2010年12月12日

Blue sky here today

天候で書き始めることが多い最近のエントリー
天候は比較的短い期間の天気の総合的状態で
もう一つの天工は大自然の働きにして天のしわざとか

その点
異郷の天は天工をして天候を様々に転向して見せてくれる


と言うことで


今週月曜は束の間のBlue Sky

Blue_Sky_1_2S.jpg


こんなに澄んだ青空はこちらに来てはじめてかもしれない
雨が降ったわけでもないのに一晩であの大気汚染色が一掃
ほんとにどこへ吹っ飛んでいったんでしょうね??


Blue_Sky_6FS.jpgBlue_Sky_4FS.jpgBlue_Sky_5FS.jpg



〜〜〜〜

そして、今日月曜
青空などとのんきなことを言っていたら初雪が。。
いよいよ済南も本格的な冬に突入したもよう

1st_Snow_1FS.jpg


デジカメ撮る間に手がこごえて赤くなった
太もものあたりもズボンとの間が冷たく感じる
ももひきに耳あて要るよ!もあながち冗談でもなさそう
こりゃけっこう寒そうだ。。(閑話)




〜〜〜〜

そして、今日火曜
宿舎前の池が一面凍り、つららの木も出現
なんともはや、やる気の一気果敢な寒さの進撃かな

1st_Ice_1FS.jpg


嬉々として写真を撮る小生を見て
掃除のおばちゃんがそんな薄着だめよと
大声で注意してくれた(危機管理しなさいよとね)
まるで子どもが叱られているごとし。
谢谢!


1st_Ice_3FS.jpg1st_Ice_2FS.jpg1st_Snow_2FS.jpg




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2010年12月05日

机上に咲く金子みすゞの詩一篇

今週火曜の朝
キャンパスの視界はなはだ悪し。
風もなく大気の汚れとは異なる。
どこか高原の林にでも迷い込ん
だかと錯覚しそうな朝霧が出現。
90日間ではじめて出会った現象
大気が乾燥した平地になぜなぜ
と思いつつデジカメを一枚。まー
オヤッ!は色々と多いほど良い。


Morning mist_2FS.jpg



ところで



■閑話1 Santa Claus in Jinan


Xmas_2FS.jpg今や冬の風物詩ともいえるNYのクリスマスツリー・ライトアップのニュースが1日のAFPBBNewsに。東京でも意匠をこらしたツリーが出始めている頃か。こちらはどうなんだろう?市街地のKFCやマックはいつ入っても空席がないほど人気で盛況。大きなウォールマートも健在。市街地の近代化からすれば広場に大きなツリーがたってもおかしくない感もするが。。まだよく状況が分からない。そんな中、土曜の午後たちよった珈琲店では従業員がサンタの帽子をかぶりお店も飾りつけをしてクリスマスモードを演出。このお店、珈琲店を名乗っているが洋風レストランの趣が強く値段もそれなりに高価。タバコが吸えて・珈琲が飲めて・ネットが使えて・バックにピアノの生演奏が流れて・体にフィットしない二回りほど大きなソファーにテーブル・出の時間を催促されることも無く・パソコンでも本でもおしゃべりでも時の過ぎ行くままに(この点は悠々)。だいぶ見慣れてきて異を感じなくなってきた街のたたずまいの中で、オヤッ!と入り口のサンタにぞ驚かされるもまた面白し。まだまだ数少ない洋を売りにするお店に限られるのかもしれない??(←修正 ↓追加)

C.Tree_2FS.jpgC.Tree_1FS.jpgC.Tree_3FS.jpg
省体育中心的圣诞树


■閑話2 桃屋の花らっきょう


Momoya no rakkyo_1FS.jpg日本より冬物衣類を詰めた第二弾到着。着古したものを選んで送ってもらった。そでを通すと洗剤のほのかな香りがなんとも気持ちが良い。食べ物は切りがないので「送らなくていいが、らっきょうとつけものと梅干入るなら入れといて」と書いていたら本当に送ってきた。まずは謝謝!しかし、ものぐさおやじは自炊するつもりがないのでどうやって食べる?Oh no! 新たな難問発生?これだけのためにぱらぱらの米饭(小さなビニール袋に太目のおわん一杯分1元)を買ってくる気もしないし???さすれば、らっきょうとつけものは時におやつがわりに、梅干は口直しかな? かくしてものぐさおやじの懊悩(Oh no!)はつきず!



■閑話3 机上に咲く金子みすゞの詩一篇 小鳥と鈴とわたし


お世辞にもきれいとはいえない古びた語学教室の机。よく見ると中国語、英語、韓国語そして日本語とさまざまな言語の落書きがびっしり書き記されている。落書きの多い机は両脇後半分と最後尾数列全体。当然と言えば当然か。前に進んで座る生徒は学習意欲が旺盛で授業内容も進度にもしっかりキャッチアップしていて授業中に落書きするような子は少ない。

積年の落書きはお互いの重なりを避けあいながら言語の種類・文字の大小・多少さまざまな取り合わせで見事なまでに調和し机上が一つのアート作品かと見まがうものまで見られる。そんな落書きの中に小さな文字で5、6行書かれた日本語の落書きに目が留まった。詩のようなものが書かれている。読んでみると実にすばらしい。誰がいつどんな想いでこれを書いたのか?自作?テキストの写し?おそらく女学生だろう?

私が両手を広げても、お空はちっとも飛べないが、 
飛べる小鳥は私のように、地べたを速くは走れない。
私が体を揺すっても、きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、たくさんな歌は知らないよ。
鈴と小鳥とそれから私、みんな違ってみんないい。

最後の一行がことさらすばらしい。自作ならこの子は天才だ。とまーそんなことを思いつつ、後でネットをググってみると童謡詩人・金子みすゞに行きついた。この歳まで日本人やっていて知らなかったんです。落書きに教えられた金子みすゞ。さっそく知ったかぶりして使用。生年1903年がライト兄弟の初飛行に同じを付け加えて。まさに厚顔無知(無恥)とは己かな。なれど、触れれば響く感受性は枯れてないよと厚顔無恥をさらに一枚上塗りしておこう。

IMG_0599_1FS.jpgそれにしても心を打つ言葉の力はすばらしい。習い始めた不自由な言葉でかかれた詩に共鳴するその心もまた美しい。とりまく諸々の環境の違いに関係なく人の素の心に感じるものは共通なんですね。みすゞ記念館HPを読ませていただくと、例の大地震によって心に痛手をおった小学生の心のケアにみすゞ詩集・中国版が使われているとか。もうすっかりこの広大な大地の国にも根をはっているのでしょうか?中国のとある都市の大学の机の落書きもまたその一枝かもしれませんね。金子みすゞの清らかな詩情が一滴また一滴、静かにこの大地に染み渡り、明日の時代を担う若者の心の滋養になってほしいものです。。(閑話)


■関連情報
 ▼金子みすゞ記念館(公式HP)



