道なりに左に入り海辺にそって走る。

残念ながら空は厚い雲に覆われ海の色は鈍く重苦しい。風も強く白波が砕けている。それでも日頃見ることのない海は、それはそれで素晴らしい。終点の片貝海水浴場の駐車場に車を止め、カメラバック一つを持って浜辺へ出る。砂浜を緩やかに一直線に波打ち際まで下りてゆき、スリッパ履きの足下を寄せては返す波に濡らし、何年ぶりかで海に触れてみた。(サーファー流行りの時勢に笑われそうだが)


九十九里浜_2.jpgしばらく、探索的に浜辺を歩き回った後、砂浜にほどよい場所を見つけて座りこみ、海の音を聞き、潮風に当たり、胸一杯に海辺の空気を呼吸し、ボケーっと何も考えず、砂浜の黒い一点となって、しばし遠く海を眺めていた。。
やがて、8時も回り人が増え始めたので、準備が整った海の家で朝定食(500円)を食し、人様と逆に9時過ぎには九十九里を後にした。。(閑話)



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2009年07月19日

2009年 文庫夏の100冊

紫陽花の季節が行き
夏がやってくるころ
決まって本屋さんの
文庫本が賑わいだす
黄色や緑の帯を巻い
た文庫の一群は夏の
本屋を彩る花のよう 

今年も夏の文庫特集
がやってきましたね



先週、最寄りの本屋さんで、新潮文庫と角川文庫、集英社の夏の文庫特集のパンフをもらってきました。ブログを書いていると、サイクリックな出来事が「あれっ、これって確か去年の今頃あったよな?」なんて思い出したり、自分アンテナにかかったりするところが、良いところかもしれませんね。文庫特集のエントリーは今年で3年目になります。

去年は、ちょうど福田内閣の組閣の日だったようです。今年は、麻生総理の解散騒動。1年ももたない内閣が毎年、文庫特集に併せて繰返されては、たまったもんじゃないですね。



■09年夏の文庫特集パンフ(新潮文庫・角川文庫・集英社文庫)

2009_新潮文庫の100冊_3.jpg2009_角川文庫夏の100冊.jpg2009_夏の一冊集英社文庫_2.jpg


■08年版

2008新潮社夏の100冊.jpg2008角川文庫夏の100冊.jpg2008集英社夏の100冊.jpg


■07年版

V100_1.jpgp?100_1.jpgWp??_1.jpg



ここで、簡単に3社の今年のパンフを比較してみよう。。


■装丁

パンフの装丁は、3社とも昨年とほぼ同様。。
新潮が黄色、角川が緑、そして、集英社が水色。
イメージキャラクターは、今年も角川は松山ケンイチ。
集英社は、昨年の蒼井優さんから岡田将生 X 山下リオさんに代わっている。
新潮社は、いつものパンダに似たYonda?マスコット人形。


■特集のカテゴリー

新潮文庫:名作/現代小説/海外小説/エッセイ・ノンフィクション(昨年に同じ)
角川文庫:恋する/楽しむ/驚く/考える/ふるえる/見つける/泣く/スペシャルカバー(昨年に同じ)
集英社文庫:恋したい/笑いたい/さわやかになりたい/ゾクゾクしたい/癒されたい/熱くなりたい/学びたい/スペシャルカバー(昨年と変更)
昨年:青春・ユーモアー/スポーツ・アドベンチャー/ファミリー/ミステリー・ホラー/恋愛/いやし/生き方/スペシャル


■昨年との100冊選の違い

新潮文庫:文庫は古典で、厳しい読者の目に永年晒され、掻い潜ってきた「作品=スタンダード」が入るもので、それは作家にとって栄誉だった。という言葉を聞いたことがある。新潮文庫はその意味でのオーソドックスな由緒ある本家筋にあたるのだろう。
四つのカテゴリーに選出された作家は、昨年と比べて大きな違いはなく、同一作品が継続して選ばれているか、もしくは、同等な別作品に差し替わっている傾向が強い。カテゴリー当りの作家の入れ替わりは最大で6〜7人くらいか。エッセイ・ノンフィクションでは1人。

角川文庫:カテゴリーは昨年と同じだが、各カテゴリーともに凡そ半数くらいの作品が差し替わっている。かなりダイナミック。「考える」では昨年の13人16作品のうち今年に残ったのは1作品のみ。

集英社文庫:カテゴリーが少し変っているため比較しにくいが、角川同様にかなり大幅に差し替わっているように見える。


■冒頭のイントロ

新潮文庫:Yonda?

角川文庫:なぜ 泣くんだろう
     なぜ 笑うんだろう
     なぜ 驚くんだろう
     なぜ 怖がるんだろう
     なぜ 知りたいんだろう

     何ひとつ 
     わからないまま

     ぼくは
     旅に出た

     どこへむかうかも
     わからないまま

     答えはまだ
     見つかりません。

集英社文庫:「君はいったい、何者なの?」
     その本は僕に言った。

     どうして、泣くの。
     どうして、笑うの。
     変りたいって、どうしてそんなことを思うの。

     「君はいったい、何者なの?」

     ふと、手にとった一冊なのに。
     コトン。
     私の中の何かが、転がり始めた。

     その行先はまだ分からないけれど。

     「君はいったい、何者なの?」

     その本は、新しい自分の、はじまり。


どことなく似ていますね。。


先ほど、読売夕刊を読んでいるとラウンジってコラムに「ミステリーを3000冊読破」した元検事総長の松尾邦弘さんの紹介記事がでていた。学生時代にのめり込み、捜査の一線にいて多忙を極めた時期も読み続けたそうだ。今、66歳だそうなので仮に20歳から読み始めたとして47年間。そうすると1年当り約64冊。1週間弱で1冊のペースとなる。