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2010年11月30日

当てが外れた山東省美術館

11月も最終日
早いもので済南暮らしも3ヶ月になる。
緑があふれていたキャンパスも木々
が葉を散らしすっかり冬モードに変化。


IMG_0560_1FS.jpgIMG_0556_1F.jpgIMG_0559_1FS.jpg


■閑話1 祝ぴかぴか(新しい)結婚2周年


20100913_11_1FS.jpg昨年の今頃は長男の結婚式でハワイにいた。陽光ふりそそぐハワイと比べて今年の冬は趣を大きく異とする。そんな中、思いついたが吉日とばかしに結婚1周年のお祝いメールを早めに送ったところ、「おとうさん、結婚2周年目ですよ」と返事がきた。ナニ?ナニ??2周年???「籍を入れたのが2年前、結婚式が1年前。結婚式が印象的だったので皆な1周年と勘違いしているんですよ。。」とケアまでつけてくれている。ぼけ?No!いいかげん?No!アバウト?Yesかも?いいかげんとアバウトは違うからね。今日出るのかな? Have a nice trip!

もう一つ結婚の話。こちらに来てはじめて結婚の披露宴に行ってきた。新婦は同じ事務所の先生。2週間前に故郷で結婚式を。今日はこちらで学校関係者や友人、知人を招いての披露宴。どんな服装で行くのか予め確認すると普段着でよいと。ならば一番気軽な背広にタイしていったが、これが新郎を除くと一人で少し浮いていた。テーブルがどうなっているかも興味深かったが、8人がけの丸いテーブルが収まった個室に参加者がそれぞれ別れて座り歓談飲食することに。途中、新郎新婦があいさつに来た以外は部屋間の行き来もなく、それよりなにより1時間もしないうちに学校からバスできた参加者は午後の授業のために引き返すと言う。さすが中華料理といったものが次々出てきたが、ゆっくり食べる間もなくもと来たバスに乗って引き返すことに。どうしてそんな慌しいことをするのか?と聞いてみると休日を披露宴でつぶすよりは短くても平日の昼休みを利用するほうが好まれるとか。なんともあっさりしていて少し拍子抜けしたが、それが披露と祝福の形としてマッチしていると言うのだから考え方は現実的。新郎新婦はどの国も同じで実ににこにこ晴れやかで喜びに満ちていた。congratulation!



■閑話2 山東省美術館へ


IMG_0528_1F.jpg済南市と美術館でググルと山東省美術館がトップに出てくるので、リンクをたどってみるが地理案内程度の情報しかない。常設の展示品など分かれば行く行かないの判断になるのだが、これでまだ見ぬ何かを期待するなら行くしかない。ということで土曜午後、市街地へ出た足で予め確認しておいた地図に従い歩く・歩くを実行。ほぼ想定どおりの距離・時間でこれと思しき塀囲いに行き着く。やっているのかやっていないのかよく分からない。人も皆無。チケット売り場も見当たらないので、門の脇の狭く開いた入り口から中へ。入って右奥の建物がそれと思しいが、どうもウン?と言う感じ。省というので県美術館程度を想定していたら大違い。外観は失礼ながら古くて小さく期待を抱かさない。それでも何か貴重物があるのではと玄関を入ると入り口脇で4人の男性がカードに熱中していて見向きもしない。華々しく花が並べられていて個展が開かれているだけ。常設物もなければ2階も1階の半分もクローズ。ギャッ!やられた!しまった!は先に立たず。しかたないので個展を見てささと出ることに。見事なまでの肩透かし。完全に期待が外れてしまった。古代でも現代でもよい、これが中国(済南)というものを見ておきたいのだが、これでは予めの事前確認が欠かせそうにない。

済南老街巷_2S.jpgすっかりあてが外れた後はこの際なのでウォーキング。経十路まで北進すると道路を隔てて左向こう側に行けば千佛山公園、右向こう側が泉城公園。小生は右に折れて経十路沿いを省体育館に向け歩く・歩く。そこに日本食レストランがあるので3ヶ月無事経過のご褒美とばかりにたらふく食ってやろうと歩く。たどり着いて店に入るとこれがなんと準備中。開店は5時20分と来た。まだ1時間半近くあるではないか。どこまでもどじで間抜けな1日になるのか。こんちくしょーなので体育館を越した先にある英雄山文化市場まで足を伸ばして時間をつぶすことに。骨董品の露天販売のようなものを眺めながら、ふと目に入った書籍『済南老街巷』を購入。近代化にそって消え行く古い街のたたずまいを古い写真や古書資料など交えて網羅的に考察記述しているような。今日の収穫かな?

IMG_7505_2FS.jpgそうもするうちに5時近くになってきたので市場出口近くで1枚10元で売っていた音楽のコピーCDを若いお姉さんに「最新のヒット曲特集があれば1枚選んで」と言ってなんだかよく分からない1枚を購入し、いざいざ日本料理屋へ。一番乗りかと思ったが既に何組も入っている。あれこれ選ぶのが面倒なのでお特用200元食べ飲み放題にして、握り鮨と刺身とえび、あわびなど中心にビール1本、熱燗3合ほど飲む。郷に入っては郷に従えでうまいうまいと食べるのが(コツ=骨=ホネ:どちらも真)。文句を言えばきりがない。日ごろの難儀な食事に比べれば上々。たまには苦労をかけている胃を労ってやらないことには。どじな1日の最後だけ少し「我がを得たり」かな???(閑話)



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2010年11月22日

白い太陽と飲料水と紹興酒

前略



■閑話1 白い太陽


White_Sun_1FS.jpg風が吹く毎に寒さが増してくるような気がする。と同時に、この風はとんでもない大気の汚れを運んでくる。昨日と打って変わり今日は大気が泥色に汚れて遠くがかすんで見える。普通の姿勢で水平線が見える位置から頭を起こしながら真上まで連続で遠く空を見つめてゆくと、水平線の辺りが一番汚れていて真上に向けて汚れの度合いが減少してくる。当然と言えば当然だが、雲もなく青空でよいはずが、大気汚染色とでも呼ぼうかそんな汚れ色をしている。仰角60度くらいで頭を30度くらい左に振ると、そこには太陽が弱弱しく輝いている。直視できる太陽とはこれいかに?太陽光のフィルタリング遮光がそこまで強い大気の汚れということか?汚れた大気を透かして太陽の中心部だけがかろうじて白く弱弱しく輝いている。なんだか『白い太陽』と呼びたくなる光景である。

ここに来て2ヵ月半になるが、この国の大気汚染はおそらく解決することがない悠久の課題なんだろうと思えてくる。街が近代化され高層ビル化しても、石炭を燃やす煙など対処できたとしても、広大な国土に広がる西の砂漠、荒涼化が進む高原地域や広大な農地などから巻き上がる砂塵・埃などを減らすことは不可能ではと?「自然が生み出す汚染はいかんともしがたい。自然に抗って勝てるわけがない」ととっくの昔に悟っていて、この自然を悠々と受容し伴に生きているのではないだろうか?そうでなきゃ、おいおい何とかしてくれよこの部屋の埃。掃いても掃いても部屋の埃は尽きることがない。どこからこの埃が出てくるのかと推察するにやはり空気しか考えられない。気流が静かな部屋では空気に混じった埃が静かに刻一刻沈下して床に溜まるのだろう。受容は無意識化が一番楽だが、たとえば砂漠の民族衣装(ブブー?)のように悠久の時の流れと伴に生み出した何か生活の知恵があると思うのだが?にわか外来者には埃が見えてもまだそこが見えない。時として見惚れる大きな真赤な夕日もあれば、弱弱しい白い太陽もありで実に多様な側面を併せ持つ。。



■閑話2 飲料水


飲用水_18L.jpg今朝起きると飲料水が切れていた。部屋には勿論水道が備わっているが、飲料には適さないらしく写真の温水と冷水が利用できる給水装置(正確には?)に18Lの飲料水ボトルを逆さまに取り付けて飲用します。このボトルの水が切れていたのですね。買出しは距離的に一番近い学食の地下スーパーへ。中身の飲料水が5元でボトル代が5元。あわせて10元払うとボトルを返却した際に5元キャッシュバックされる券を手渡されます。

ところで、この飲料水代は東京の水道代と比べて高いのか低いのか?疑問が湧いたので、生活知恵袋の水道代計算方法を参照してみると、ケースによって異なるが1Lが0.1円台になっている。一方、ボトルは5元/18L(75円:以下1元=15円とする)だから2.34円/L。600mLのミネラルウオーター1元(25円/L)と比較すれば格安だが、日本の水道水に比べて18倍の高さとなる。一方、2Lのペプシコーラが9元でL当り4.5元(67.5円)、上述したミネラルウオーターともに大よそ日本の価格の1/4だから、日本の水道水がいかに清潔でその上安いかというこにもなる。

そんなことしながら、ついでにと「○国の水道水事情」でググッた記事に衝撃情報が。飲んではまずいことは10年前の初めての上海出張で即下痢をおこしたことで周知だし、当然気もつけてもいるが、ここまで書かれると食器を水道水で洗っていることが気になりだした。健康だけが資本のばかおやじには何はともあれ君子危うきに近寄らずを実践しないことには。。ということで即軌道修正。

ちなみに、大きなやかんに水道水を一杯入れて煮沸する状況と放置した後を観察してみると、沸騰前の湯面には白い幕のようなものが浮き上がってきて、沸騰しはじめると再度、湯の中に混じって見えなくなります。少し時間が経って冷たくなったお湯を捨てたやかんの底と内面には、おーNo!おびただしい白い粉が沈積していました。この上に細菌がどうのこうのと言われると、口周りにはもう使う気がしないですね。

洗濯物はこれまで黄ばんだりすることもなく真っ白に仕上がっていたのが一昨日、突如、黄ばんだので再度、洗濯しなおしてみても変わらなかった。こちらもやはり影響があるのかな。。まーこちらは体に直接的でないのでさておいても、口まわりの飲料水だけは気をつけないと。軟水の国から来た軟弱なやつになってはたまりませんからね。



■閑話3 紹興酒(老酒)

很少・孔子林?
IMG_0517_2.jpg一昨晩、近くのレストランで学生5人と食事をした。大皿にもった料理を5皿にビール4本、しめて100元弱(1元13円として1300円弱)ほんとに安い。東京で帰りに若い子と二人で飲んでも5000円を下ることはなかったな。。そんなことで、さまざまに食事をしても東京ほど財布の中身が痛むことが無いのが大助かりである。最初のうちは日本語で話そうと努力するが、徐々に場が進んでくるともうおかまいなしの中国語。皆な19歳〜20歳だから年齢差はトリプル。おやじだからいやということもなく実に楽しくその場を過ごす。なんだか楽しそうな会話を見聞きしながら飲むお酒もまた格別である。

ところで、お酒だが寒くなってきたので熱燗ならぬ熱い紹興酒を飲みたいのだが、この地の料理屋には紹興酒をおいてないようだ。あるのは白酒。不思議なので、お酒も売っている行きつけのスーパー(雑貨屋さん)の親父さんに尋ねてみた。この親父さん一見するととても怖い顔つきをしているが、話すと面白い親父さんで、店に入ると「ハーロー」と言いながら出てきて次に「泰山に登れ、登ったか?日本の富士山と同じだぞ」と毎回南の空を指差して繰り返す。余り聞き取れないのだが一生懸命話を聞いて意味不通会話を重ねていると、いつの間にか俺とお前は朋友ということになった。。話がそれた。その紹興酒だが親父さん曰く「お店に入荷できない」という。流通の問題なのか制度の問題なのかそこまでは分からなかったが、輸出して国内に流通しないというのもおかしいしね。これももう少し聞いてみるが、要は「風吹いて 熱燗恋し 冬来る」なのである。。(閑話)



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2010年11月15日

泉城広場の歴史人物長廊

立冬を過ぎた12日朝、恐ろしく空が汚れ風強し。
昨日までの青空やいずこ?



■閑話1 冬は猛烈な大気汚染とともに


20101114_1.jpg空一面がよどんだ土黄色。一晩で様相を変える様がすごい。こんなに汚い大気は我が人生で初めてか。止めた車のガラスは中が見えないほどに埃が堆積している。黄砂などと日本で騒ぐがこうして見ると可愛いもので目の前の現実は聞きしに勝る。地元ニュースによれば空気汚染指数は320重度汚染。原因は西のモンゴル一帯で発生した冷たい風が運んで来る砂埃に更に強風が各地で巻き上げた埃が混じったものとか。さすがのネイティブにもマスクの着用が目立つ。。そんなことで、一日の最高気温もこの風と伴に5度くらい低下し木々の葉は一晩で吹き飛んだ。済南もいよいよ冬入りもよう。。



■閑話2 ふと自分に回帰


そんな週末土曜の午後、買い物がてらに散策をかねて市街地へ。混み合う人ごみの中をなんだか懸命に歩いている自分に、ふと自分の足に自分の重みを感じながらいつものようにゆったりペースで歩ける自分を感じた。これこれ、これだよ、これ!そうでなくとも元来が落ち着きのない小生のこととて、これまではどこか一種の興奮状態or緊張状態だったのかもしれない。不思議なもので周囲もよく見えてくる。いわゆる地に足がつかない状況を脱皮し普段の自然体を取り戻した瞬間のような気がした。大気の汚染重くともわが気軽やかに晴天なり。