立派だ。同時にすさまじい自己統制力だと思う。ぐーたらおやじには、いまさら爪の垢を煎じて飲んでも効き目がないな。まー、気侭に行こう、気侭に。。(閑話)



■各社のサイト(詳細参照)
 ▼はじまり、ナツイチ 夏の一冊 集英社文庫(Web集英社文庫)
 ▼発見。角川文庫 夏の100冊(角川文庫)
 ▼新潮文庫の100冊 2009(新潮文庫)
  

■関連情報(My Blog)
 ▼2008年 各社夏の文庫特集
 ▼私のいちばん 講談社文庫100冊
 ▼発見。夏の100冊角川文庫
 ▼2007 新潮文庫の100冊



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2009年07月05日

佐伯泰英『密命21巻 相剋』

激痛の淵より帰還
5年前の教訓生かせず
忙中不摂生に痛風炸裂
ところで痛風は英語でgoutというらしい
さしずめ痛風病み上がりのエントリー書きは
ghost writerならぬgout writerとでも言えようか?
しかし、gout, ghost, ghoul 似たような英単語は
いずれもろくなものがない薄気味悪いものばかりだ
こんなのに取り付かれるのはまっぴらご免でやんす !
gout⇒ go out⇒ get out 変調変格活用?でおさらばだ ??



2009_何の花?_1.jpg



ところで、


いつも楽しく読んでいる佐伯泰英氏の時代小説『密命』だが、痛みで歩行がままならぬ療養中に『21巻 相剋』を読み終えた。

密命21巻_相克_1.jpg20巻で佐渡から江戸への帰途についた清之助は、上州片品村で進路を転じ陸奥仙台を目指していた。片品村→会津檜枝岐村→尾平→館岩村→田島村→下郷村→本郷村→会津若松→喜多方→米沢→山形を経て21巻で登場するのが笹谷峠である。5月連休に走った山形自動車道に同名の長いトンネルがあるがその当りだろう。

笹谷峠での一件を片付けた清之助は、更に伊達藩仙台城下を目指し→川崎宿→芭蕉の辻→呉服問屋石橋屋→青葉城→(紫陽花寺)→塩竈→松島→瑞巌寺→寒風沢と武者修行の旅を進めている。仙台城下での仮の住まいは呉服問屋石橋屋が紹介した紫陽花寺。この寺から城下にある新陰流永井藩道場や願立流道場等に出向き剣修行に打ち込む。

一方、清之助が陸奥に転じたのと前後して惣三郎と神保桂次郎も江戸を後にして海沿いの磐城・相馬街道を経て仙台城下に入る。訪れた道場で清之助が城下に入っている事を聞き、急遽、仙台城下での最後の修行を変更し、清之助とすれ違うように山形の立石寺に転じている。また、江戸では清之助の帰りを待つしのの気苦労を案じた二人の娘がしのと三人で菊屋敷に出向き静養する。

こんな舞台背景のもと、清之助と桂次郎を中心にした剣修行が展開されるのだが、読んでみて、これまでの密命と比べてどうも盛り上がりに欠ける感じがする。


惣三郎が主人公として登場した密命前半は、将軍跡目相続に敗北した尾張徳川が画策する吉宗暗殺に対峙し密命を演じる惣三郎がいた。暗殺側も特徴のある悪者ぶりで時には惣三郎も深手を負って命を落としかけるほどの手強さを有していた。そして惣三郎をとりまく江戸市井の登場人物も惣三郎家族も実に機微に富んだ役割を演じていて、命をかけた勝負一筋の惣三郎を何とも言えないいい感じで包んでいた。時には惣三郎に想いをよせる鉄火なお杏の立て膝博打に女盛りの色香を漂わせる艶な場面もあった。真剣勝負の緊迫感に家族と市井の人情味。。小生は密命のそんなことこんなこと全てに惹かれるのである。


密命21巻_相克_4.jpg話を戻そう。21巻はそれが少し希薄になっているのではなだろうか?時代小説の大御所に対してど素人がいささか不謹慎きわまりないが、惣三郎が一線を退き息子清之助の武者修行に主題が移り、しかもそのゴールを吉宗天覧試合に収束させた段階で、もはや前半の興趣溢れた密命たるものは消失し、更に強い強いの清之助に対していささか無理筋の桂次郎育成をぶつけるしかない展開は、密命としてかなり厳しい感じがする。そんな中で21巻は吉宗天覧試合への単なるつなぎでしかないようにも思えるが??

密命は惣三郎一代で終結させておいた方がよかったのではないか?如何に書下ろしの佐伯泰英をしても多作過ぎるのではないか?そのため少し練りが不足し始めているのではないか?そんな感じがしたので、密命全巻のページ数(=行数)を数えてみた。結果は明らかに初期に比べていろいろなシリーズを同時並行的に多作しはじめた移ろいに合わせて減少している。ページ数の減少が多作に起因するだけでなく更に中身の希薄化に繋がらないことを願う密命ファンの戯言である。


われらがサラリーマンの時代小説の神様は、きっとその向こうに夢中になって目くるめく密命のエンディングをファンに用意してくれているのだろう。22巻は半年先の年末発刊だ。楽しみに心待ちしよう。。(閑話)


■関連情報
 ▼密命21巻・相剋と山寺の謎(My Blog)
 ▼佐伯泰英『密命20巻 雪中行』(My Blog)



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