■閑話3 泉城広場の歴史人物長廊


広場と言うのはどうも退屈で余り行ったことがないのだが、丁度、その広場の下に中高級品を揃えたお店がたくさん入っていると聞いていたので、暮れるに早い冬の日、時間も余りないので一石二鳥を狙って市の中心にある泉城広場へ足を運んでみた。行きがけで広場の西側から入ると、そこが歴史人物長廊になっている。言い方を変えるなら広場の西端に歴史人物長廊があるとも言える。そして、湾曲した長廊が抱え込むように、その前に大きな噴水がある。運よく噴水が舞っていて多くの人だかりができていたが、見るならネオンが彩る夏の夜などがいいのかもしれない。


SINAN_QUANCHENG_PARK_6.jpg  SINAN_QUANCHENG_PARK_4.jpg  SINAN_QUANCHENG_PARK_5.jpg


さて、どう見るかだが、全体の構成を知るには俯瞰が一番。どこか上から眺めることができる高い場所がないかと見回すが、この公園はどこまでもフラットに東西に長い。あがれる場所は歴史人物長廊の上階くらい。高くは無いが、それでもなんとか見渡すことができた。広場を取り囲む高層ビルに済南が山東省の省都であることが見て取れる。黄河河口に位置する済南は黄河の豊富な水が湧き出る街で、その湧き出す泉が市のシンボルでもあり、よく知られた黒虎泉や趵突泉など隣接する形で広場が作られている。いわば、広場は市のシンボルであり、市民の憩いの場であり、観光スポットでもあるのだろう。


SINAN_QUANCHENG_PARK_11.jpgSINAN_QUANCHENG_PARK_7.jpgSINAN_QUANCHENG_PARK_12.jpg



しばし公園のつくりを見た後、1階の歴史人物長廊へ


SINAN_QUANCHENG_PARK_1.jpgこの長廊には、齊魯の文化と黄河流域の文化を代表する12人の歴史的人物が、はるか遠くて深い齊魯の文化の淵源とその流れを辿れるようにと歴史の順に並べられている。ブロンズの彫塑は台座を入れると高さが3m近い大きなもので見物人が手で触れる辺りがピカピカ金色に輝いている。12人は、数十人の齊魯の有名人の中から選ばれた思想家、政治家、教育家、軍事家、文学者、書家、農学家などでこの国の歴史文化に対して多大な功績と重要な役割を果たした以下の人物からなっている。

  大舜 BC20世紀頃に活躍した夏の有名な君主、治水で世に名を知られる。
  管仲 齊の明相、齊の桓公を春秋5覇の首とすべく補佐した。(←?です)
  孔丘(孔子) 有名な思想家、文学歴史学者、教育家、学校教育の創始者で万世の師。
  孙武(孫子) 戦国時代の有名な軍事家、著書に《孫子兵法》あり。
  墨翟(墨子) 春秋時代の墨家(思想)創始者。
  孟軻(孟子) 孔子後の儒家思想の代表的人物で、儒家思想の実践者。
  诸葛亮(諸葛孔明) 三国時代(蜀)の有名な軍事の策略家、劉備を補佐した。
  王羲之 晋の有名な書家、後世に"本の聖人"と称せられる。
  贾思勰 宋の有名な農学家、著書に《齊民要術》あり。
  李清照 宋の有名な女性の詩人。
  戚継光 明の名将で倭寇に抵抗して反撃を加えた民族的英雄。
  蒲松齢 清の文学者、古代の有名な小説《聊齋志異》の作者。

SINAN_QUANCHENG_PARK_8.jpgSINAN_QUANCHENG_PARK_9.jpgSINAN_QUANCHENG_PARK_13.jpgSINAN_QUANCHENG_PARK_10.jpgSINAN_QUANCHENG_PARK_14.jpg


SINAN_QUANCHENG_PARK_3.jpgまた、回廊の南北の両端と支柱の基部には一般によく知られた14の歴史的物語(东方曙光、舜耕历山、伯禽治鲁、太公封齐、管仲霸齐、晏婴谏君、孔子讲学、子贡货殖、孙子兵法、稷下争鸣、孟子游说、鲁班学艺、扁鹊行医、邹衍辩论)で構成される『聖人の史跡図』なるレリーフが飾られている。ただ、どうなんだろう、基本的な配置の問題かもしれない。彫塑に気がとられてレリーフの存在に気が付かない人がほとんどの感じがした。


いつものように駆け足見学


台座の説明に1箇所だけJapanが登場するものがあった。回廊自体が新しくてこの国の遠大な歴史に相応しているとは言えないが、山東省・済南になじみの深い歴史的人物を入り口にして、せめて滞在期間中くらいは少しこの地の歴史を旅する(かなり?)のもよいかもしれない。。(閑話)



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2010年11月08日

国連の「豊かさ指数」日本11位

秋と言うには遅すぎて冬本番にはまだ遠い
そんな狭間の穏やかな秋日和のキャンパス
をいつもと少し趣の違う風に落ち葉が舞い
駆け抜けて行く。風とともに冬たちにけり
かな?

Autum_in_Campus_1S.jpg



■閑話1 中国の入冬時間分布図


中国入冬時間分布図_1.jpgそんなことで、
ネットで中国の立冬の状況を少しググッてみると左の図がみつかった。広い国土の地理的条件を踏まえた大よその冬到来状況がなるほどほど。北京や唐山は真冬モードとメールが来てもそう遠く離れてもないここは暖かいけどね?と地理感のなさゆえの半信半疑が少し解決されるような気がする。いずれにしてもこの国は縦にも横にも長く広い。



20100913_161_2S.jpgCampus_in_Autum 003S.jpgCampus_in_Autum 4S.jpg
宿舎前の木々の色合いの変化(9月→11月)



■閑話2 冬ならぬ2ヶ月たって。。使えるモノ使えないモノ


今に思えばの話。出張では数え切れないほどここには来ていたが長期滞在は始めて。その上に足を痛めて準備がままならず直前に少しあたふたとしたせい?もあったか?あれこれと日常生活に必要なものをリスティングして準備して持ってきたものの中で目下一番役立つ愛いなモノ、逆に役立たない当て外れなモノあれこれ。。

【役立っているモノ】
 1.携帯パソコン(Panasonic LeT's note)
 2.髭剃りと替刃(Sick Quatoroと替刃)
 3.髭トリマー(Panasonic ER2403P)
 4.整髪用ワックス(GATSBY MOVING RUBBER Grunge Mat)
 5.電子辞書(CASIO EX-Word XD-A7300)
 6.デジカメ(CANON IXY)
 7.ディーバッグ付きキャリングケース(Eagle Creek)
 8.メール(Gmail)
 9.カード(三井住友銀聨カード)
 10.デジタル雑誌(Fujisan.co.jpデジタル雑誌)

【役立ってないモノ/不要なモノ】
 1.赴任前中国語特訓集中講座
 2.電圧変換機
 3.電源コネクターセット
 4.いい背広にいいワイシャツ&ネクタイ


こんな感じかな?役に立つものNo.1はやはりパソコンとインターネット。仕事面でのさまざまなデータにネットを通じた広範なコミュニケーション。時空を隔てた共存環境は東京の自宅に居るのと一見変わりがないような錯覚すら感じさせることも。さまざまなデータの蓄積はお金に換算できない私なりの価値の蓄積。髪・髭は直毛にして剛毛。癖のないのがクセモノで整髪では手に負えない代物。なんとかワックスで調教しているが、こちらではワックスなど男性用整髪材をほとんど見かけない。80g入り1個で2ヶ月。現在3個あるので半年先まで確保。そうそう、そんなことで実はドライヤーが整髪で一番活躍しているのだが、あえて入れなかったのは海外用ドライヤーを買って持ってくる必要がなかったから。現地の電圧に応じた安いものが一杯売られています。ましてや常用のドライヤーに電圧変換機を噛まして持っていこうなんてやめた方が良い。もっとも発熱機器用の電圧変換機を探すところで重くて高価に直面し海外向けドライヤーを買おうに考え直すと思いますが。

次は電子辞書。独りで出かける時は必需品。日常の単純な目的指向の会話なら単語一つで用をなすことがたいてい可能です。要は相手に考えさせてこちらの必要とする答えを見つけさせればよいのであって、そのキーワードを瞬間的に探し出すのに電子辞書は必携。今のところ拒否されたり嫌な顔をされたりましてや文句を言われたことはなく目的を達してはいる。が、やはりすらすらになりたいもんだ。請うご期待1年後。デジカメもあらゆる記録をとるために必携必需品。一眼レフと普通のデジカメを持ってきたが、もっぱらIXYを利用。一眼レフは持ち運びが面倒だし、これみよがしに目立つ持ち運びはこの環境ではできるだけ避けたほうが良いように思う。ほんとに必要とするときのみ利用で十分。

メールはGmailとMobilmeとOutlookの三つを使っているがMobilemeは遅くて使えない。デジタル雑誌はNewsweekやF1速報に週間ダイアモンドなどの特集号を購読しているが海外滞在者向けには大変フィッタブルな提供方法だと思う。三井住友の銀聨カードは余り使わないことにしているが国内の預金口座に直結しているので安心と金銭的ゆとり感を持つことが出来る。そうそうEagle Creakの機内持ち込み可能サイズの3way用途なキャリングバッグも当たっていた。着脱可能なディーバッグをもっぱら利用しているが本当は本体側をバックパックにしてこちらの国内を歩き回りたいのだが、はてさてその時間がどこまで作り出すことができるか今後のお楽しみ課題である。

逆に使えなかったものNo.1は、にわか勉強の中国語特訓講座。成果が0と言うわけでもないし自己啓発投資だからよいのだが、それにしてもこちらにくると如何に高価な投資であったかと悔やまれる。その金があれば同じ学習でも他の事でもかなり買い手市場な無茶ができたな〜といささか後悔の念あり。
。。。と言うことで、結論を言えば長男の指摘「出来る限り持って行かない。現地調達が原則でしょう」が的を得ていました。



■閑話3 国連の「国の豊かさ指数」日本は11位 世界一はノルウェー



HDI総合順位はノルウェーが世界一で日本はドイツにつぐ11位となっている。ここで、Newsweek誌が先の9月1日号で発表した「成長力&幸福度世界国別ランキング100」に従って「人口の多い国編」でフィルターをかけてみると日本はアメリカ、ドイツに次いで堂々の3位となる。更に遊びでNewsweekと国連のランキングを「人口の多い国編」でフィルターして単純に二つの平均ランキングを見てみると日本は米国についで2位となる。ドイツには僅差(0.5)上回る。よその国のジャーナリズムや国連様がそう評価してくれるのだから立派なものじゃないか。もっともっと地震(ちがう自信)を持って、遅きに失したとはいえ今からでも20年30年先の栄えある国家基盤を再構築してほしいものだ。幹朽ちて枝栄える日本では困るのですよ。。(閑話)

【国連HDIトップ20】               【Newsweek幸福度トップ10】   【二つの平均】
  (総合)    (人口の多い国編)    (総合)    (人口の多い国編) (同多い国編)
1位 ノルウェー     1位 米国     1位 フィンランド  1位 日本    1位 米国    
2位 オーストラリア   2位 ドイツ    2位 スイス     2位 アメリカ   2位 日本 
3位 米国        3位 日本      3位 スェーデン   3位 ドイツ   3位 ドイツ
4位 アイルランド    4位 フランス   4位 オーストラリア 4位 イギリス 4位 フランス
5位 リヒテンシュタイン 5位 イタリア   5位 ルクセンブルク 5位 フランス 5位 イギリス
7位 オランダ      6位 イギリス   6位 ノルウエイ    6位 イタリア 6位 イタリア
8位 カナダ                    7位 カナダ     7位 メキシコ 
9位 スェーデン                  8位 オランダ    8位 ブラジル
10位 ドイツ                    9位 日本      9位 ロシア 
11位 日本                     10位 デンマーク   10位 トルコ
12位 韓国
13位 スイス
14位 フランス
15位 イスラエル
16位 フィンランド
17位 アイスランド
18位 ベルギー
19位 デンマーク
20位 スペイン


■関連情報
 ▼ 「人間開発」とは(国連開発計画・東京事務所)
 ▼Human Development Reports(HDR)(UNDP)
 ▼成長力&幸福度世界ランキング100(My Blog)
 ▼立冬の日の愛煙奇縁(My Blog)



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2010年10月31日

愛唄 × 君に読む物語 =?

10月31日月末日曜
ここ済南は続く秋晴れに恵まれ
寒さもなく是快適的週末日和也
いまさらだが時の流れは早い
この歳で夢中に駆けた2ヶ月
おかげさまで若い学生に囲まれ
何だか若返ったような気がする
腹回りが合わなくなって履かな
くなったジーンズを10数年ぶり
に履いてみたり昔昔の学生の
頃の様な格好をしたり、おやじの
奇妙な歳錯誤が進行中かな?


IMG_0406_2S.jpg


ところで


先日、ネットでロイターだかダイアモンド
オンラインのニュースを読んでいて迷い込ん
だ先に『愛唄』ミリオンダウンロード達成
の記事を目にした。ずいぶん前の話の
ようだが『愛唄』ってどんな唄?
疑問が湧いた。我不知道。

なんたって『唄』って聞いて出るのは『舟歌』
加藤登紀子の「黒の舟歌」に八代亜紀の「舟歌」

おまえとおれとの間にはふかくて暗い河
があるそれでもやっぱり逢いたくて
エンヤコラ今夜も舟を出す

お酒はぬるめの燗がいい肴はあぶった
イカでいい女は無口なひとがいい
灯りはぼんやり灯りゃいい。。
いいね!実にいい!

そこで愛唄を調べてみた
「歳をとって声が枯れてきたらずっと手を握るよ」
オーくさすぎておやじは赤面しそうでやんす
でもそういえるのも若者の特権

ところで先日、こちらに持ってきた
DVD映画の中からなにげなく
『君に読む物語』を観たのだが
いやー女房殿よ!この老男性のように
ここまで優しくできるだろうかと
少しまじめに考えたよ?

先週会った中国在の同年代の方は
奥様と毎日メール交換しているとか
少し熱すぎでは?にお宅は冷えすぎではと?
夫婦もいろいろあってよいものだが
似た者夫婦とはよく言ったもので
まー、うちは黙ってだから
そこのところよろしく??

ましてや
「愛してるだなんてクサいけどね
この言葉以外に伝えることが出来ない」
なんて口が裂けても言えそうもないね
とてもとても

ただ無言が語るそういうものもあるんだよ
長年の夫婦にはね。。ほんと?だよね?
狗也不吃的话。。悪しからず

(閑話駄話)


■関連情報
 ▼君に読む物語(YAHOO映画)



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2010年10月25日

千客万来・不意の客

ここに来て一月半が経過した。
日ごとに東京が遠ざかるよな。
甲州街道の木々は黄葉したか?
我家の愛犬テリーも元気かな?
今年の冬が十五年目だからね
ただ、猛暑にフローリングの上
で腹を上にして寝入る姿を見る
におそらく長生きすると思うよ。
主なしとてEasy Goingを忘るな
かな?

愛犬_5_1S.jpg



ところで、




■閑話1 季節・気候


Campus_in_Autum 004_1S.jpg「今はもう秋」のはずだが木々が顕著に色を変えているわけでもなく、長く続く快適な秋日和に季節の移ろいを見落としてしましそう。季節の移ろいは日本のほうがデリケートに感じることができるかもしれない。もっとも良く見ると夏来た頃の木々の緑がやや黄色に色づいているし、枯れたポプラの葉が散ってもいる。新しい環境に普段の感覚が少し狂っているのかも??

ただ昨夕、突如吹き荒れた強風を境に冷え込むようになってきた。今、部屋の窓を開けているが、あきらかに昨日までとは違う冷え込みを感じる。夜の暗闇を吹き荒れる風に大きな木々が波打ち枝や葉が音を立てる様に、ちと日本とは違うなという感じを受けたが。。済南は緯度で見ると東京の少し北くらいに位置するのだが、はてさて大陸の冬の寒さってどんなものなんでしょうね。



■閑話2 英語を話す学生たち

山東省民芸品
IMG_0342_1S.jpgところで小生は初めてネイティブに見間違えられた。(エッ?嘘でしょう?あり得ないあり得ない。)しかし、その中国人姉妹の姉が混み合うバスの中で小生を中国人の年配と見て大学生の妹さんに席を譲らせたとか。お礼をTankyouと言ったものだから驚いたそうで、横に立った妹さんが英語でそのことから始まってあれこれとバスの終点までずーと話しかけられた。きっかけが作り話とは思えないしさりとてネイティブに見えることもないと思うが??

この女学生もそうだが結構、英語を話す若者(or学生)が多いように感じる。人見知りとか遠慮とか関係ない風でいきなり友人に話しかけるかのように我が意一直線が多いのだが、嫌な感じはなく一生懸命がほほえましくついついおやじもお人よしに相手をすることに。学園でハローと聞こえるとたいてい女学生の呼びかけ(男子は少ない)で何事かと一瞬思うが、それが仮に唯のものめづらしであっても応えてあげるのがforeigner teacherの価値の一つと楽しんでいる。

ただ、これが度を越す場合もあって小生の部屋に二晩続けて訪ねてきて中国の古い話を英語に翻訳して教えるから逆に日本語を教えて欲しいと熱心に頑張った学生がいた。聞くと新入生でなるほど中国語の書籍をその場で翻訳していくのだからかなり勉強していることが分かる。まだあどけなさが残るがその押しの強さは生半可でない。いささか閉口するが、さすがにこれまでのように「うるせー駄目だ」とは言えないので話をじっくり聞き、その意図大いに良しと褒めながらも論理的に理由を並べて納得してもらった。

disappointmentかと尋ねると意気消沈して大いにと言うので名詞を渡して話をしたい時はいつでも電話するようにと言って引き取ってもらった。こういう子は放っておいても自分の意思で伸びていくのだろう。近頃の日本にこんな子いるだろうか?



■閑話3 不意の客


IMG_0345_1S.jpg先週木曜の午後。授業を終え部屋に帰ってくると上海から電話が。。北京から上海に向かった飛行機が青島上空過ぎたあたりでエンジンに不調を来たし最寄の済南空港に緊急着陸したと。その便に前の会社の社員(小生も知っている)が乗っていて、航空会社の代便手配つかない事態に困っていると。金曜は午前中2講義あり、まだ準備が必要な新米には木曜午後は重要な時間帯だが、そうと聞けば放っておくことはできない。一肌脱ぐことに。ホテル予約・面会・夕食までつきあって少し気持ちを落ち着けて翌日元きた北京へ引き返してもらった。小生もこちらにきて1ヵ月半近く日本人に会っていないので、久しぶりに深い意味合いを十分に共有しあった上での会話ができた。何が起きるか分からない世とは言え、こんなことで済南在がお役にたつとは。。。もう一つ不意の客のはなし

昨日昼前。部屋をノックする音が聞こえる。誰だ?開けると管理人さんと学校事務の人とおまわりさん二人が立っているではないか。一瞬ギクッ!何事?部屋を見たいと言うので中に入ってもらい、何が目的かと尋ねると貴方と話をしたいと言う。エー、ナンダ?おいおい勘弁してよだが丁重な話を聞いてみると仕事内容といつ来たかの本人確認のよう。外国専家書を提示して確認が終わるとすぐに帰って行った。後で管理人さんに何事だと聞くと本人と安全確保の確認なので心配いらないと笑っている。所轄部署による居留許可の身元確認があっても不思議ではないし、むしろ当然といえなくもない。ただ別段あやしいいことをしてなくても不意にドアの前にたたれるとこれだけは国の内外問わず思わずギクッっとしますね。。(閑話・閑話)




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2010年10月18日

珈琲とSAMSUNG Anycall

日本から初の小荷物が着いた。
『どこかに故郷の香りを載せて入る列車の懐かしさ』
もう50年?も前に井沢八郎が歌った『ああ上野駅』
の冒頭の歌詞だが、少し引用改竄させていただくなら
『どこかに家庭の温もり載せて着いた荷物の有難さ』
かな?

考えてみるとこの一ヶ月日本人に一人も会っていない。
日増しに秋が深まる中、少々、感傷的でホームシック
気味では?のご心配を頂くが小生には無用不用不要。
松柏は寒きに盛んとか。文字通りますを二つ続けて書
くほどに益々もって元気。まー2ndStageともなれば怖い
モノなんぞ何もなし。唯我独尊・我道行男でね、好きな
ようにやりたいものだ。。




■閑話1 届いた小荷物


IMG_0362_1S.jpg8日送り出しの16日着。郵便局が1週間から10日所要するといったとおり8日で到着。渡航前に予め必要なものを送ることができずとりあえず夏物だけを持ってきたものだから秋冬物が一切なし。送料も馬鹿にならないからそちらで買っては?も分からないではないが、意外と衣服は他のものに比べ高いような気がする。また気に入ったものにも余り出会わない。まー着慣れたものが一番良いので無理を願った。

着いたダンボールを見ると止めたテープは剥がされ?上部は裂けて中身が見えている。税関のチェックなのか運送途上なのか定かでないが梱包は二重にして以後気をつけるようにGmail。朝夕少し冷え始めた折、これでようやく落ち着ける。衣服の間に入れてもらった珈琲、整髪材、目薬、なども量少ないがありがたい。謝謝!


済南点描 038_1S.jpg済南点描 034_1S.jpg済南点描 039_1S.jpg
秋の日のキャンパスにて
アート部門新入生の作品


■閑話2 珈琲店と挽いた珈琲


IMG_0374_2S.jpgこちらにきて1ヶ月。済南市街へはこれまで5回ほど行ったが、マックやKFCはあってもスタバは見かけない。もともとお茶の国だが上海などは珈琲店が数千件もあると聞く。スタバも結構多い。しかし、ここ済南では他の珈琲チェーン店も含めてまるで見かけない。ふと一息入れる珈琲店があるといいのだが。また部屋で飲む挽いた珈琲も見つからない。ウォールマートの様な大きなスーパーでも粉の珈琲は置いているが挽いた珈琲が見つからない?日本から持ってきたモカが切れたので買い足したいのだが、いずれも回答が見つけれないでいた。

そんな中、英雄山近くの本屋街に行った際、近くの通りに上島珈琲を見つけたので即入ってみた。済南で利用する初めての珈琲店だ。窓側はオープン席だが内側は個室モード。窓側席の長いすはぶらんこのように吊られていて前後に揺ることができる。靴を脱ぎ、先ほど買った本をめくり、タバコをふかし、珈琲を飲みながら一時間ほどくつろぐ。。
済南点描 015_1S.jpg済南点描 017_1S.jpg済南点描 018_1S.jpg

次に見つけたのが常用バス終点の交差点反対側にある两岸咖啡店。上島より高級感があってゆったりしたつくりにピアノの生演奏が流れていて、窓側に座れば交差点を行き交う車や人の流れを見下ろすことができる。店員さんもよく教育されていて明るく礼儀正しい。バスの終点・乗り換え地点にあるので今後利用が増えそう。いいところを見つけた。

IMG_0372_1S.jpg一方、部屋で飲む珈琲はしかたなくマキシムを買って飲んでいたが、届いた荷物にKEY珈琲の真空パック詰めが3個入っていた。量を確保できる大きな袋入りを頼んだが、ぎゅう詰めでは真空パックのように硬くてコンパクトなものしか遅れないか。なにはともあれ謝謝!早速、キリマンを飲んでみた。。



■閑話3 日本人と韓国人どちらが好き


てなことで、毎日慌しく過ぎていくが、日常会話はできない中国語と英語と日本語。どこへ行くにも学生が進んでサポートしてくれるが、少し慣れてきたのでできるだけ独りですることにした。街に出れば95%は中国語、残りは英語。大きなお店はもとより通りすがりの人でも結構英語が話せる人が多いように思う。しかし、英語並に日本語を話す人にはまだお目にかかったことがない。

外交官が見た対日感_1S.jpg大半が中国語だから困るかというとこれが実に楽しい。たいていお前は何人だと聞かれるので『リーベン』だと答えて、この(最中)に嫌な顔をした人は一人もいない。この地は少なくとも昔にそれなりのことがあった地で対日感情がどうかと少し危惧もしていたが全く関係ないといった感じ。ましてや現下の(ニュース状況)がどこに存在しているのか全く見えない。金曜にのったタクシーの運転手は次のサムソンのことがあったので「ここでは日本人は嫌われているのではないか?韓国人と比べてどうか?」と尋ねると「日本人はOKだが韓国人は駄目だ」と言う。一つ一つ発音を示して繰り返せという面白い運転手だったが、一般市民の日常における感情なんてそんなものではないかと思えるほど人の良い人が多いようだが。。(もう少し深いところが見えるようになると違った面が見えてくるのかもしれないが??)



■閑話4 SAMSUNG Anycall


早くもプリンターのインクが切れた。補充の購入に市内のメインストリート泉城路に出かけたが、泉城路に面する大きな家電屋にはサプライ品はどこも置いてなくて、少し離れた科技市場(日本で言う秋葉原か?)へ行って買ってくれときた。郷に入れば郷に従えでやむえないのだが、この間、立ち寄ったいずれのお店にも1F入り口脇の最も人目につきよい場所に韓国のサムソンのコーナーがど〜とあって、写真のような『SAMSUNG Anycall』がいやでも目に入ってくる。
済南点描 053_1S.jpg済南点描 054_1S.jpg

もう10年位前、初めて上海に出張した際、南京東路が西路に変わる交差点脇のデパートの屋上に大きなSUMUSONの看板を見て驚いたことを覚えている。SONYでなくて分けのわからぬSAMSUNGなのかと。当時、日本企業の大きな看板は外灘の向こう側の高層ビルなどにたくさん見かけた。中でもNECは東路が外灘近くになるとビルに隠れることなく通り沿いにずーと見える実に良い場所に輝いていたが、今ではなくなっている。市街風紀整備の一環か?外灘の向こう岸側の広告看板は相当整理されたようだが、交差点脇のSAMSUNGの大看板は今や勝ち誇ったかのごとく昼夜分かたず目立っている。

韓国大企業の躍進、日本企業の停滞は言われて久しく、専門家による分析や日本企業への提言など数多いが、このような発展途上国市場へのブランド浸透策とAnycallのようなCS施策こそが世界で販売を伸ばす韓国企業の隠れたエンジンかもしれない?技術・品質の優れた誰もが欲しがる日本ブランドなら必ず売れると勘違いした思い上がりを日本に習った韓国に掬われているのではないか?ぐーたらおやじとしてはPanasonicやSONYに頑張ってほしいのだが本当に目立たないね。済南のタクシーの運転手だって韓国なんて大嫌いと言っているよ。しかし、遠くの何とかより近くの何とか。身近でサービスをきめ細かくしてくれれば、そちらを買うよね。過剰な機能・高い価格・お高くとまったブランド気位、そんな日本企業病は捨てて、発展途上国勝負にはもう一度『原点の商い』を思い出す必要があるのではないか?とふと愚愚考。。

前提条件なしで、ぽっと来てぽっと見た直感のようなものって、意外と当たっていることもあるんですよね。あーここでも上海同様にやられていると。元気出して頑張ってほしいな。。(閑話・閑話)


■関連情報 ▼学ぶべき経営のお手本はすぐ隣の国にある  素直に謙虚に学ぶことの大切さを再確認せよ(Diamond online)




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2010年10月10日

見たかったF1鈴鹿を走る可夢偉

秋晴れが続くこちら済南
週末3連休に心身が癒される。
ところで、待望のF1鈴鹿が始まり
ましたね。去年は日を越した土曜
の1時頃に東京を出て小さな愛車
IQを駆って一人鈴鹿まで走ってい
った。今年も馳せ参じようと心に決
めていたのだが、残念無念也。
時には耳を劈くF1のメカニカルな
轟音に心行くまで体を委ねたいも
のだが今年は不如意。腕一本で
世界に勝負する不敵な日本の若者
可夢偉の走りを見たかったのだが。
頑張れ可夢偉!何もかも自信喪
失気味な最近の日本に渇を入れ
てくれ。。期待しているよ!




ところで、




■閑話1 理发店で散髪・8元(120円)


IMG_0214_1.jpgこちらに来て早くも1ヶ月が過ぎた。
日常に接したり自分でやることは、頻度は別としてそれなりに体験したように思うが、一つ残っていたのが散髪。来る直前に短めに切ってこようかと考えたが時間がなくそのままで来たので大よそ2ヶ月近くなる。長く伸びた髪を切りたいと思っても、要の得ない理发店に入っていく勇気?がなく又、思うに任せないカットをされても困るし、どうしたものかとしばらく躊躇する日が続いていたが、今日の午後思い切って行ってきた。

大学の前の商店街(日本のイメージとは相当異なる)をゆっくりぐるーと回って店定め。選定条件は理屈抜きの清潔感。日本で言えば女性・若者向けの小奇麗なカット屋(なんて言うんでしたっけ?)さんそのもの。客は女学生ばかしなので大丈夫かと聞くと入ってこちらに座れという。みんな20そこそこの若者がカットしていて服装や髪型などそれなりに垢抜けしている。ボスと思わしき麗しい女性が出てきて挨拶してくれたので、間違ってもらっては困ると紙を借りてカットの要領を細かく筆談説明。分け目は左。耳ぎりぎり。短く切るな。刈上げない。裾はそろえず滑らかに。髪をすく。。ひとつひとつOKOKを確認した後、案内に従いカット用に椅子に座った。

手順は、@洗髪(洗髪用長椅子に仰向けに座りシャンプー&洗髪)⇒Aカット⇒Bうなじ辺りの髭剃り⇒C首周りなどの髪のキレッ端を除去⇒D再度洗髪⇒Eドライヤー乾燥して整髪⇒F確認して終わり。時間にして30分位だろうか。小生を担当した豆豆(トウトウ)君のはさみ裁きは軽やかで、最初は警戒心もあったが途中でいつものように目を瞑りお任せ。出来具合は悪くはない。帰ってよく見ると部分的にここはもう少しこうしてほしいの感残る点もあるが満足。これで8元(120円)は驚きの超破格値。日本では駅前の980円カットを利用していたが洗髪・髭剃り付きで120円(980円カットの8分の1)には恐れ入る。

これなら、むしろ月に2、3回顔を出して馴染みになって細かな点を把握してもらえれば、黙って座るだけで980円カットをはるかに上回る散髪をGetできるかもしれない。。。これで懸念していた散髪も無事解決

IMG_0241_2.jpgIMG_0239_1.jpgIMG_0234_1.jpg
新旧同居



■閑話2 安いものついでに単4乾電池4個セットが1元(15円)


先日、髭トリマーの電池が切れたので近くの雑貨屋で単4電池(4個組み)を購入した。エッ!1元(15円)?ほんと?驚きの値段だ。現在のレートなら13円位。

IMG_0259_2.jpgこちらに来る際、SANYOの充電式乾電池eneloop(4,000円位したような?)を買って持ってきたが、仮に4,000円として1元15円換算で単4が1,066個(=(4000/15)*4)も買えることになる。あー無用なものを高く買ってわざわざ持ってきたものだと後悔しそうになったが、、まてまてと。そこでeneloopの説明書を見ると、eneloopは充電して約1,500回繰り返し使えるらしく、充電の手間を厭わなければ、長期的には費用面でもエコ面でも軍パイが上がるのかもしれない。さすが日本・さすがSANYO、結構いいもの作っているんだよね。(もっとも何種類もの機器に同時並行的に個数を多く必要とする場合、使い捨ての場合は比較が成立しないと思うが)

だからと言って、このeneloopを今居るこちらの周辺で受け入れられるかというと、そんな世界ではない。先行投資的な4000円など買う/買える人はほんのわずかじゃないのかな?同じ機能をなす本質のところに使いもしない高度な付加機能や付加価値など付けてもまだまだ不要。単刀直入に用を成す安いもの。なんだか日本の携帯が中国市場で全敗全撤退したことも分かるような気がしないでもない。日本にいても一昔前よく言われたビデオデッキなどの多機能と操作の難しさと結局使われないことと。。不用不要の徒労積み上げ。。途上国市場を相手にCSを勘違いしていると薄型TVなどのように韓国に足元を掬われることが続くのでは??(ものしらずのたわごとあしからず)

ついでにネットをググってみると、日本では楽天などで4本組み単4電池が96円(税込み100円)で売っているのが見つかった。しかし、これでも6倍強の価格。超割安価格だが直輸入して結構利ざやを稼いでいるのかもしれないですね?100円ライターも1元(15円)だから、こちらの市場で1元で買える様なモノは日本で100円なのかな??




■閑話3 2010年F1鈴鹿は可夢偉に期待


こう書きながら、そろそろ予選の終わった頃とネットで結果を見てみると、『鈴鹿は大雨・予選中止と』。去年はほんとに天候に恵またが、今年はF1ファン泣かせの無常な雨のようですね。可夢偉の走りを期待した多くのファンもすこしがっかりか。公式発表では明日の午前中に予選を行うことになったそうですね。小生は見たくても見えないので、昨年頂いたDVD『Happy 21st Birthday F1 JAPANESE GRAND PRIX SUZUKA 1987-2006』を見て、遠く済南の地からいい決勝と可夢偉の健闘を祈ります。。(閑話・閑話)


【関連情報】
 ▼F1日本グランプリ鈴鹿観戦記(My Blog)
 ▼F1シンガポールGP観戦記(My Blog)



■後話
 

可夢偉7位。終盤ヘアピンでの数度のオーバーテイク。さぞかし鈴鹿は沸いたことでしょうね。かなうならいたかった。。それにしてもたいしたものだ。単なる感じだが今一番早く走れるドライバーは可夢偉かもしれない。トップ5の速い車に乗せれば毎回ぶっちりぎりの1位とね。。やがてそれが名前のとおり現実になる(可夢=Dream come true)であろうことを証明した2010鈴鹿だったのではないでしょうか。




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